第7話 魔の森での生活4

 さて、作らないといけないのはまずは武具。刀はやはりほしいところだ。防具もほとんど意味をなしてない。


 炉をつくってとかですか?、、、いやちがうな。


 蓮「ここは魔法だろ!!そもそも俺の知ってるラノベだったら地面から鉄を採取しちゃうからな。純鉄に。錆びた剣から鉄にして刀にするくらいできるだろ。、、、いや、待てよ。ここは合金だな。コブリンの剣とコボルトナイフで合金を作る。アイテムボックスで鑑定したらいいしな。ラム君、ゴブリンの剣の鉄以外の部分を食べちゃって!あとは表面の錆びてる部分。コボルトナイフもね!」


 ポヨポヨ


 蓮「ありがとう!でだ、まずは土魔法だな。で、インゴットにしつつ、不純物を取り除くイメージで、、、これでどうだ!よっしゃ!さすが魔法!形も変えれると。次はコボルトナイフをインゴットにすると、、、魔銀か。よしこの二つを混ぜ合わせ、、、れないな。液化して、加えていく方がいいのか?やってみるか。スライム容器なら、直接魔法当てなきゃ溶けないしな。鉄だけ溶かす感じで、、、いいな。こっちも、、、以外に魔銀のが大変だ。、、、で、鉄をベースに、加えていくと、、ほら輝いた!!見事にゴブリンの剣の1とコボルトナイフ1だな。あとは固めたら、、、魔合金。さて、形はどうするかだよな。まあいいや。とりあえず、太刀だな。イメージもしやすいし。」


 魔力を流しイメージの太刀を組み上げる。、、、ふぅ。で次は砥だな。

 これは岩場で見つけたから、丁寧に研いでいく。

 刀はさすがに使うことはないと思ったが、包丁研ぎにも使えるからと仕込まれた。

 祖父よ。俺にはあの時理解できなかったがこのときの為だったんだな。


 よし。そしたら型造りだ。


 で、柄だけど、、、スライム液で造りたい。でも透明はな。


 蓮「色を入れる方法はないものかな。、、魔法は色がついてるし、、、出来ちゃった!まじで優秀だよ!!強度が足らないから、魔合金混ぜるか。で、形をつくって、、よし!バランスもイメージ通りだ。これなら鉄も切れるかもな。、、、って待てよ。固めるときに冷やしたらもっといいかも。このまま温めて、、、ここで冷やす!おーーいい色だな。これで鉄のインゴットが、、、豆腐かよ!なら合金は、、これも切れちゃう!しゅごい。とはえ重いから防具には向かないよな。さすがに鞘は簡単だな。でも、基本は抜き身でいいや。アイテムボックスで保管っと。」


 かなりの強力な武器を作れたな。



 蓮「あとはナイフと解体用も作るかな。それとみんなの武器も。それぞれの武器を強化する感じで作ればいいな。おっと遠距離を忘れてたな。投げナイフと弓も作るか。あとは槍と言うか矛と言う感じの戦国の時代の漫画にはよく出てくる感じの武器。レベルあげはあれのがいいだろう。」


 コツをつかんだと言うかほぼイメージなのでさくさく仕上げる。もちろん型を作ったので量産品は焼き入れがないけどそれでも強力だ。ノリノリで武器を作ってく。


 蓮「人型用のはこの初心者装備を動きにくかったり着にくかったりしたとこを修正して、内側にスライムゲルにして、あとは急所を魔合金のプレートで守るか。ラム君はこれでカプセル見たいにしたらいいよな。正直デザインは苦手だ。こんなときにあいつらがいてくれたら助かるが、まあ見た目はあってからだ。他の子たちも似た感じでいいかな。」


 他に必要なものといったら服だ。


 蓮「機織り機をつくってシルクに織ってもらうか。そしたら絨毯とかも行けるしな。糸の太さを三種類にして、、、このルートを通ってもらったらとんとんして、、いいな。でスタートはスライム液で固めてもらったらいいな。でここに巻いてもらう。回し車にしたらクラがやってくれるかも。ありだな。」


