結局やることがこれかよ

目の前にある書類の山。

それが一つならまだ良かった。

だが、俺の眼前にはゆうに10束以上はある。

それを1人でやらせようとしているのだ。

そんなことが許されていいのか。

いや、良いはずがない。

こいつらが狂ってるだけで、決して俺は悪くない。

自分自身にそう言い聞かせて…仕事をする。

逃げ出したかったが後ろには、監視の目。

しかも、一瞬たりとも目を離す気配はない。

目を離す瞬間は瞬きや他の物を取る時のみ。

そして俺は、なんの意味があるのかもわからない資料を、周りで悲鳴が聞こえる中処理していくのだ。


地獄を抜け出すのはまだまだ先になりそうだ。

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