第9話『俺と俺たちはチーズケーキファクトリー喰らいつきヒューマノイド!!』

冬になると東大受験にチャレンジしたくなるのは、不思議な現象だ。ムー大陸に降り立った現地の調査団すらも、また、調査団のボスすらも驚愕でモヤモヤしてしまう葛藤を生み出してしまう。


 そして、各国のハチマキを頭に巻いて、東大受験のために受験生でもないのに赤本を書店で購入し、受験勉強に備える。と言っても、本当に勉強に飽きるまで、明日のカレッジが閉幕するまでだ。


 ハチマキを巻くと、何故だか、やる気に満ち溢れてくる人々が存在するそうだ。異世界でも転生して、又は、転移して、ハチマキを巻いていたら、エネルギッシュパワーに満ち溢れてエナジーなヒューマノイドになるのだろうか。


 ところで、チーズケーキが食べたくなったら、どうするのか。コンビニに走るのか?スーパーに走るのか?否、チーズケーキファクトリーに走るのだ。都心から遠く離れた山村の中にあるチーズケーキファクトリー。チーズの匂いがぷんぷんする、おやすみ、と言いたくなるような。おはよう、と言いたくなるような。チーズを食べたくなると、絶対に立ち寄る。俺と俺たち。チームで行動するのだ。


 チーズケーキファクトリーには何でもチーズなら揃っている。何なら、ブリトーまで。チェダーチーズ、ゴーダ(ー)チーズ、乳製品も揃っている。もちろん、乳牛も存在する。


 そして、俺と俺たちは、チーズケーキファクトリーで喰らいつきまくった。それは、エモーショナルなグルメだった。エモーショナルな音楽が流れる中、チーズを食べる。匂いもする。最強最大の匂い。喰らいつき、喰らいつき、喰らいついた。さらに、喰らいつき、喰らいつき、喰らいついた。


※(数時間後)


 チーズケーキファクトリーは、最高にエモーショナルなヒューマノイドの孤独のグルメだ。いや、孤独じゃない。みんなも存在する。俺と俺たちが。そして、私と私たちが。みんな仲間だ。


 みんな!チーズケーキファクトリー!へ!


 ようこそ!!!


(了)

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