第2話 再生しても戻らないんですが...

「この子なんですがこのようにこの子には手も足もないですよ?ですから、その神様?であってますかね?その手足にはならないと思うのですが。」

「別にそんなもの再生させればいいだろう、俺の【神託】が手足といっているんだからそうなのだろう。」

 と言ってニルダーマはナウガに再生魔法をかけた。

 だがその魔法はなぜかナウガに届かず発散してしまった。

「む、俺の再生魔法が発散した...?いや俺自身の能力不足が原因なのか....?」

「あなたの再生魔法でも無理でしたか.....」

「てことは、お前らも試したのか?」

「ええ、最上級の再生魔法でしたがダメでした、あなたならもしかしてと思ったのですが...」

「今俺がかけた再生魔法は超級の再生魔法だったんだがな....この上は神級か【再生】の固有位だぞ....そんなん今の時代にいるわけないだろ....」

 この世界の魔法の位は例外もあるがだいたい6つあり下から初級、中級、上級、最上級、超級、神級となっていて初級は10人いれば9人は覚えられ、中級はその魔法分野を学べば10人中9人覚える、上級になってくると中級を覚えてから5年から10年学べば覚えられるとされ、

最上級は上級を覚えた者を100人呼んで6人覚えればいいとさらている、超級にいたっては2~300年に1人の逸材とされ、神級は存在すらあやしい神話とされている。


「おまえさん、この屋敷に空き部屋なんかないか?」

「ありますが、どうされたんですか?」

「俺を住まわせる気はないか?確かにこの子の手足は再生されなかったが、どうもやはりこの子に【神託】が下ってるんだよ。」

「さすがに今日知り合ったばかりですし、今晩泊まっていただく位しか....妻もいますしね。」

「んーまーそうだよな、悪かった、お言葉に甘えて今日はとめさせてもらう、まぁ初対面で住まわせろは図々しいわな。」

「そうですね、まぁ今日はもうすぐ日が沈みますので泊まっていってください。」

「悪いな、しかし、領主にあいさつに来たら1発目で【神託】の子に当たるとは思わなかったわ。」

「今夜は自分の家だと思ってゆっくりしていってください。」

「そうさせてもらおう。」

 と言ってニルダーマはその日ザトギロ家に泊まっていった。





 あの日からニルダーマはザトギロ家のナウガに会いにちょくちょく訪れていた。

 そうして何回かの季節をこえナウガは5歳になった。




「そろそろルーシャスの奴の息子が5歳になる頃か。」

 玉座でデリウスはそう呟いた。

 このエルランド王国には王直属の組織が大きく分けて6つあり、戦闘面の近衛騎士団、宮廷魔法師団、内政面の財務省、法務省、そして特殊な暗部、技術開発研究チームがある。そして王はルーシャスの息子に手足がないことを聞き武具研究チームに義手、義足をつくらせるように命令していた。




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どうも作者です。

正直もう書かないと思ってたんですが某弾きゲーやってたらカクヨム様の方から通知来て、フォロワー様ができたって通知みてめちゃくちゃ嬉しくて続き書こうかなって思うようになりました。

正直自分で1個目の方みてうわ黒歴史やなっておもいながら書いてたんですけど頑張って書いていこうと思います、もうすぐ夏休みなんでこれからどんどんだしていきます、きっと。


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