第2話 現状の確認と今後の方針

 意識が浮上する。

 蓮「廃砦の街って所かな。破壊され尽くしては要るがあそこはまだ大丈夫そうだな。街中に魔物はいなさそうだが、一端あそこに行くか」


 恐らく転生したのは街の真ん中辺りの広場だろう。崩れた外壁から街の外も見えるけど黒い森が広がってる。

 蓮「そこまで考えてなかったけどホラースポットの可能性もあるわけだよな。見た目とかはまさにだし。まぁ今さらか。とりあえず、形を保ってる建物に行くかな」


 このまちで一番頑丈な建物だから司令塔かなにかか?街並みは石造りの街でこう言った話では定番の中世のヨーロッパなのかなと。


 蓮「綺麗なときに見たかったな。いずれ他の街は行くだろうしそれまではお預けだな。一階はボロボロだが二階は、、、あーこっちの屋根も崩れてるのか。これなら外と変わらないな。仕方ない。キャンプにするかな。けど、先に方針をたてるか。」


 メニューと念じると目の前に画面が出てきた。


 蓮「普通にゲームのまんまだな。でアイテムボックスで冊子と。、、、これこの画面に表示してくれたらいいのになってできるんか。これならタブレット感覚で使えるな。」


 小冊子に書いてあるのは本当に基本的なことと言うよりもこの世界での常識なんだそうだ。

 まずは職業システム。これがこの世界の特徴なんだとか。条件をクリアするとクラスが解放されてそのクラスに着くことが出来る。複数クラスが解放されてる場合でも途中でクラスを変更することが出来るが、もともとの特性だったりは失われる。

 要するに戦士だと力とかに補正が入るが魔法使いになったらその補正がなくなるよと言うわけね。

 ただ、熟練度がたまるとマスターした状態になり他の職業になっても特性は失われない。


 蓮「なるほど。クラスを多くマスターすればその分強くなれるわけだ。確かに2つ職業をを持ってるようなもんだしな。解放条件は基本的にはレベル20と職業に関係する技能をある程度使いこなせるようになることが解放の最低条件なのか。でわかってるクラスはウォーリア、シーフ、マジシャン、ヒーラー。それと各上級な訳ね。」

 ん?なんだこのボタン。うわっ文字が変わった。

 戦士、盗賊、魔術師、回復師、ってしかも職業になってるし。これはさっきの俺みたいな感じで誰かしらの要望があったんかな。結構手厚い。

 あとは補助職業何てのもあるのか。料理人とかまぁ生産系のなのかな。

 こちらはマスター何てのはなくて入れ換えて使うみたいだな。しかもレベルは関係ないのか。


 蓮「明らかにまだ他の職業もあるんだろうな。とはいえ職業は理解した。次はお金は銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨、大白金貨があると。単位はギルで百、千、万、十万、百万、千万、億、十億。

 ただ、大銅貨以外の大の方はほとんど使わないのか。まぁ慣れれば何てことないか。使うのはかなり先のことだけど」


 それとこの地のこともかかれていた。

 どうやら予想以上の大規模なことが分かった段階で撤退したので人的な被害はないようだ。が撤退の時に、街へと続く街道を崖を崩して魔物をを食い止めたとのこと。洞窟型のダンジョンと違ってフィールド型の魔物は氾濫を起こして外に出てきても、また魔の森へと帰ってく見たいで、一時的にしのげばいいみたいだ。魔物の素材は利用価値も高く、放棄したくなかったみたいだが、前回の氾濫が大きすぎて魔の森の奥地からも出てきた。

 なので崖を崩してこの地を放棄したわけだ。

それに街の近くにはダンジョンもあるわけだしそちらだけでも問題はないんだろう。


 蓮「あれ?道塞がってるってことよな?これはやってしまったか?いやでも生活が全く成り立たない土地をリストにいれるわけないしな。食料もなんとかなるんだろう。で魔法の説明は少ないな。

 わかってるのは火、土、風、水、光、影、な訳ね。

 で生活魔法で着火とヒート、土を変形できて、少し出せる。他は飲み水が出せて風が出せて。光りも出せると。闇は見つかってないんかな。それとクリーンとリトルヒールにアイテムボックス。使い方はイメージ出来る訳ね。」


 生活魔法以外の魔法は自分で訓練するなり誰かに教わるなりしないといけないみたいだけど、基礎魔法って言ってたからここがベースな訳だよな。あとは自分で見つけてくしかないな。


 蓮「他には、ステータスは名前と年齢を見せて身分証にもなるのか。他は隠すのが普通と。で俺のステータスは」


【名前】レン

【年齢】17

【種族】人族

【階位】1

【職業】未解放

【補助】未選択

 シェフ

 サバイバー

 クラフトマン

 コマンダー

 アーティスト

 クリニシャン

【熟達】無し

【技能】

 言語理解★★★

 アイテムボックス★★

 基礎魔法★

 剣術★

 槍術★

 投擲術★

 短剣術★

 格闘術★

 弓術★

 サバイバル★

 並列思考★

 思考加速★

 テイム★★

 指揮★

 調理★

 木工★

 細工★

 ダンス★

 歌唱★

 速読★

 演奏★

 治療★



 蓮「えっと、技能と言うのはなんとなく分かるけど、これがすごいのかどうかはわからんな。で補助職も解放されてるのはあるわけだ。状況に合わせて良さそうなのを選べばいいな。で、、、よし!テイムがある!!既に修得してるのも驚いたけど、星が二つと言うことは元々俺には才能があったのかー。確かに動物にすかれたり、調教とかしてたけども。でも、これがこの地でもやれるんじゃないかと思った最大の理由だ!ら」

 誰に伝えるわけでもないのだが、元々考えを口に出して整理する人間だ。まぁいつもはみんながいてくれたから独り言ではなかったけど、癖だな。

 最後は叫んでしまったし。

 それにしてもこのスキルの数は多いのか?こうなると、今までの活動をやっててよかったと思うよ。


 これで方向性は見えたな。


 まずは俺自身が力をつけていく。犬とかでもそうだが自分よりも上の存在にしか従わないからな。分かりやすく力だと思うし。

 でテイムによって魔物を仲間に変えていく。それとうまくいくかわからないけど作戦もある。


 蓮「よし。とにかく強くなるのとテイムで仲間を増やす。これだけだな。とりあえず、流し読み程度だがまずは食料を確保だな。それと拠点、それがないと生きていけないし。日が暮れる前に何とかしないとな。よし着替えて行くかな」


 サバイバル生活の始まりだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る