 次は機織り機を作っていく。


 蓮「あー紙がほしい!木もあるし作れるよな。。、でもスライム板つくって、白にして、文字のとこだけ黒くしてけばいいか。売り物になりそうなのはあとだな」


 魔法で文字を書くならばと色々試したら、頭でイメージしたことがそのまま転写できることが判明した。これはいいな。


 蓮「他にも造りたいのは山ほどあるが、先にポーションを完成させよう。魔力を多量に含んだ水ってのがわからんかったけど、後から魔力を込めればいいんだよな?練った魔力で出すと威力が強すぎるし。結構簡単なんだな。魔力が多ければ中級らしい。上級はダンジョンの宝箱からのみとれるらしい。なら目指せ上級だ。この手のやつで効果をあげるならハチミツを入れるのが基本だよな!」


 どのポーションも作り方は同じなので、まずは魔力水を作る事にする。まずはウォータで水を出す。そこに魔力を込めてく。練気をそのまま溶かすように、、徐々に光が増す。何となくこれが限界な感じだしな。

 確認すればしっかりと魔力水になってる。その前に最高品質ともあるしな。

 で乾燥させた薬草を、すりつぶして粉末にして、煮立てて終わり。あっさりだな。

 濾過はしてもしなくても効果は変わらないが飲みやすさが違うと。


 蓮「でもまだ布地作ってないしな、ん?」


 ポヨポヨ


 蓮「え?もう作ってくれたの?あっ試作ね。でも助かる!うわー高級生地だなー。肌触りも最高だし。なら使わせてもらうよ」


 まあクリーンで汚れも落とせるしな。

 とにかくまずは一本作ってみることにしてレシピ通りに作ってみた。

 初級と中級の差は使う薬草の量だけなのはいいけど、味がな、、、。


 蓮「とにかく、まずはハチミツを試して、、、よし!狙い通りだ!高級になった!!味も大分よくなってる!でも色がな~。みんな同じ色だとわかりずらいし、まあレモン汁とはちみつで調整するかな。」


 味と色を調整していく。回復ポーションは緑。魔力ポーションは黄緑。スタミナポーションは黄色になるようにした。


 ハチミツ飴を作るのにポーションを混ぜて、ポーション飴を作ってみた。一気に回復するんじゃなくて徐々に回復する。俺の場合はこっちのがいいかもしれないな。


 魔物たちは寝る必要もないみたいで、造りたいとのことだったから工夫して作ってもらうことにした。

 ゴンとコルトには剣術の基本を教えて上げたらずっと素振りし始めた。


 まぁ好きなだけ食べてポーションも飴も好きなだけ使ってくれたらいいよ。


 料理もくるくるとハンドルを回しながら火にかけるだけで炒め物ができるようにしてあげた。

 エリア1なら好きに狩りをしていいと。

 畑も任せてくれとのことだからお任せした。ブラックな香りがするな。本人たちは喜んでるけど。


 蓮「ブラックと言えばコーヒーだ。寝れなくなることもないしフロアがりに飲めるように準備しておくかな。あとは薬草で紅茶も作れるように仕込んどこ。あとはキラーが持ってきてくれた花で、アロマキャンドルも作ろ。凝固剤はないけど、スライム液を混ぜて固めたらいい感じになりそうだしな。この辺りはクラフトマンの補助なのかな。」


 もの作りが一番楽しいよな。あんな巨大な魔物に跳ねられる心配もないし。


 蓮「よし、風呂に入るかな」


 風呂に入る準備をする。生活魔法じゃなくて普通の魔法を使えばすぐにためれるが、神楽流は基礎こそ大切だからな。少しずつ放出できる魔力も増えてる。しかも調節が可能だ。今は魔力の質をあげたけど、多分こっちが王道。ならばこれを練習するのが成長に繋がるだろう。

 なので、お湯を溜める。昨日よりも魔法の扱いになれたのか、お湯が作れるようになった。


 蓮「そもそも手からだけしか魔法が出せない訳じゃないし、半身浴くらいになったら、あとは入って全身から出したらいいだろ。見た目は汗みたいだけど、これも練習だ。そもそもな話人に治療するのは仕方ないとしても、自分の時は内側からピンポイントでアプローチした方がいいだろうしな。」


