第5話 魔の森での生活2
蓮「うーん。よく寝たなー。ラム君おはよ」
ポヨポヨ
癒しだわー。
さて、クリーンをかけてと。
蓮「トルティーヤだな。まあオリーブないから油はホーンラビットの油に薬草を入れてみたけど臭みもないし、こっちの方がいいかもな。で、具材を巻いてと。、、、うんうまい。これなら発酵も要らないから、ありだな!これを造りだめしておこう!」
一旦お腹を満たして、早速訓練へ。
幼い頃から続けてきた型の訓練をする。なかなかにハードなのだがライトヒールのお陰で息切れもしない。いや正確に言うと、すぐに回復する。どんどんとスピードをあげていき、一通りやったところで、次は気の訓練をする。気功とか闘気とかいった類いだ。丹田に集中して練り上げてく。この状態でもう一通り型をする。
蓮「あれ?でもこの闘気って魔力の扱いに似てるよな。と追うことは魔力も練ることがでこるのか?可能性はあるよな。もう少しこの魔力を自在に使えるようになったら試してみるか。圧縮魔力みたいなのはよくある話だしな。創作物だけど。よっしクリーンをかけて、、畑をどうするかだよな。ちょっと広さの確認にいくか」
昨日収穫した辺りへと足を運ぶと驚くべき光景
蓮「は?昨日刈ったところ、生えてるし。抜いたやつも。、、、あーダンジョンだからリポップかー。ってまじか!これは増やせる?ちょっと植え替えてみるか。これで増やせたりしたら最高だな。あっ別のやつもここに植えてみるか。」
これは無限に収穫できるかもしれない。
色々と試すために、耕して種をうえるのと抜いた状態のを植え替えた
蓮「これは外にも作ってみよう。とは言ってもあんな荒れ地じゃ無理だからここの土をもってかえって家庭菜園に近い感じだな」
まだまだ魔法オンリーよりも物理と併用のが早いので、お手製のスコップで土をいただいていく。
蓮「これを魔の森の外で育ててみるかな。」
一仕事終えたので朝食にする。
蓮「人の欲は恐ろしいよな。こんだけおいしいのにちがうのもほしくなる。それに醤油。米はあれが増やせればだしな。」
本日2回目の食事を済ませて、魔の森へ向かうことに。
昨日いった場所まではランニングで進む。
森の中へ入るとよりいっそう空気重く、、、ちがうな、魔力が濃くなった感じなのかな
蓮「さて、ここからが本番だな。方角はサバイバーで分かるからとにかく進むか。ここは木も黒と言うか濃い紫色。不気味だよな。おっ果物か?食べれそうだがなんかちょっと反応がちがうな。おっあれはゴブリンか?」
不気味な雰囲気へと様変わりした森を慎重に進む。食べれそうなものは見つけたが採取は帰りだ。
そんなときに新しい魔物を発見する。ゴブリンだ。錆びた剣や防具を装備してる。ただ、冊子にあったゴブリンよりも一回り大きい気がするし強そうな感じだな。
フィールド型>洞窟型>それ以外の順で強さも異なるってあったし、魔の森のゴブリンはその強いのだろう。
蓮「真正面から戦う必要もないけど、単体だしな。ここは戦うべきだな。俺の感覚があってるならやれる相手だ」
なのでゴブリンと対峙する。
やることは昨日と同じだ。戦力分析から。
近づくとゴブリンは襲ってくる。
速さはそれこそ大人くらい。剣術はほぼ素人だな。剣を合わせてみるが充分にさばける。でも力も強いな。
蓮「これ、日本にいたとき絡まれたけどあの時の不良に強さがそっくりだな。戦いかたも。いや武器が剣なだけあってこっちのが驚異か。でもこっちも手加減はいらないからな。、、、ふっ!」
ゴブリンの首を撥ね飛ばした。
蓮「ラム君、武具と魔石以外は食べていいよー!ってお次はコボルトか!定番だな!ってあぶな!蜘蛛か。顔くらいの大きさだな。糸は定番は火で燃える感じだが、、、んー威力不足。剣では、、切れ、、ない。いや切れたな。でお前も倒す!!」
名前は、、、スバイダーシルクか。糸もねばねばなのとさらさらのあったし、使い分けができるのかもな。爪が厄介だしねばねばなのに捕らえられたら危ないな。
蓮「ってコボルトきてるし!同じ人型でも、スピードタイプか。単純な力ならゴブリンだけど戦いにくいのはコボルトだよな。でも直線的だしそこまで驚異かと言われるとそうでもないな。ナイフは柔らかそうだな。」
コボルトも撃破。
団体でこられると少し危険だがやってやれなくはないな。
速攻で数を減らしていけばいい。囲まれても凪ぎ払えばなんとかなりそうだな。
さらに奥地へと足を進める。最初こそ単体だったゴブリンたちだが、徒党を組むようになってる。
でもここは草原と違って身を隠せるし、慎重に近づいて先制で数体倒せば、特に問題もない。
食材になりそうなのもいくつも発見したし楽しみだ。
そのまま進むとまた雰囲気がかわる。
