四肢欠損して生まれた最強貴族 ~固有スキルと義手で最強に至る~
ブルックリンゴプニク
プロローグ
第1話 生まれたはいいが足も手もないんですが
「そうか、そろそろであったな。」
玉座に座る男が突然そうつぶやいた。男はエルランド王国の王デルリス・ルース・エルランドその人であった
「しかし、休むにしても先に連絡ぐらい欲しいものだな、いや妻の出産となれば仕方ないことか、にしてもルーシャスの奴がいないと他の者が忙しそうだな。」
その日、ザトキロ侯爵家のもとに一人の赤ん坊が生まれたのだった。
「旦那様、元気なご子息様が生まれましたよ。」
「おぉ、二人とも無事なのか?」
「奥様の方は良いのですけどご子息様の方が...」
「男の子か、してどうしたのだ。」
「元気に泣いているのですが、腕と足がないのです。」
「なに?腕と足がないのか?」
「はい、その通りでございます。どうなさいますか?」
「たとえどんな子であっても私の子にはかわりない、どうもしないさ。しっかり育てて見せる。」
ルーシャスのもとに一つの命が新たに産まれたが、その子には四肢がなかった。しかし、ルーシャスはその赤ん坊を育てていくことを決めたのだった。
フェリスタ法国のとある酒場
「む、南か、となるとエルランド辺りかな。
まぁ三ヶ月も歩けば着くだろ。」
酔いつぶれている男がそうつぶやいていた。
ルーシャスのもとに産まれた赤子にはナウガという名が付けられ、両親のもとですくすくと育っていった。あと二ヶ月ほどで一歳を迎えようとしていた。
「旦那様、お客様がお見えになっております。」
「どちら様だ?」
「分かりませんが法国の賢者と名乗っております。」
「本物なのか?」
「私にもわかりかねます。応接間に通しますか。」
「通してくれ、なんだか分からぬがいい【予感】がする。」
「かしこまりました。」
法国の賢者はいるとはされているが、法国の上層部しか顔を知らないという、いるかいないかも他国はわからない、人物がザトキロ家に現れたのである。
護衛二人を引き連れてルーシャスは応接間に向かった、本物の賢者ならナウガの四肢を直してくれるかも知れないと思ったのである。しかし本物かもわからないので念のために護衛を連れて行くのであった。
応接間に入ると一人の男がソファにふんずりかえっていた。しかしなんというかとてもオーラというか貫禄があった。そうこう考えながら座ると男が話かけてきた。
「よぅ、俺の名はニルダーマ俺の固有スキル【神託】がここに俺を導いたからここに来た。」
「私はルーシャスという、単刀直入に聞くが本当にあなたは賢者なのですか?」
「そうだな、法国では賢者と呼ばれてるし、まぁ俺自身も【神託】があるしな、そういう意味でも俺が賢者と名乗っていいんじゃないかね。」
「そうか、一つ尋ねたいのだがよろしいか?」
「うん?なんだい?」
「何の【神託】が下ったのだ?」
「そうだね、『南に私の手足がある、それを補助しなさい』と。
「そうですか、具体的にはいつ頃ですか?」
「そうだな、半年と少しぐらいか、こっちも早速でわりぃがその辺で産まれた子供はいるか?」
「えぇ、いるにはいるのですが、」
「じゃあちょっと呼んできてくれ。」
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初投稿失礼します。作者です。
ほんとに初投稿なんでどうすりゃいいかわからないんですけど、書いて見ました。マジで文章下手くそとか、誤字脱字ヤバいとおもうんですけど、なんか指摘とかあったらコメントしてくれたりすると嬉しいです。
ここまで読んでもらえるだけでありがたいんですけど面白かったよとか思ったらいいねとかフォローおねしゃす。
追伸
主人公視点になるのは3~4話辺りになると思います
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