第2章までの振り返り

妖精少女パック、今回も少し復習しておこうと思う」

「ふくしゅー?

 誰かにひどいコトされたんだわさ。

 それはやり返しておかないとなのよ。

 相手も調子にのるんだわさ」


「…………それは復讐だな。

 分かり難いボケを無理に言わなくて良いんだぞ」

「なによなによ! なんなのよー!

 ムリなんかして無いんだわさーー!」


「一度聞いた事ではあるが、思い出して整理しておかないとすぐ忘れっちまうだろ」

「ふーん、忘れっぽいなのよね。

 妖精は忘れたりしないんだわさ」


「…………自分が忘れた事にさえ気が付いてない。

 忘れた事を覚えていないだけだな……」



1、登場人物


 〇主人公

  労働者番号:999番

  日本人としての名前:出雲働いずもはたらく

 

 〇ヒンデル

  労働者番号:324番。

  主人公が監視の乱暴から助けた老人


 〇セタント・クライン

  労働者番号:711番

  元貴族の美少年。


「もう一度言っておこう。

 これはネタバレだぞ。

 ネタバレだからな。

 先に知りたく無いとゆー人は回れ右してくれ」

「あははははー、なのよ」


妖精少女パック、右回りに飛び回らなくて良い」

「……目が回るんだわさー……」


「セタントは……実は女だ。

 美少女だ!

 ただし、物語上の俺はその事を気が付いていない」

「本人も頑なに男の子だと主張しているなのよー」


「本来、こんなトコロで伝えるのもどうかと思うんだが…………

 美少年っ、うひょひょひょひょー。

 もしもそうなってる人がいたとしたら、後で。

 実は女だとっ、サギじゃん、訴えてやるー。

 と思われても困るのでな。

 先にネタバレしておく事にする」


「美少年だと思って楽しみたい人。

 美少年のセタントと17歳の男999番が一つのベッドで毎日寝てる。ぐっふふふふふー。

 そう思いたい人にはそう思い込んで貰ってても良いんだわさー」

「……妖精少女パック、意味分かって言ってるのか?」


「モチロン分かって無いなのよー」

「……自慢げに言うなよ」



2、地名


 〇スリーブドナード

  主人公がいる坑道のある山の名前


 〇シャナ湖

  鉱山のある山脈の奥にある湖

  女神が出ると言う。


「だから、行っちゃダメなのよー。

 襲われるんだわさー。

 ダメなのよ、ダメダメなんだわさー」

「なんだっけか?

 その湖に出るって言う女神。

 三姉妹なんだっけ」


「なんで忘れるのよー。

 覚えとくんだわさ。

 滅びなす女神『灰色の女王モーリガン』

 凶なる女神『赤きたてがみのマッハ』

 病もたらす女神『黒き毒のバズヴ』

 三人姉妹の危険な狂気の神々トゥアハ・デ・ダナーンなのよー」

「よく覚えておけるな。

 お前、意外とホントに記憶力良いのか?」


「アッタリマエなんだわさー。

 覚えとかないと危険がやばいなのよ。

 ぴんちでデンジャラスだわさ。

 そーゆー大事な事は覚えておくなのよ」

「……なるほど」


「その替わりどうでも良いコトはサッサと忘れるんだわさー。

 アンタの事もたまーに忘れちゃうなのよー。

 地下の坑道に行ってから~、アレどうやって妖精女王ティターニア様を助けようとしてたんだっけ、って考えて思い出すんだわさー」

「ヒドイ?!」


「妖精のお友達の名前とかも思い出せなかったりするなのよー」

「それホントに友達か?!」


「トーゼンだわさー。

 このお洋服や、靴だって友達の妖精に作って貰ったなのよ」

「服に関しては……以前絹の妖精シルキーと言っていた様な……」


「そうだっただわ、そうだっただわさー。

 20年くらい逢ってないから、パっと名前出て来なかったなのよー」

「20年っ?!」


「そうだわさー。

 妖精の寿命は長いなのよー。

 10年位逢わないのはアタリマエなんだわさ」

「それなら……忘れてもムリは無い……のかな」


「そうだったなのよー。

 一緒に思い出したんだわ。

 靴を作ってくれたのは靴職人妖精レプラコーンちゃんだったなのよ」

「もしかして……コイツとんでもない年寄りで、ギャグじゃなくて、タダのボケ老人と言う可能性もあるのか?……」


「なにか言ったんだわさ?」

「いえ、なにも言ってないですよ。

 妖精少女パックさんの気のせいですよ」


「なら良いなのよねー」



3、人外の存在


 妖精

  〇妖精少女パック

   主人公の周りを飛び回る。

   瞬間移動の能力が使える便利キャラ

  〇絹の妖精シルキー

   詳細はまだ不明、妖精少女パックの服を作っているらしい。

  〇靴職人妖精レプラコーン

   詳細はまだ不明、妖精少女パックの靴を作っているらしい。

  〇妖精女王ティターニア

   妖精少女パックが主人公に助けを依頼して来た。

   鉱山の最下層に閉じ込められている。

   主人公は良く分かっていないが、下層に魔法石がゴロゴロしてるのは妖精女王ティターニアの魔力が漏れ出ているためである。


 狂気の神々トゥアハ・デ・ダナーン

  〇滅びなす女神『灰色の女王モーリガン』

  〇凶なる女神『赤きたてがみのマッハ』

  〇病もたらす女神『黒き毒のバズヴ』

   三姉妹らしいが詳細は不明。

   妖精少女パックによると、シャナ湖では『赤きたてがみのマッハ』に襲われるらしい。



「ここで作者からの業務連絡なのよー。

 毎日更新して来た『鉱山男』なんだわさけど、ここで一度ストップなのよ」

「なんだ、作者のネタ切れか?」


「いや、まだ続きも書き溜めてるらしいんだけどだわさー。

 『くろねこ教授のタワゴト』ってエッセイをどうしても書きたいんだってなのよ。

 令和日本で松本零士って偉大な漫画家の人が亡くなったから、それについて書きたいそうだわさー」

「ナニッ?!

 松本零士先生が…………

 そっかー、俺こどもの頃『999』の映画見たコトあるなー。

 あの主題歌、年配の人と一緒にカラオケ行くと絶対歌う人がいるんだよな」

 

「そんな訳でしばし『鉱山男』はお休みなのよ。

 またすぐ毎日投稿するので、しばらく待ってて欲しいんだわさー。

 妖精少女パックからのお・ね・が・い・なのよー」


【次回更新予定3月15日19:00です。お待ちくださいませ】

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