第8話『異世界会社(員)の仕事始め!~髑髏になるまで、孤独(ひとり)で居ます!~(ラノベ!ビジネス時事評論!)』

異世界会社の仕事始めは、リモートワークで始まった。元々、出社していたのだが、異世界でもパンデミックが起きて、出社からリモートワークに切り替えられた。しかし、どこぞの上司が、異世界でも出社にしよう!と、企み、いきなり!出社となったのだ。再び出社となる。


 しかし、私、異世界会社員は、気付いていた。どうせ、また出社からリモートワークに変化するだろうと。そんなこと、予知能力という特殊能力を持っていても、持たなくても、わかることだろう。


 子供でも、わかりそうなことだ。子供は秀才。しかし、経済を回していくために。という簡易的な理由で、出社とならざるをえなかったのだろうというウェーブ。波なのだ。周りがしたから、自分もする。という異世界の世界性なのだろうか。人間(種族)性なのかもしれない。


 そして、異世界でも、異世界会社でも、リモートワークに移行した。再度。パンデミックの波が押し寄せてきたからだ。新年早々、リモートワークに移行したので、寝正月なのか?仕事なのか?がハッキリしない。フリーランスのような会社員になってしまった。一億総フリーランス会社員。異世界の。


 これからは、フリーランスのような会社の形態が流行りそうだ。もう、孤独で耐えられない人々も居るだろう。そんなことなら、髑髏にでもなってしまえばいい。髑髏になって、孤独を謳歌。


 みんな、髑髏になってしまった、異世界会社員たち。孤独が耐えられないなんて、甘い。スイートスポット。甘い蜜のような味だ。そんな髑髏からアンデッドへと変化する異世界会社員たちは、今日も、働く。「行ってきます。今日は早く帰ってくるから。」も、言わずに。髑髏になる。孤独になる。


あ、今日は仕事始め。

頑張ろう。

ユンケル皇帝液でも飲んで。

仕事始めは、スペシャルドリンクと共に。


ビジネスとは、スペシャルだ(それっぽく!)。


(了)

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