第6話 魔の森での生活3

 このエリアの境目はセーフゾーンなのかな。魔物の影もない。

 蓮「ここなら休めるな。椅子をだしてっと。あー身体中痛いな。もう少し回復効果がほしいけど。、、、いや待てよ?闘気も魔力もにた感じだ。それに昨日も思ったし圧縮とかしたら上がりそうだと思ったわけだ。ならその感覚で魔力を練って使えば出せる量が同じでも威力が上がるなんてこともあり得るかも。やってみるか」


 本当に安全かどうかもわからないからラム君に警戒を任せて、魔力を練ってみることに。

 まずはもう一度しっかりと魔力の感覚をとらえる。鳩尾のあたりにたまってるようだ。ものすごいイメージだが魔力核のようなのがある気がする。空気中に魔力の素があって呼吸で肺に入り、その核によって魔力になる感じ。その器官が鳩尾のところにあるような感じだな。俺はここに魔力があると感じてたが、身体中に魔力は広がってる。おそらくここで作られた魔力が身体中に広がるのだろう。何度も言うがイメージだ。冊子にもそんな器官はないとあった。

 まあいい。身体の魔力を集めて、圧縮して見ることに。、、、出来たが動かせない。これだと体外にも出せないし、魔法は使えないよな。


 よし練って柔らかくして使うと言うのはどうだろうか。


 コネコネコネコネ。これこそまさに魔力を練るといった感じだな。

 今できる限界までやる。


 あとはこれを広げて、、、、ヒール。


 蓮「おっ!効果もかなり上がった!これが魔法の正しい使い方なのかもな。ってその分かなり減ったが。まあいい。生活魔法はそのまま使って、魔法はこっちでいいな。これも自然に出来るようにしよう。闘気ととちがって練るだけで消耗するわけでもないみたいだし、練ってしまえば維持もできるからな。最大はあるけど。」


 練った魔力を練気としようかな。まぁ正式名称があれば誰か教えてください。


 休憩もしたし、回復もしたから次はレベル上げだ。

 さっきの牛。バトルカウは確実に格上だが、今の俺にはレベルあげには向かないよな。一戦一戦が死闘でたまるか。


 よしここは不良集団だな。

 このあたりのゴブリンとコボルトとスパイダーシルクを殲滅して、それから休憩を挟んで採取だな。

 で帰りに一対ずつテイムだな。仲間も増やさないと。


 ラム君の話だと、テイムされるまでは意識と言うか自我などなかったそうだ。まぁ何となくそんな感じだな。で、ラム君は分裂の方がいいが同族ならテイムも出来そうと言っていた。いや、ポヨポヨしてた。何となくしかわからないからな。


 と言うことは俺は1体ずつテイムして、その子達にテイムしてもらいまたそのしたの代もとしていけば、俺が一人でやるなんかよりもよっぽど増やせる。

 これは魔王ムーブしかないな!で、彼らは魔の森に俺は外に領地を広げていこう。俺と繋がるだけでも多少強くなるみたいだし、武具を揃えれば同種には負けないだろう。エリアの支配者になってもらう。俺は前に進んで彼らには横に進んでもらう。もちろん強くなって次のエリアにいって貰ってもいいしな。


 蓮「そのためには俺ももっと強くならないとな。でだ、音でもいいけどやっぱりつられるとしたら臭いだよな。まずはバトルフィールドを作ろう」


 魔法の力が増したので、木を抜くことができるようになったので、音をたてずに抜いていく。明日になったらこのエリアもなくなるかもしれないが、せめてもの抵抗で、土とスライム液で作ったタイルを埋めて、闘技場のようにする。これも検証だ。


 真ん中には大きい竈が設置してあり、特大の寸胴。あとは、串に指したホーンラビットの肉。


 そう、料理だ。この臭いでおびき寄せて一網打尽。

 エリアを跨ぐことはないので、行けるだろう。火をつけてあとは放置

 すると臭いにつられて集まってくる。


 やるか!


 蓮「速攻で倒せばなんとかなるな!よしラム君!回収は任せた!!」


 俺は迫り来る魔物たちをさばいていく。

 もちろん余裕ではない。怪我をするが、回復力が上がったしそもそもライトヒールを常に使ってるので、ほとんど疲れない。

 血糊はクリーンで消せるしな。

 そのままかなりの数の敵を一掃した。


 蓮「はぁはぁはぁ。疲れないのは勘違いだったな。こんだけ戦えばそりゃ疲れるか。途切れることなかったしな。闘気も使わされたしなー。

 ふぅ~休憩だな。」


 本日四度目の食事。


 蓮「水もうまいけどこう、甘いものも飲みたくなるな。薬草発行させたらお茶みたいにできないかな。あとはキラービーなんての見つけたから仲間に加えてはちみつ分けてもらお。と言うことはバトルカウと、鶏なら卵とミルクももらえるかも。繁殖しないらしいし無理かな?いや希望は捨てたらダメだな」


 妄想をするのは自由だ。やはり食は追求したい。


 蓮「よっしゃ!次は採取だな!胡椒と珈琲と豆とあれは菜の花か?と胡麻らしき木は見つけたし。あとは果物屋。今日は入り口のとこに植えることにして、食べれる反応のはどんどん集めよ。ただ点滅なのが気になるけど」


 目をつけてた場所にたどり着いて見てみるがやはり可食判定が点滅してるような感覚になる。


 蓮「見るからに汚染されてる感じだしな。クリーン。、、、汚れじゃないよな。さてどうするかだよな。よくあるのは浄化だな。やってみるか。内部から悪いのがきれいになってくイメージで、、、浄化!おっ。こうかあるな!!練気ならどうだろうか。、、、浄化!これも継続か、、、、、、ふうーきれいな気の色だし判定も合格っぽいな!」


