第15話 ギルド登録
アリス「こちらが私の専属メイドのエマです」
エマ「エマと申します。よろしくお願いします」
蓮「レンです。よろしくお願いします」
エマさんね。獣人というやつかな?アリスさんといいエマさんといいやはり異世界は美人しかいない、、、分けないよな。現に、、、やめとこう。容姿は人それぞれだしな。
アリス「その、これからは蓮さんの下で働くことになりますし私たちのことは是非呼び捨てでお願いします」
それが普通なの?まぁみんな歳も近そうだしね
蓮「そっか。ならそうさせてもらうよ。」
アリス「はい!それでどちらから参られますか?」
蓮「近い順でいいんじゃないか?商業ギルド、冒険者ギルド、教会、土地。あっ土地と教会はおとなりさんか。」
アリス「わかりました。ではその順に。それとその場所は旧役所施設ですね。」
へーそりゃ広そうだ。焼けたのは残念だな。
アリス「他に知りたいこととかございますか?」
蓮「んー魔法と魔道具と職業のことかな。元いた世界と大きく違うのはそこだから」
アリス「でしたらエマのが職業に関しては詳しいですね。私はまだ至ってはいないので」
エマ「でしたらわかる範囲のことを。まず、職業は階位が20になると選択可能な表示されます。教会で解放の義を受けていればその時点で選択できますね。職業は戦士、盗賊、魔術師、回復師ですね。階位が60で熟達していれば上級職が選択可能です。過去には勇者召喚により、勇者や賢者等といった特級職がございましたが、本当に至れるのかどうか分かっておりません。」
あれ?おれ、武道家と狩人があるけど。、、、まぁ気にしたら敗けだな。
蓮「なるほど。階位と熟練度は別物なのですね?」
エマ「そうですな。熟達していればその補正が他の職にしても引き継がれますが、状況に会わせて変える人もいますので、必ずしも階位とは一致しませんし、階位は戦闘に参加すれば上がっていきますが、職業は技術が伴わないとあげることができません。なのでごく稀にですが、階位は40でも物凄く弱いと言うことも起こり得ます。」
そりゃ悲惨だな。パワーレベリング防止な感じね。
蓮「例えばだけど、戦士に就いてたとして、魔法を物凄く鍛えたら魔術師は上がるの?」
エマ「職についてる間はその職のみが対象です。レンさんの言うようにいろんなのを伸ばしたいのであれば、解放しても職に就かずにすると可能ですが、補正がかからないので余り聞きません。切り替えて使われる方のほうが多いですね。ただ動いてると変更できませんので、戦闘中に変更する場合は注意が必要です。」
ほうほう。
蓮「かなり参考になったよ!!ありがとう!!」
エマ「とんでもございません」
アリス「あの!!先程からものすこーーーく気になってたんですがブラックタイガーの赤ちゃんですよね??触らせて貰ってもいいですか?」
エマ「ほんとですね!あっスライムもいますね!」
ラム「やさしくならーいいってー」
アリス「えっほんとですか?ありがとうございます!!わーさらさらのふわふわ」
エマ「私はスライムさんを撫でさせていただいても?」
ラム「ぎゅってーしないでねー」
エマ「もちろんです!ぷにぷにできもちいですね」
おーお姉さんたちに可愛がってもらえてよかったな!でもスライムが話すのは驚くことじゃないのか。覚えと、、、
「「えええーーーー!!スライムがしゃべったーー!」」
あっ気づいてなかったのね。そして見事なハモり
ラム「ラムだよー。そのこはガウくん」
ガウ「がう」
おっラムはスルーしたな。
アリス「あっアリスです。」
エマ「エマです」
なんなのこの会話。シュールすぎなんだけど。
蓮「あーなんかしゃべれるようになった。で、ギルドについたからまたあとでな。ラム君とガウもまた中はいってて」
ラム「はーい!」
ガウ「がーう」
あくびと返事を一緒にすな
「「かわいいーー」」
あんたら淑女してて!!
