第16話 教会

 冒険者ギルドから出たら、教会へ

 ちなみにこのまち教会も二つあるらしい。不敗系のと真面目系とのこと。もちろん案内されたのは真面目系。

 まぁ病気と怪我の治療するのは教会の専売特許。、、、らしい。なので回復師の数はかなり少ないみたい。あとは祝福の義と解放の義も神官の特権みたい。神官に成ったら腐る人が多いみたいだ。

 なので治療費が払えず奴隷落ちなんてのもよくある話。


 蓮「すみません!解放の義を受けたいのですが」


 マリア「かしこまりました。ではこちらへどうぞ。担当させて頂きます、マリアと申します」


 蓮「レンです。よろしくお願いします」


 案内されたのは、女神様の像がある儀式の間だそうだ。


 いいね。雰囲気あるよ。


 マリア「それでは始めます。目を閉じて、祈りを捧げてください」


 俺は言われた通り目を閉じた。けど祈りとな。

 えっと、、、解放してください!


 マリア「この者に新たなる可能性の道をお開きください」


 マリアさんが魔法だよなあれ?を使うと。あたりが光輝く。、、、えっ光りすぎ!!まてまてまて!!


 光が収まるとあたりは真っ白な空間。神々しさを感じる。。


 蓮「え?まじ?俺また死んだ?」


 リリーシュ「死んでない死んでない!慌てないでね。貴方に謝ろうと思いまして、代表で私が来たんですよ。」


 蓮「謝りたいこと、、、ですか?」


 リリーシュ「あの、お供えものの事なんだけどね、その日本でもそうだと思うけど、実際にものが消えるわけないじゃない?」


 蓮「まあそうですね。聞いたことはないです。」


 リリーシュ「それはこの世界でも同じなのよ。雰囲気というか香りと言うかそう言ったのを楽しませてもらえるの。で、元々この世界の人が作ったり開発したものは、神界でも出せるんだけど、地球由来のものは無理なのよ。で、あのような形で、私たちの精巧な像を作ってくださって、あの空間が一種の聖域みたいになってて、回収ができちゃったの。そしたらみんな我慢で来なくなっちゃってね。あなたも薄々感じてると思うけど、あの不思議な実あれは神のルールギリギリなの。あそこが魔の森だから可能だったわけよ。個数も限界だから、何にするか必死に考えたわ。でも、分からなかったからあなたの潜在意識で、必要なもの、あったらいい食材をチョイスしたの。」


 蓮「なるほど。都合がいいなーとは思いましたが私の意識でしたか」


 リリーシュ「必死で頑張ってるのにごめんなさいね。それにしてもらってるのにほんとに申し訳ないんだけど、能力はあげられないの。でもあなたからだけ搾取するのも気が引けちゃってね。それに神として恥ずかしいんだけど、一度味わってしまうと我慢もできなくて。何かいい案ないかしら」


 蓮「情報とかってのも、、」


 リリーシュ「難しいわね」


 蓮「んー正直なところお金がかかってるわけでもないし、女神様たちにだけ作ったのは最初だけで、他はみんなと同じのですしね。メニューは多少女性受けのいいのを選んでますが、それくらいですし。俺にとってはまた生を与えてくれたこと自体が感謝な訳で、、、ウーン。あっ最初にお金いただいた訳なんですが、例えばだけど俺が神様に売ると言うかたちだと不味いですか?世の中にお金が増えすぎちゃったりとかで」


 リリーシュ「そのあたりは問題ないと言うか、値段設定にもよるんだけど」


 蓮「んーあっちなみになんですけど、従魔たちが作ったのでもいいんですか?」


 リリーシュ「あなたの従魔たちすごいわよね。なんの問題もないわよ」


 蓮「ほんとにすごいですよね。と言うかテイムチーと過ぎませんか?」


 リリーシュ「いや、あなたの使い方がうまいのと、あなたが努力で一から考えながら得た技能だから、従魔の子達が受け取りやすいのよ。」


 蓮「なるほどな~。なら今後もいろんなことに挑戦をするとして、話を戻しますね。新作は俺が作るとして2回目からはだれかしが作ればいいわけだしなー。あっどんぶり勘定で申し訳ないですけど、一人当たり1日銀貨3枚で、新作の注文は1品あたり金貨1枚。あっ俺が勝手に作ったのはノーカンで。値段としてはどうです?」


 リリーシュ「んー。一日あたり金貨10枚で七人とも好きなものが食べれて、開発は白金貨にしましょう。あなたが自由に作ったものもですね。もちろん、ちょっとの違いとかはカウントしませんが。コラムくんのなかにあの台座いれとおてくれたらあるやつから選ぶから。どうかしら?」


 蓮「もらい過ぎすぎて、、、いや、考え方を変えるか。そのお金は俺の目的のためと、真面目系の教会へ使いますよ。」


 リリーシュ「でもそれだと貴方への対価にならないわよ。すごく嬉しいけど。私たちは美味しいものを頂いて変わりに教会をよくしてもらうとか何かおかしくない?、」


 蓮「いや、ゆーても俺も商売始めますし、そもそも論、うちの製品よりいいのこの世界で探すの大変そうだし。あったとて必要ないし。うちにない食材の種を買うくらいですしそれでつくったらまたお金が入ってきますし。仮に貧しいかたたち雇っても、俺お金増やしますよ。」


