第46話 誘惑?
「旭センパイ!私はパンツ見せたから、先輩も見せて?」ジーナは俺に手を翳した。
俺は動けなくなった。
ジーナは近づいてくると俺の前に立ち俺のベルトをスッと引っ張った。
「脱がしてあげる」そう言って微笑むと俺の制服のズボンを下ろそうとしている。
「やめろ!!」俺は必死にもがいたが体が動かない。
「えへへ…………」ジーナは上目遣いで俺を見た。
その時誰かが図書室へ入ってきた。
「ちっ………邪魔が入ったか、残念」ジーナは俺から離れた。
「ふう………」俺の体も動くようになった。
「旭セ・ン・パ・イ!、また明日ね」ジーナは手を振って出て行った。
しばらくすると七香と遥ちゃんがやってきた。
「旭〜、帰ろうよ」七香がくっついて来た。
「じゃあ私も帰るね」遥ちゃんも帰ろうとしている。
「待って、今ラミアの女の子が来た!」
「「えっ!!!」」七香と遥ちゃんは驚いた。
「旭、大丈夫だった?」七香が心配そうに聞いてきた。
「何とか………」
「やっぱり刺客が来たのね、お母さんに報告しなくちゃあ」遥ちゃんはお母さんに電話している。
「どんな子だった?」七香が聞いてきた。
「赤い髪でブラウンの大きな瞳、可愛い女の子だった」
「何か話したの?」七香は不思議そうに俺を見た。
「俺がその子を好きになるか、七香と戦うか二つの道があると言ってた」
「そう…………そう言う事………」七香は複雑な表情をした。
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