第19話 依頼完了

 蓮「さてと、クッキーと、、飲み物は何がいい?」


 アリス「どんなのがありますか?」


 蓮「紅茶とかジュースとかあるけど、カフェオレ試してみる?」


 アリス「どのような感じでしょうか?」


 蓮「トーマスさんとこでコーヒー出したけどあれのミルク多めかな。クッキーなら合うとおもうけど。ミルクティーとかでもいいけどね」


 アリス「でしたらおすすめの方でおねがいしますね」


 エマ「わたしもです」


 蓮「了解。今日は暑いし冷たいのにしとくな。で、家庭用タイプね。家でまた別の紹介するから、はい。基本はこれで、甘くしたきゃ砂糖いれてもいいし、ミルクを多くしてもいいよ。」


「「おいしーー」」



 蓮「お口にあってないよりだな!でもあんまりゆっくりしてられないからなー。ちょっと休んだら申し訳ないけどすぐに移動な」


「「はい」」


 美味しそうには食べてるけど、どこか暗いな。


 アリス「その、このまちがこんなに荒れてたのは正直かなりショックでした」


 蓮「もっと押さえるとこは押さえてそうなのにな。」


 アリス「その、父は魔の森と言う場所にいまして、何年も前から被害が押さえられなくなって、封じるのに街道封鎖の陣頭指揮をとられてて、ギリギリで氾濫が起こる前に撤退に成功はしたのですが、それでこのまちはお祖父様に代官を任せてたのですが、体調不良で、おじさま父の弟ですが代わりになさってたので、、お祖父様はその死病のようで、今はほとんど動けない状態でして、、そんなことがあってまだ父の治世は行き届いてない見たいです。ようやくメイン道路の方々には受け入れられてきた形ですね。」


 蓮「あーで、強化おの支援だったりとか役所があんな感じなのね。まぁ清掃依頼のついでにゴミ清掃もするか。どうせ、いちゃもんつけてくるだろうしな。エマ、悪いけど、レオンさんに掃除に協力しますって伝えといて!でエマの好きなラム君の分体でコラム君。この子も話せるから連絡はこれでするから、今回は役所だけだけど、恐らくどっかで冒険者ギルドと、弟さんもいずれぶつかると思うけど、とりあえず放置で。と言うか、俺とアリスがあったときって、弟さん関係だったりしないか?」


 アリス「あ、はい。東の領地に移っていただいたので、その関係ですね。」


 んーそうなってくるとあのテンプレも暗殺がらみかもなー。


 ラム「てんぷらあやしー」

 ガウ「がうがう」


 アリス「てんぷら、、ですか?」


 まてまて、折れ口に出してないし添付れだよ!


 蓮「まぁとにかく、今日は役所だけにしとこう。で、その死病と言うのも一度見させても頼ないかな。できればの話だけどね」


 エマ「では私は一度屋敷にいってきます」


 蓮「あっ、アリスご家族は?」


 アリス「母と兄がいます」


 蓮「なら、よかったらティータイムのときにどうぞといっといて。そのうち売り出しますとも」


 エマ「かしこまりました!」


 エマさんは駆けていった。

 いや、走る必要はないんだけどな。


 アリス「宣伝がとてもお上手ですよね」


 蓮「まぁたまたま影響力がありそうな人達にあえてるだけだ。あのおじいさんは、結構有力者じゃないかなって睨んでる。し、トーマスさんもこっちの意図を理解してくれると思うな。と、じゃあいくか」


 アリス「はい!案内いたします」


 領主の娘さんを案内役にさせる俺はなかなかだよな。


 アリス「着きましたがひどい臭いですね」


 蓮「風の膜を顔の回りに展開するといいよ。」


 アリス「えっとどのようにですか?」


 蓮「手からしか出せないのか?」


 アリス「はい」


 蓮「なら教えちぁる。魔力を感じてると思うが、全身に広げてみて。、、偏りがあるけどまあ今はそれでいいよ。で、顔の回りから出す。手でやってるのを顔でやるだけ。今広げたのをもっと広げる感じ、そうそう。あとは臭いだけ通さない、、、臭いが粒見たおなのだと想像して、目には見えないけど、小さな粒がある。それを風の魔法で防ぐ、、いいね!ほんとは病気の菌とかも防ぎたいけど、最初は難しいから、このマスクをつけて。」


 アリス「できました!!病気の菌ですか?」


 蓮「そうそう。この世界も俺のいたとことにてるから魔法以外はあんまり変わらないのね。で、病気ってのは目には見えない、、こともないけど、悪さをするちっさいいきものだとおもって。それが身体にはいると病気になる。もちろん、身体も闘ってはくれるけど、お年寄りや子供、あとは栄養が足りてないと負けやすいんだ。なのでマスクつけて」


 アリス「蓮さんはいいのですか?」


 蓮「俺はイメージがしっかりとできるから防げる。まあ焦らずに今は臭いができただけで十分だよ」


 アリス「分かりました。あっ依頼は四ヶ所ですが、ここの4つのことなので、で、ここがごみ捨て場なのでここが終われば完了ですね」


 蓮「了解!、、、詰まってるじゃんか。まあ、こんなのも基本魔法の応用でなんとでもなるし、アイテムボックスでもいいな。まあいいや。まずは、、、これもイメージが大切なんだけど、風の幕でまたおおって、なるべく広い範囲ね、出なかのゴミを燃やす。囲うなが狭いとうまく燃えないから小分けにしてもいいから。で、この煙があんまりよくなさそうなので、浄化して、きれいにさせたら、煙を外に出す。で灰は汚れと認識すればクリーンで消えると。理屈はわからんけどできたからできるからって感じかな。あとは、まず魔法で洗ってもいいけど、、、クリーンのが楽かな。はい終了!!」


