第3話『苦楽ゼーション!!超劇画俳優!!』

 苦しいし、楽しいし、人生はこれからだ、と、教え込んでくれたのだ。


 「苦楽ゼーションだよ。苦楽ゼーション。」


 と。


 ヒーラーさんが。疲れた時には、ヒーラーさんは魔法で治癒してくれたり。


 治癒治癒ジャンケンして遊んだり。


 よちよち歩きの頃から、ヒーラーさん、という職業に憧れていた。


 幼稚園の先生がヒーラーさんで、ヒーラーを教え込んでくれたのだけども、難解も難解も難解も教え込んでくれたのだけれども、忘れた。俺は転生したのかもしれない。違うだろうけど。わからない。


 そう、俺は、超劇画俳優なのだ~!!しかも、テレビが大好きだった頃の思い出に浸りつつ、昭和、平成、令和の平成と令和、どちらか、どちらかのどちらか、しか、暮らしてないけど。楽しく。をモットーに。暮らしております。何か、真面目になっちゃった。号泣しつつ、涙がゲータレードの味がする。何で、ゲータレードなんだろう。ファンタでも、三ツ矢サイダーでも良いのに。姉と弟と離別しているからかな。姉と弟がゲータレード超大好きなんだ。そういうゲータレード好きな姉と弟。元気かなあ。。。


 それでは、今日は、超劇画俳優じゃなく、イケメン店員さんの役どころ。でも、俳優はプライベートと仕事じゃ違うんだ。少し語ろうか。


 プライベートな俺はイマドキのオタクチックな若者もどき。好きな音楽もオタクチック。


 ぜんぜん、超劇画な俳優ではない。超劇画どころか超オタクかもしれない。


 将来は、ヒーラーさんたちと「オタクチックタック」を組みたい。何かのチームで。


 ジェネレーションズみたいに。俳優と音楽とオタク文化のリミックスで。


 あ、ヒーラーさんから連絡だ。


「今日はヒーラーさんとゆっくりジュースでも。。。」


 自分のこと、「ヒーラーさん」って、呼ぶんだ!!


 でも、ほんとのところは、優しくて、大人で、良い女の人なんだ。


 「はい、ジュース、飲みましょう。ファンタでも、三ツ矢サイダーでも。」


 あ、でも、今日は、コカコーラかペプシが良いな。


 絶版のコカコーラの瓶とか絶版のペプシの瓶とかにジュースを注いで、少しずつ飲む。


 スペシャルでスペシャリティなヒーラータイムだ。


 「了解。」


 淡白なところも、タンパク質だな。ヒーラーさんは。


 だが、そこがいい(キッパリ)。友達的に。


「苦楽ゼーション!!」


(了)

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