 内側と言うことで、体内浄化をもう一度かけておく。


 蓮「やっぱりキャンドルの光の方が落ち着くよな。ふぅ~。魔の森は俺とラム君たちで守るから、まずは屋敷を、ここに建てる。防壁の役割もだな。あとは草原エリアは確実に押さえておきたい。裏にはみたいな形で。今日の森に設置したバトルフィールドが消えなかったら、境界に外壁を建てるのもできるはずだ。とは言え木は明らかになにか悪いのを吸ってそうだからあまり減らすのもよくないし、浄化もしておった方が良さそうだ。なので、この荒野は魔の森の浄化した木を植えていこう。土も魔の森の土を被せちゃって。少なくとも生えなくした分は確実に外に植えよう。あーなんかいいデザインは、、、待てよ。村を作ろうの企画の時に出たファンタジー村と言うか町があったな。あれはここにぴったりあいそうだ!」


 あー思い出せそうで思い出せない。


 蓮「あるじゃないか魔法が。催眠で思い出して転写する。いや、土魔法で模型を作って、コーティングして色つけたらいいな!」


 目をとじて催眠術を自分にかけて、あの時の場面を頭に浮かべる。それをもとに模型を作ってラム君にコーティングしてもい、色を転写する。


 蓮「やっぱりいい感じだな。この街ができる頃にはそれなりに強くなってるだろう。そしたらここは一旦魔物たちに任せて俺はみんなを探しにいくか。冒険者と商人だな。人の売買はどうかとは思うが、ここに住んでくれる何て人は希だろうから奴隷さんかな。あーいやここは迫害されてる種族の人たちを匿う場所にするか。王国は今でこそ差別をなくそうとしてるらしいけど、国王派と中立派で貴族派は人族至上主義らしいし。これ、冊子の情報を見るだけでも優劣をつけるとしたら人族が一番下だろ。勇者召喚で呼ばれた勇者が優れてただけで。あとは数。ってまてまてまて!」


 今さらっと流したけど、魔王もいるの?勇者召喚もあるとかどうなんだよ。まぁ今は居ないみたいだし気にしても仕方ないな。


 風呂はリラックスもできるけどその分考えも回っちゃうからな~。

 のぼせる前にあがってストレッチをした。


 蓮「ふぅ~。風呂から出たらこの冷たいカフェオレがオレは好きだな。あっそうだ。日本にいたときは神様は正直信じてなかったけど、あの時の女神様たちは確実に神様なんだよな。まぁご利益があるかわからないけど、神像と言うかフィギアになってしまうが、作るか。最初の七人の感じだな。さっきと同じように、、、、出来た。こっちの作法がわからないけどまぁどこもにたようなもんだろ。お供えものをして、、、今日も無事にすごせました。ありがとうございました。」


 目をとじて感謝する。


 蓮「、、、消えた。なるほど。この世界だとお供えものはリアルに届くのかな。えっと七人なのにひとつなのは不味いかな。えっと、やばいパニックだな。とりあえず、1個置いてみて、、、、はや!なら一個ずつしか置けないから、、、、。これは作り直そう。七個置けるようにしないとな。ちょっとさすがに男飯過ぎるので、明日から考えます。要らなかったら回収せずにおいといてください。」


 待てよ。後回しにしたけど、紅茶を作るか。


 とりあえず、芽の部分も茎も加えて水分を抜いて、しおらせて、風の魔法でねじきって、押し潰してねじきって、、粒にする、、、と。で全体を魔力で包んで熱を加えて完全発行させて、、、。


 味見をしてみるかな、、、、うんいい感じだ。


 えっとどうするかな。まずカップはスライムにして、デザインは記憶にあるやつで、皆さんの色にちなんだティーセット。

 でハチミツはお好みで。ミルクもだな。

 で茶葉とポットもお付けして、最初の一杯はオレが学んだ知識でいれる。


 蓮「とりあえず、紅茶です。好みも解らないのでお好きに飲んでください。茶葉とポットとミルクとハチミツと、レモンをつけときますので。なくなったら補充するので、そのときは容器を返してもらえたら。基本夜にまとめて料理するのですみませんがまとめてお供えしますね。ではお休みなさい」


 ちょっとびっくりだったがこれが普通なのかもな。

 食べる必要もないけどお供えされたものだけ使えたり食べれたりってのもよくある話だ。

 感謝の意を込めて今後もできる限り続けていこう。

 、、、おやすみなさい



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