第21話 「ポケモン」は、えっち♥️?外国では、受け止められ方が変わる。それが、アニメのタイトルからも見えてくるから、面白いんだな。

 話は、どんどん、面白くなっていく。

 でも、困ることもあった。

 次の話は、ちょっと、恥ずかしくなってしまうものね。

 「ハマグリさん?」

 「はい」

 「ポケットモンスターのタイトルの話は、知っているかな?」

 「先生?ポケットモンスター?」

 「そうです」

 「…」

 「ポケモン、です」

 え、何?

 「…えっと」

 「ハマグリさんは、どうして、ポケットモンスターは、ポケモンっていう名前で放送されなければまずかったのか、知っていましたか?その、理由は…」

 …そういうのも、知っているんだな。

 ちぇっ。

 彼女の顔は、ほんのりと、赤くなり。

 中学生女子も、男子も、未成長。

 「まあ、好きなオカダ先生の言うことだから、許しますよ」

 心に刻み込めた、彼女。

 「ハマグリさん?」

 「はい」

 「外国に何かが入ると、受け止められ方、考え方が、変わります」

 「みたいですね」

 「それが、アニメのタイトルからも、見えてきます」

 「みたいですね」

 「こういう話は、面白いですか?」

 「はい!」

 「それは、何より!」

 ふんわかとした会話は、良い味。

 …なんだけれど、何かが、引っかかっちゃうんだよね。

 「そうだ!」

 大疑問!

 「あの、オブチザワさんが渡してくれた、あのおばちゃんだと思う人が預けた袋の中身って、何だったのかな?」

 「どうしましたか、ハマグリさん?」

 「な、何でもありません」

 でも、自分自身で言って、考え直す、彼女。

 何でもなく、ないって。

 謎の小袋は、どうなった?気に、なるじゃないか。






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