第10話 街作り?

 蓮「あんだけ作った魔合金のブロックもうほとんどないし!くっそ!負けん!えっ先に土を掘り返す道具?あー一回耕す感じね。凸凹だしね。お気遣いどうも!ゴンのやつ、ヤンキーから大工になった感じか?グキャっすっておかしいだろ。コルトも木工職人みたいに成ってるし。俺の目の錯覚かもしれないけどみんな職人みたいだな。あっすんません!すぐにやります」


 俺はあわてて牛が引く鍬をつくって、すぐにブロック作成に向かう。すでになれた作業だ。同時に木の浄化も進める。


 蓮「水路の柵は腰の高さでいいけどそこからスライムガラスで落ちないようにしてくれ!あと空気は、このスライム網戸を使ってくれ!光魔法でちっさい穴が空いてるけどぱっと見ガラスにしか見えない。坂の角度も最大で5%に抑えてほしい!なので階段も追加して置こうか。ここの部分は神殿にしよ。ただ本殿は屋敷よりも上になるように。湖に囲まれてる感じで、滝のカーテンで水路に水が行くようにだね!水は街へいくまでは俺が出す!街へいったら魔道具を買うか作れるようにしてくるよ!」


 俺もようやく指揮をとりはじめる。設置して固めるだけだからマジで早い。


 蓮「建物は俺の屋敷と神殿はなかも作るけど、他は箱だけつくって時間があるときに仕上げていこうか。」


 この職人集団仕事が早すぎる。耕して押し固めて、土板敷いて液でコーティングしたら道が完成する。芝生の部分は、押し固めるまでは同じだが、草原をそのまま持ってきて絨毯のように敷いていく。木も似た感じ。家も土板で簡単にできてしまう。内装は、フローリング。一応土禁だ。店舗はどちらの道路からでも入れるようになってる。基本は二階建ての家ばかりだな。

 一軒だけは見本で仕上げたけど。


 昼食もそのまま食べながら作業をしてく。入り口は、凱旋門のごとくかなりの迫力があるね!

 建物はまだまだだが、昼過ぎには街と言えるほど出来上がった。


 蓮「えっ?出来上がった?え?半日だよまだ?え?しかもなんか大きくないか?まあ、いいけどさ。あと屋敷だけやん。もう任せるよ。。魔の森もちゃんと進んでるし。え?まだまだこの大地すべてを緑に変えていかなければ?志したかいなー。すべてはマスターとラム君様がいればこそです?あっラム君の君は名前じゃないよ?」


 ゴンのグギャっすに込められてる言葉が思い。俺の補助職がある程度共有できる上に俺のスキルもほんの少し使えるのだとか。

 だから俺が動画の企画でやった飾り彫りだったり出来るのね。大型の魔物達は歩いてるだけですからって確かにそうだけど。コラム君もすごいよな。10㍍の保管庫フル活用だよ。体内で石板風にして、敷いてくし。厚さも傾斜も完璧だ。職人集団だよ。かといって戦闘にてを抜いてる訳じゃないし。


 蓮「なら俺は、エレベーターを設置しますか。」


 といっても簡単なもの。カウンターウエイト式。重りよりも箱を軽くしておく。下りせんようは誰も乗ってないと上で停待ってる。あとは単純に重りだ。ラム君に出してもらえばいい。逆に上り専用は重りで重くしといて、のったら重りをしまう。あとは筒のなかをスライムゲルで満たして、上下にバイパスをつくって急降下、急上場は防ぐ。まあ、一階と三階専用だけどね。


 魔物建築はやっぱりすごいよな。


 蓮「さて、予定よりもかなり進んだ訳だけど、、、あとは任せてくれといってるし任せるとして、時間もまだまだあるし俺はエリア5に進むかな。」


 確実にみんなに任せた方が早いので、俺はエリア5へと向かうことにしたがその前にエリア4で、オーク、オーガ、リザードマンを相手にレベル上げだ。


 蓮「今日は揚げ物を解禁するからな!みんなも頑張ってるしいっぱい揚げてくれ!あと肉じゃがと豚汁だな!」


 この料理しながらの狩は効率がいいけど腹減るし今のうちに補給だ。


 魔法も使って身体強化も使ってガンガン攻める!変に武器の質を下げたりしない。

 この状態なら遅れも取ることもないしな。


 風魔法を使ってにおいを拡散したので集まりも早く殲滅もかなり早く終わった。

 ポーションを煽り、出来立ての揚げ物をつまみながら、先へと進む。


 エリア5


 また一段と魔力が濃い。入り口で魔力感とをして見ると、ものすごい魔力の塊をキャッチする。

 他にも大きいのはあるが一体だけ格が違う。、、、ボス、、、なのか?