あれ?商業ギルドじゃなくて商人ギルドなんだ。まあいいか。
ここも立派な建物だな~海外旅行に来た気分だ。
アリス「あちらが受付です。カノンさんお久しぶりです」
カノン「受付のカノンと申します。アリス様、お久しぶりです。本日はどういったご用件でしょうか」
顔が広いな~
蓮「えっと、商会を立てたいので、ギルドの登録を。それとまだなってないのですが冒険者も兼業出来るんですか?」
カノン「もちろん大丈夫です。えっと、入会金は一律で銀貨一枚でギルド員でして、商会をたてる場合は規模によって、ランクと月会費が異なります。」
なるほど。次の決まりがあるようだ。
Gランク 銀貨 1 屋台や露店商など小規模。
Fランク 銀貨 3 行商人(申請国内のみ)
Eランク 銀貨 5 行商人
Dランク 銀貨 10 1店舗(同街内なら複数可)
Cランク 金貨 1 複数店舗(申請国内)
Bランク 金貨 5 複数店舗(大陸内)
Aランク 金貨 30 複数店舗(全大陸)
Sランク それ以上 箔がつきます
んー販売許可書みたいなもんらしくて、税の徴収も代行してくれるらしい。色々と手数量とかのお得なめんもあるけど、さてどうするかだよな。もちろん途中であげるのもできるし下げるのもできるが、信用の観点から極力下げないのだとか。それをするなら新規で名前を変えるべきとのこと。箔とか。。ぶちゃけたな。まぁ、発言能力とかもあるんだろうな。仕入れがお得とかは要らんし。月だからな。まあ、Dからスタートしますかね。
蓮「ならDランクでお願いします。場所はここで、商会名は神楽商会。代表はレンです。従業員もギルド登録は必要ですか?」
カノン「税の申請だったり口座を利用したりするのに登録が必要なので、そう言ったのは業務を携わる場合は必要です」
蓮「二人は登録してある?」
アリス「いえ、冒険者ギルドのみです。」
エマ「同じくです」
蓮「なら二人の登録もお願いします」
と言うことで、銀貨を13枚支払う。
アリス「いえ、私たちの分は」
蓮「いやいいて、必要になるかもなだけだし。あっ税金の説明書きみたいなのあればください」
カノン「こちらがそうですね。魔法契約書などもセットのですと銀貨5枚ですが」
蓮「なら五枚です。うまいですね」
カノン「うふふふ」
うまくのせられて買ったという訳じゃなくて聞こうと思ってたところ。魔法と名前がつくとは思わなかったけど。
従業員規約は複写が出来るし、売買契約にも使えるんだと。効果は契約しだいだけど破ったとて死ぬことはない。
神楽商会設立っと。
そのまま次は冒険者ギルドだ。ちなみに手持ちは、銀貨12枚に白金貨1枚。果たして謝礼はいくらだったのか。
道中はまたキャーキャー言われてました。
ダンジョンがあるだけあって冒険者の数は多いし、自分達がこの回してるというプライドがあるらしくて、マナーの悪いやつもいる見たいだ。この地のダンジョンは洞窟型の最高難度らしくて挑戦に来るやつも多い。なので町自体も色が別れてるのだとか。
蓮「あれ?冒険者ギルド二つあるの?、」
アリス「はい。ダンジョンに近いほうと森に近いほうですね。掲示されてる依頼が違うだけで役割としては変わりませんよ。それに依頼も受けられますし」
蓮「同じならこっちの森に近いほうにして。ここのが拠点からも近いし。こっちのが絡まれなさそうだし」
エマ「それはありますね。こちらの門からでも少し遠くなる程度なんですけどね。あちらのほうが目立ちますからね」
ますます嫌だな。
御約束はすでに体験済みなのでギルドの登録のあれこれはご勘弁だな。最近はいい人パターンもあるけど、職員の人に聞けばすむし。なんならここに先輩おるしな。
蓮「へぇーこじんまりとはしてるけど清潔そうな建物だし、いいとこだな。これが掲示板か~。イメージは乱雑に張られてて、朝に奪い合いとかな感じなのにな。」
サキ「ありがとうございます!!ランクと内容で分けてあるので。それと掲載してないものはこちらで紹介させてもらってます。朝はここも多少こみあいますので、掲示板からですが、ピークを過ぎたら窓口で対応してますよ。あっサキと申します。アリスさまとエマさんお久しぶりです」
「「お久しぶりです」」
蓮「じゃあここで登録をお願いします。」
サキ「かしこまりました。ではこちらにお名前だけで構いませんがその申し訳ないのですが、とちらのギルドは飛び級のランク申請が出来ないのでみな様Gランクからになってしまうのですが。」
蓮「当然だと思うんだけど何かある感じ?」
サキ「あちらのギルドではあるようでして、ダンジョンの入場許可はDからですので、階位が足りてればそのまますぐに潜れるようになるかもしれませんので」
蓮「それならそれでいいよ。依頼もあってあげていけるんだろ?それも難しいってなると、さすがに悩むが」
サキ「それは大丈夫です!!」
蓮「なら問題ないよ。じゃあお願いします」
ここが普通で向こうがおかしいんだよな?あれ?階位は強さと一致しない場合があるとかいってたのに?あー職業についてるのかな。
サキ「基本的には依頼を達成されていくとポイントが加算されてランクは上がりますが、それ以外にも、評価基準がございますので、なかなか上がらないという場合もありますのでそこはご了承ください!
蓮「了解です。あっ従魔登録って必要ですか?」
サキ「いえ、規定にあったタグをしていただいてれば問題ございません!かわいいですね!
蓮「そーなんですよね!っとそんなところですね。まぁまったりとあげてきます」
サキ「はい!お待ちしております」
まぁ今となってはあんまり冒険者にこだわる必要もないしな~。白金貨あるしな~。店舗もあるし。
よし、次こそはメインの職業解放だな
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