 この身体に悪そうな色は身体に悪いようだ。


 蓮「待てよ、これは俺にも影響あるんじゃ、、、浄化。、、、うわーからだかすっきりした。これのせいなのかデトックスのせいなのかわからんけど、これは定期的にやらないとな。あっキノコ!!これは毒キノコか。これは薬草ににてるけどちょっと違うな。、、、魔力草!!こっちはスタミナ草!確か、ポーションのレシピも乗ってたよな。夜に試すか。これも植えないとな。お宝の宝庫だねやっぱり!」


 植えることを考えて、少し早めに撤退。帰る途中にはしっかりとテイムをする。


 蓮「ラム君みたいに穏便にとは難しいよな。殴っておとなしくするか。、、、不良になった気分だな。まあ似たようなもんか!おらっ!おとなしくしろ!仲間になってくれ!」


 殴りながらお願いする。どっちが上か証明する。、、、うん。不良漫画でよく見る光景だ。

 まぁ威圧でとかそんなことできないし、仕方がない。ちゃんと回復したし。


 名前はゴブリンのゴン。コボルトのコルト。スパイダーシルクのシルク。キラービーのラビー、、、ホーンラビットのラビ、ビックラッタのクラ。


 名前のセンスはない。


 蓮「よし!今日からよろしくな!みんなは強くなって同種をどんどん仲間にしておってほしい。俺もテイムしてるからわかるけど魔力の絶対量が増えないとテイムは出来ないし、テイムしすぎても使える魔力が少なくなる。現に俺はほとんど余裕がない。まあ訓練したりレベルが上がれば増えるみたいだけど。だから基本的には2体を目標にしていこうか。でそのしたの子達も2体って形で増やしてく。この形でやっていこう。余裕があれば増やしてもいいしね。あとみんなはまだ魔法が使えないみたいだから、魔法の練習をしてほしい。夜の時間を使ってくれたらいいから。とりあえず草原エリアは自由にしていいよ。明日の結果しによって、開拓もしてくから。ご飯はこれ食べていいから。まだ俺も余裕ないけど、コラムくんに聞いてくれたらいいからね。」


 そのあとは畑に色々植えて、拠点へと戻ってきた。


 蓮「すでに自分の家って感じがするな。でも勘違いかもしれないけどなんか見られてるような感じがするな。神様か?いや、職業病か?まぁ俺の人生が面白いかわからんけど見てる人いたらコメントください!読めるかもしれないので!」


 まだ二日目だが頭がわいたかも。

 まあいいや。俺が主人公の物語があってもいいだろうしな。


 蓮「はい!では今から魔物の解体をして、料理を作っていきたいと思います!

 まずは大物のバトルカウから!サポートはラム君にしてもらいます!まずはクリーンと浄化をして血抜き!スライム液で作ったストローを血管にさして、ラム君に吸ってもらいます!俺は冷やします。」


 おーすごいな。完全に抜けたようだ。


 蓮「きれいに血がなくなったら、次は解体です!皮をはいでいきます。ただのナイフじゃ刃がたたないので、魔法を併用します。使うのは風の魔法がいいですね。刃をうすーく鋭くすると簡単に、、、剥げます。あとは不要な部分はラム君に処理してもらいます。角のと皮と魔石と肉くらいですね。で日本人としてはタンも気になるのでここは確保しましょう。次は内蔵をってえ?メスなの?雄なの?」


 なんと、乳も絞れるみたいだ。死んでるのに。と言うか雄じゃないのか?


 蓮「んー反応的に食べれるみたいなので、搾乳しますか。ラム君吸っちゃって。で、このサイズの容器に入れてくれ。あれ、胃の中も反応かある?これはチーズが作れるのか?まじか!!確保だな!ラム君これも容器に入れてくれ。ふうー。嬉しいトラブル続きですね!ようやく内蔵を取り出せるぞ。内蔵はまあいまはいいや。食べちゃって。あとはタンも皮をはいでっと。あとは切り分けたら終わりですね。熟成させたいので、半分はあとで岩山に洞窟を掘ってチャレンジしてみます!!はい。これで解体は終了です!是非異世界へ行くようなことがあったら参考にしてみてください!」


 、、、このテンションはさすがにつらい。

 もとに戻すか。


 蓮「ミルクがゲットできるとはな。この分だと明日は卵もありうるか?テイムはまだまだかかりそうだからラッキーだな。この調子でどんどんと解体もするか。ゴンたちにも教えてあげて。」


 さくさくと解体を済ませて、料理だ。


 基本的には同じだが、やはりステーキ。あとは焼き肉だな。

 明らかにレモンよりでかいけどレモンになってるのは似た者ってことだろう。


 これ巻いて食べてるからブリトーだったな。でもこれでチーズもできるから、ピザも焼けるしピザ風もできる。卵も入ったらもっと広がるな。油はてにはいったから揚げ物も行けるし。

 あとは菌類をなんとかできたら、味噌や醤油も仕込めそうだな。



 トルティーヤをどんどんと焼き、具をどんどん作る。


 蓮「こんだけあればいいな。よし、早速夕食だ!、、、うまっ!」


 高級肉なんて目じゃないな。みんなにも食べてもらおう!


 みんなの食いつきもいいな!やっぱりうまいのはうまい!


 食事を終えて一息着いたらもの作りの時間だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る