 近づかなければ問題ないはず。


 蓮「あれはまだ敵わない。ほかだ。、、、狼か。また大きいのが来るかと思ったが、でかいにはでかいけど、そこまでだな。、、でも大体小さくなると強くなるしな、、、ほら来た!早い!」


 一瞬の飛び付きからの引っ掻き、何とか刀を合わせて防いだがすぐさま噛みつき。


 ガっ!!


 これは横っ飛びでかわす。反撃をする暇もなく、追い討ちをかけられる。

 離れた位置から爪を振るう。

 すると緑の刃が飛んでくる。


 蓮「くそ!とうとう魔法を使ってきたか!はぁ!」


 刀に魔法を纏わせて弾くが、四枚刃。二枚の刃は避けきれず何とか体を捻って軽傷に。


 蓮「深くはないな。これならヒー、、くそ!待ってはくれないのね!上等!!」


 魔法は確実に向こうのが上だ。スピードも。でも物理はこっちだ。接近戦なら俺に分がある!多少の傷は仕方がない!突っ込む!


 風の刃が荒れ狂うなか、急所を守って近づく!


 蓮「ここまで来れば俺の勝ちだな。さんざんやってくれやがって!」


 爪を払いのけ、前足を切りつける。


 これでスピードは奪えた。このまま首を落とせば勝ちだ!


 蓮「一刀両、、、おいおいおい、その口のなかにあるのは何だよ!くそ。間に合わない!、、ラム君!!」


 ブレスだろうな。こんな至近距離でかわせるわけない。金属部分は魔法も弾いてたので、さっきまでひたすら作ってた魔合金の板を出してもらう。


 蓮「助かった!終わったと同時に切りつけるからしまってくれ!、、、,いまだ!!一刀両断!!」


 今度はちゃんと切り落とすことができた。


 蓮「はぁはぁはぁ。ギリギリだな。、、、ヒール!、、、あーテリトリー入ってたか。次はワニね。また強そうなことで。魔法もブレスも頭にいれたからな。噛みつきも。俺も魔法をもっと取り入れないとな」


 ここは魔法も使いながらだ。全部使わないとダメ出し、闘気も瞬間的に使わないと遅れをとるな。


 蓮「ファイアーランス!、、ファイアーウォール、、、からのサイクロン!ここから、、、、闘瞬足、、からの三日月切り」


 火炎旋風からの最高速での移動にそのまま、切り上げ。なにもさせずに完封。


 蓮「これだこれ!ポーションがあるから消費は気にしないで済むし、目眩ましして加速で使うだけなら負担も少ない。そのスピードのままに切りつける。いけるな」


 魔法は勝手なイメージなのでそんな魔法もあるかわからんし、かっこつけてるけどたいした威力はまだない。その証拠にファイアーランスは噛み砕かれた。


 お次は、、サイか。どすどすと地面が揺れるし、早い。


 蓮「大体突き上げだろ!その踏ん張ったところにホール!もらった!!よし!弱くても使い方で何とかなるな。、、、ワーオ。風、水、土と来て最後は火ですか。馬ね。世紀末の覇者とか戦国時代の人が乗る感じのね。いやー赤毛だから三国志の方のがいいのかな。」


 威圧感あるな~。


 蓮「おおおおおい!踏みつけかよ!くっそ!、、、潰されて、、、たまるかー!!!はぁはぁはぁなめんなよ!死ね!、、、ふぅ。火関係ないやんか。助かったけど。、、、でも何とか戦えるな。ここはそれぞれのエリアが広いから連戦になるし、知らないうちにかなり移動してるからな。誘導でもしてるんかな。さっさと回復して、、、完全に向かってきてるし。回りなんか壁で囲まれてるし。いや待ってくれよ。逃げるのが不可のは仕方ないにしても、移動してきたらダメだって。えっ?あいつら四天王的な?、、、腹くくりますか。ラム君。確実に怪我をするから、回復は任せるよ。負けるつもりもないし、いずれは通る道だし。」


 王者の風格か、揺ったりと近づいてくる。


 呼吸を整え身体強化をかけ、魔闘気を練る。最初から全開じゃなきゃ瞬殺される。

 こんだけ離れててもひしひしと伝わる。

 とにかく咆哮をあげられても硬直だけはしないこと。あとはとにかく全開。


 そしてようやく主があらわれた。。

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