クルマー 乗騎士

剣『さて、次に乗騎士クルマーについて説明しますが、これは読んで字のごとく『乗用機クルムに乗って戦う人』です! こちらも著作権に引っかかる恐れがあるので造語です!』

チ「世知辛いんだにゃ!」

剣『こちらはSF浪漫の一つ『ロボット』に乗るのが主なお仕事になりますが、実は!』

チ「どうしてかにゃ?」

剣『一重に種類が幅広いからです。戦車や戦闘機、ヘリにいたるまで乗って操るのに映像兜マッカを被ります。実はこの映像兜マッカがあるお陰でどれにでも大体乗れるようになるので、まとめて乗騎士クルマーという言い方になってるんです』

チ「それはわからなくもないけど、乱暴な扱いだにゃ!」

剣『これにも大きな事情があります。前にも話しましたがアウルエンジンを使うと浮力が発生するのは聞きましたね?』

チ「聞いたんだにゃ」

剣『これのお陰で単純に戦闘機やヘリで収まらない乗用機クルムも多いんですよ。そもそもが『車が空を飛ぶ世界』なんですよ? そうなれば『戦車が空を飛ぶ』でもおかしくないでしょう?』

チ「あっ!?」

剣『こういう問題が有るので、ひとまとめで乗騎士クルマーという言い方になったんです』

チ「難しい理由かと思えば理由はあっさりしてるんだにゃ!」

剣『これも仕方が無いんです。こうなってしまう理由最大の理由は、この世界に存在する『自由人』と呼ばれる職業にあります』

チ「それは何かにゃ?」

剣『これも後で説明しますが、自由人とは簡単に言えば『冒険者』ですね。色んな仕事を依頼で受けるお仕事で、その仕事の内容は多岐にわたるのですが……その関係で乗っているのが汎用乗用道具……すなわちロボットになります』

チ「要は巨大人型ロボットだにゃ!」

剣『これは色んなこと使用されるんですが、その関係で単純に戦闘機ともヘリとも戦車とも人型とも言い難い乗用機になってしまうことが多々あるんです』

チ「意味が解らないんだにゃ!」

剣『何しろ、やることが多岐にわたるんです。単純な人助けをすることもあれば古代文明の謎を解き明かすこともあります。色んなお仕事をしてるので、そのせいで多機能を求める進化をしますし、魔改造も当然行われます。そうなると、そう言った魔改造をも元に新しい製品が生まれたりもするんです』

チ「持ちつ持たれつだにゃ!」

剣『そう言った技術のフィードバックが行われるのは良いんですが、そのせいもあってこちらもバディルとは違った進化をすることになります。しかも『人型』にこだわる理由もありませんので、それこそ多彩な形をしておりますので、ここが大変になると同時に自由に作れる部分になります』

チ「カオスだにゃ!」

剣『実際、この世界の戦場は凄いカオスだよ~♪ 人型は勿論、蜘蛛型、蛇型、蛸型、色んな乗用機クルムが飛び交う上に色んな強化服バディルを来た兵士がそれをかいくぐって銃を撃ち合うんだから。物凄くカオスで楽しい絵面になるんだよ♪』

チ「凄く嬉しそうで怖いんだにゃ!」

剣『設定かんがえるのは大変だから、ここが一番創作の面白いところだよね♪』

チ「このおっさんは怖いんだにゃ!」

剣『とは言え、概ねではありますが、探偵や警察は『車』、もしくは『バイク』が主流ですね。特にバイクは変形して強化服バディルになったりするので重要です!』

チ「凄くややこしいんだにゃ!」

剣『ちなみに……この中でバイクと車だけ乗騎士クルマーとは呼びません』

チ「……仲間外れは酷いんだにゃ!」

剣『というのも実はバイクと車だけ強化兵バルドーにとってのアームドベースオーキスみたいなものになるからです』

チ「……ひょっとしてデンドロビウムとかライザーとかミーティアみたいなもんかにゃ?」

剣『その通りです。一応、乗る人全般をクルマーと言う言い方をするので『タクシーのクルマー』みたいな言い方をしたりはするんですが、兵種としては車やバイクに乗った強化兵バルドーはそれ自体が単体の兵士になりますのであんまり乗騎士クルマーという言い方はしないんです』

チ「……………………あれっ? さっきは突撃艦に乗ると言ってたような……」

剣『戦争というものは単一のやり方をするとは限らないんですよ。中には『英雄』のような一騎当千の化け物も居るんです。その場合は強力な強化ユニットに乗って単体で突撃かますこともありますし、車やバイクのような強化ユニットに乗って戦場を駆ける場合もあるので、そうなると、どうしても車とバイクだけは『乗る』とは言わないんですよ』

チ「色々あって難しんだにゃぁ」

剣『やってることが多彩すぎるからこうなっちゃうんです。現実に戦争でもこういったことは多々あります。これは慣れるしかないんですが、実際に軍隊がこういった戦場の変化について行けずに全滅と言う例も歴史上は多々あります。兵隊が付いていけても本陣がついて行けなかったり、逆に兵隊がついて行けなかったりもするので、こういった場面も描きたいなぁと思っています』

チ「大変だにゃあ!」

剣『でもねぇ……………………おじさんが実際にこの20年に経験したのはこういったことだよ? どんどん変化していく世の中なのに、数字数字と叫ぶだけの上司。通用しなくなったやり方にひたすら固執するアホ。ようやく上司になったかと思えば、部下が新しい世の中に理解しないとか……………………』

チ「な、何か急に作者の闇がでてきたにゃあ!」

剣『上司はいつも叫ぶんだよ……『新しいやり方に適応しろ!』って……でも適応したやり方を教えると『そんな下らんことやるぐらいなら素直に人の話を聞け!』てさ。どれだけ言いたいことを我慢してきたか……』

チ「おーい戻ってこーい!」


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