蓮「次のエリアに入ったな。ここは、獣エリアか?猪、、いや豚?に牛に羊に、鳥と言うか巨大な鶏。しかも、全部食べれるじゃないか!」
森に牛とかいそうな感じはしないけど、気にしたところで意味ないしな。
が食生活の充実のためにもゲットしておきたいところだ。問題はでかい。
それこそ木とかもへし折りそうだが、、力では対抗できそうにもないから木にぶつけたり罠にはめたりだな。
とは言えだ、一度はガチンコで戦わないとな。
今のところ分かってることは徒党を組むとしたら同種だ。なので一対一の状況を作りやすい。
とは言え音にもよってくるしエリアに入ってしまえば乱入もしてくる。
ときどき不意に走り出したりもするからそれも危険だ。
地球だって獣の方が人間よりも圧倒的に強い。
それが魔物になると、、、。
蓮「完全に車だよな。あんなのに撥ね飛ばされたらどうなることか。えっと不良の集団から一気に危険度上がりすぎじゃないか?それに、豚猪!牙を使って岩を投げ飛ばすなよ!鶏の嘴も木を貫通してるし。ひつじさんはバチバチしてるし。おい!雷の属性なんてないだろ!静電気の域を越えてるぞ!あっヤバイ。つい叫んでしまった。。完全に闘牛士の気分だ。、、、よし来い!!」
完全に突撃の体勢に入ってる牛の姿。
蓮「なっ!行きなりトップスピードかよ!高速道路にたってる気分だな!でも、横に逃げればっ、、って多少の方向は変えれるのか!ギリギリでかわさないとな。」
ギリギリまで引き付けてまずは大きく横っ飛びで回避。すぐに立ち上がって次に備える。
魔物もすぐに止まりこちらに向いて再度突進。
蓮「なんとか避けれるが恐怖でしかないよな。身体がすくむ。でももっとギリギリで、体制もサイドステップで避けなきゃ反撃もできない。この剣が通用すればいいけどそうじゃなかったら腕持ってかれるから、よけて追っかけて方向変えたときに攻撃だな。もしくは木にぶつける。」
やることは決まった。あとは覚悟を決める。
少しずつ見極めの精度をあげていく。何度も繰り返すうちに固さもとれて、反撃の体勢に移れそうだ。次で仕掛ける。
蓮「ここでかわして、あとを追っかけて、振り向き様に渾身の一撃!」
全力ではなった一刀は首に見事に決まるが、、、
カキーン
薄くは傷が入ったが、切断には程遠い。当然全力なので隙もさらす。
蓮「クソ!角だけは避ける!!うおっーー」
なんとか身体をひねり角の串刺しは避けたが、巨体に吹っ飛ばされる。
蓮「死んだかと、、思った。、、身体中痛いが、、やっぱりライトヒールでも回復するのか。剣もヤバイな。だが傷はつけれた。今はとっさにだったが、、ラム君、剣の刃の部分以外はコーテォングしてくれ。今欠けた方もしていいよ。どうせ片側しか使わない。よしありがとう。」
とりあえず折れないようにとラム君にコーテォングしてもらった。さて、次がもう来るが、どうするかだよな。今回はなんとかなったが次を食らえばどうなるかだ。
やれることを試してダメなら撤退だな。
と言ってもやれることは少ない。闘気と風の利用だな。
まだまだ闘気は使えるようになって日が浅いので消耗も激しいだろうが、傷が入ったなら、可能性はある。
少し大きく避けながら回復をしつつ闘気を練る。
、、、次だ!
迫ってくる巨体をギリギリでかわして、あとを追う。やること事態は同じだ。ちがうのは闘気と魔法。ダメージがあるからだではスピードがでないが、追い風を起こして加速する。
速さを保ったまま闘気を解放して身体中に満たす。
蓮「神楽流刀術、
まぁ技名なんて着いてるけど上段からの切り下ろし。神楽流とか言ってるけどごくごく一般的なのだと思う。
基本に忠実と言うか、、堅実。ならなんで技名がついてるかと言えば時代の流れかな。技も基本に忠実で闘気を使うから、純粋に強い。
時は戦国となってくれば自分達がそうでなくても上が名前をつけたがる。なので、うちは闘気が奥義と言えば奥義かな。技は入門したときからすでに伝授してるようなもの。俺も普段は言わないが、、ちょっとノリかな。
蓮「ハァーきっつ。一度撤退だな。一日一体が今のところ限度かも。明日は鶏に挑むか。猪は遠距離攻撃してくるし、羊は帯電してるしなんか策を練らんとな。まあなんにせよ牛肉ゲットだ!」
そしてちょうどよく昼。
一度食事休憩を挟んで午後に備えることにした。
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ラム「ぽよぽよ」
『ますたーつよいー!!!!かぐらりゅー!!!』
ポヨポヨポヨポヨ
コラム「ぽよ」
『かっこ、、いいねー』
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