 リリーシュ「そうよねー。こんなに決まらないのも珍しいわよね。」


 蓮「まぁ。その神界のルールもあるでしょうし、お金とかってのもやっぱりちがうと思いますし、今まで通りでいんじゃないですか?俺たちからの感謝ということで。最初はビックリしましたけど喜んでもらえてるだけで嬉しいですしね。俺もできる範囲でしかしてませんので。食べてみたいのも是非気かさてくださいよ。スライム板でいいので。俺も忘れてたりするのは絶対あるんで。」


 リリーシュ「んーそう?なら注文はさせてもらうわね。ほんとに無理のなお範囲でいいからね!」


 蓮「あったまにでいいんで、うちの魔物たちに感想とか書いてあげてもらえます?」


 リリーシュ「そんなことはお安いわよ!むしろ毎回採点してたりね。」


 蓮「いや、よく考えたら女神様からの手紙って生臭坊主は別としてすごいことですよね。俺に至ってはあってお話までさせてもらってるわけだし」


 リリーシュ「ご利益なんかないわよ」


 蓮「いやいや、こんなに美しい方とお会いできるだけで幸せですよ。」


 リリーシュ「やーねぇー。女神を口説いちゃダメよ」


 蓮「恐れ多いですってー。」


 リリーシュ「あっもう時間ね!今度はあなたの神殿で会えるといいわね」


 蓮「それは楽しみですね!ではまた」


 なんかまた会う約束したみたいになったけどいいのかこれは?

 神殿のハードル上がったぞ。でもあの神棚ならぬ神台座が参考になるな。


 そんなことを考えてると現世に戻った。


 アリス「以上で解放の義は終了です。お疲れさまでした」


 えっ?光ったのとかスルー?俺だけ?

 まぁ気にしても仕方ないか。


 一旦確認するかな


【名前】 レン

【年齢】 17

【種族】 人族

【階位】 37.

【職業】 未選択

 戦士 ★6

 武道家 ★6

 盗賊 ★2

 狩人 ★3

 魔術師 ★4

 回復師 ★4

 神官   ★2

【補助】サバイバー

 シェフ

 サバイバー

 アルケミスト  

 クラフトマン

 コマンダー

 アーティスト

 クリニシャン

 バトラー    

 コーチャー   

【熟達】 無し

【技能】

 言語理解★3

 アイテムボックス★6

 基礎魔法★6

 属性魔法★3  

 魔力操作★6

 練気★3

 闘気★4

 身体強化★3

 剣術★8

 槍術★3

 投擲術★

 短刀術★2

 弓術★3

 並列思考★5

 思考加速★3

 錬金術★3

 サバイバル★7

 テイム☆

 指揮★3

 指導★3

 給仕★2

 調理★5

 木工★2

 細工★3

 ダンス★

 歌唱★

 演奏★

 速読★

 治療★8

 神託★ new


 えっガウくん倒してないのに経験値がはいったのか?

 てか、神官まで増えてるし。

 とりあえずお礼だ。


 蓮「ありがとうございました。これお布施です」


 マリア「感謝いたします」


 遠くから子供のなく声が聞こえてくる


「おなかすいたよーー」


 マリア「あっすみません。」


 蓮「いえ、とんでもないです。あの、やはり運営が苦しかったり?」


 マリア「ええ。ここ最近は死病でなくなる方が多くて、、孤児の子達も増えてしまいまして、、、」


 死病?そんな病気があるのか。


 アリス「あの、孤児院の援助の方はかなり増額したはずなんですが、、、父にまた伝えてみます」


 マリア「その、増額、、、ですか?申しあげにくいのですが、、半年前に減額になったきりでして。」


 おいおいおおおい。この街マジで大丈夫か?表と裏がありすぎじゃないか??もうとょっとあり得ないよな。腹立ってきた。


 アリス「えっ本当ですか?いや、現状をみれば分かりますよね。、、、すぐに伝えなきゃ」


 エマ「伝えて参りましょうか?」


 蓮「ちょっと待ったー!!!!」

 教会でこの台詞はいったらダメな気がするが


 蓮「えっとな、恐らく横領なんだろうけど、昨日今日のことじゃなくて半年前からなんだし、ここで急いで連絡したからといって何か変わるわけでもないしな。現状、お腹をすかせた子がいるわけだ。その子達をどうにかするのが先だろ。そりゃな、アリスからしたら不正を何とかしなきゃって思ったかもしんないけどな、ぶっちゃけこの街みたらそんなの腐るほど出てくるぞ?役人とかそのあたりがひどすぎる。まぁそれはいいとして、伝えるのは夜でいい。今は食事の準備だ。えっともらった土地にいこう。マリアさんは、全員を連れて、隣の燃えてる建物のところに来てくれ。よし行動開始!」



 、、、返事をしロー。


 蓮「はい固まっててもなにも解決しないぞ!返事は?」


「「「はい」」」


 蓮「声が小さい!もう一度!返事は?、」


「「「はい!」」」


 蓮「そうだいいぞ!!ここからはKAGURA商会会長の実力を味わってくれ!」


 廃墟に到着。


 蓮「ラムくんキッチンだしたら、この家撤去して。」


 一瞬で廃墟が消える

 アリス「え?消えた?」


 アリスさんや。そんなことで驚いてはダメですよ!ここからだ!


 ……………………………………………

 ガウ「がうがう」

『マスターがノリノリ♪なにがはじまるのー?ラムくんわかるー?』


 ラム「たぶんねー美味しいの作ってくれるんだよー。スイッチがはいるとーああなるってーまえいってたー!たのしみだねー」

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