 アリス「何でそんなに色々とできるのですか?」


 蓮「色々とできるんじゃないかと思って訓練したからだ。魔法なら何でもできると思うってのが前提で、出来なかったら魔力、魔力操作、イメージのどれかが足らないと考えてるからな。それに同じ結果になったとしても違うイメージをしたりとかも試してる。例えばアリスをちっさくしたいって思ったとする。一番単純なのは、ちっさくなったアリスをイメージして魔法を使う。がこれは成功しないと言うか不可能に近い。魔力が大量にいるから。こっからは、どれだけ削れるかだな。まずはちっさいアリスのイメージの強化。これは思ってるよりも大分削減できる。アリスは水球もしくはウォーターボールを出せるかな?」


 アリス「はいだせます」


 蓮「ならだしてくれ。でリンゴを作ってみてくれ」


 アリス「、、、、!できました?」


 それはリンゴじゃない


 蓮「大きさくらいだな。ならこれを見ながら作ってみて」


 アリス「できました!」


 リンゴをしまう。


 蓮「ならもう一度」


 アリス「出来ました」


 蓮「一回目は忘れてあれはリンゴじゃないから。、二回目と三回目は速度もできも変わらないけどどちらが魔力が少なかった?」


 アリス「二回目です」


 蓮「という感じなんだ。出してる水の量も時間も変わらないけど、イメージの差で消費量が明確に異なる。もちろんできもだけどアリスは優秀なんだと思うから、結果は一致した。攻撃魔法なら多少の違いは関係ないから気にもしてなおと思うけどね。で、今のはイメージの問題だ。次は過程。ここでも削減できる。ただただちっさくするのか、骨がこのくらいでーとか細かくイメージできたら削減できるかな。最後は無から有よりもものがあった方がいい。」


 アリス「無から有は可能なのですか?」


 蓮「本当の無から有は不可能に近いと思う。魔法の時点でそれは有から有なんだよ。魔力を変換してるだけ。今の水球もそうでしょ?で実際の水を使えばもっと楽。でここで属性の話も出てくるんだけど、火、水、風、土、光、影は割りと簡単。それ以外は大変。だからアリスをちっこくするのも大変」


 アリス「そもそも属性以外の魔法も使えるのですか?」


 蓮「それがまた難しいんだ。無属性はあるんだけど、他の属性が思い付かない」


 アリス「その雷とかは勇者さまが使ったとありますが」


 蓮「これか?」


 バチバチと雷を出す


 蓮「これも風の応用だよ。とまあ次へ行こうか」


 アリス「かみなり、、ゆうしゃさま?、、」


 ん?どしたの?


 蓮「おーい!!あれ?よしがう!」


 がうが飛び付いていった


 アリス「きゃってがう君!もー!」


 蓮「もうはお前だ!次いくぞ次」


 アリス「あっすみません!次はこちらです」


 と言うので駆け足で移動する。


 アリス「ここの修復なのですが、、、高いですね。しかもこれ、一面でようやく、大銅貨三枚ですね、、どうします?」


 蓮「まあやるよ。あのひび割れを埋めればいいんだろ?」


 アリス「はい、ここに、粘土があるそうで、、これですね。これで穴埋めをしてならして乾いたら完了ですね」


 魔法使えなきゃ期間に収まらんだろうに。


 蓮「材料指定はダルいな。でもいいか。ならこれを穴まで持ち上げて、これは風でもなんでも好きなので、俺はただの魔力ね。で穴埋めて、土魔法でな染ませて、まず魔法で乾燥っといいね!」


 アリス「乾燥は水魔法なんですか?」


 蓮「の方が早い。服とか濡れたら乾かすと思うけど、そもそも濡れた原因の水を取り除けば同じだ。ドライより早いし楽だよ」


 と話してるとサキさんがかけよってきた


 サキ「、、、はあはあ。すみません。私ポイントしかみて、はあはあなくて、、ここの依頼は、不可能依頼なので取り消ししますね」


 蓮「ライトヒール。もう完了しましたよ。今からサインもらいにいくとこでして一緒に来てくれませんか?」


 サキ「ありがとうございます。って終わってますね。他も?」


 蓮「これで依頼は最後です。あと掃除が残ってますけど」


 サキ「、、、そうですね。行きます」


 おっ感じ取ってくれたかな。


 蓮「連絡しといて!あっあとアリスの身分を証明するのある?会ったら返すから役所の間かして」


 アリス「分かりました。この短剣で辺境伯の娘ということがわかります」


 蓮「ちなみにアリスの身分はどの位になるの?」


 アリス「えっと、辺境伯は侯爵相当でして、成人もしてますのでお兄様が準侯爵相当で私は準伯爵ですね。子供は二段階下がって次期当主の発表が成されると一段上がって成人すると、半段階上がります。ただ継承権第3と4はさらに下がります。どんなに下がっても準騎士ですね。例えば男爵家の場合ですと、二段したに貴族位はございませんので、準騎士です。ですが次期当主で一段上がると準男爵ではなくて騎士ですね。ただ私の場合は父が引退成されると一段下がります。」


 へぇーー細かく決まってるのね。ややこし。でもそれなら弟さんよりもアリスのが上な訳か。あーなら任命にいってもいいわけね。


 蓮「アリスはかなり上の方だよな。へぇーーーー」


 アリス「やめてください!その目。早く参りますよ」


 ……………………………………………

 ラム「ますたーあれやるつもりだねー」

 ガウ「がう」

『だねー。アリスちゃんにつたえてないけどアドリブかな~』

 ラム「楽しみだねー」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る