第4話 幼稚な男子には、注意です!「女子は、良く考えて、この先の人生を考えてください」そういう学年集会が、増えてきましたよ。やめてくれ。  

 事件ですよ、事件!

 「…皆さん?同級生などの男子を見て、どう思いますか?がきんちょだから、いやですか?」

 学年集会という名の、女子会。

 危機が、迫っているのだ!

 たぶん。

 集会で話されたことを、信頼するオカダ先生にも、教えてあげた。女子生徒数人で乗り込んだ、保健室。

 「オカダ先生?」

 「はい」

 「私たち、言われちゃいました」

 「うん、うん。わかるな。皆の、悩み」

 オカダ先生も、そういう男子は、いやだってさ。

 そうそ。

 男子は、がきんちょなんだよ。

 「お父さん!」

 「お母さん!」

 「じいじ、ばあば!」

 親とかを愛するのは、良いよ。

 でもさ…。

 そういうの、いつまで、言うんだろう?

 いつまでも、ラブラブ気分が消えない男子たち。大学生も、そう。大人になって、会社っていうところに入っていくとき、親が、入社式っていうイベントに、一緒にきてくれるらしい。

 「え?親が、入社式にくるんだろう?それって、フツーじゃないのか?」

 …いや。強い女子には、フツーに、思えませんけれど?

 会社に入って、親と一緒に写真を撮って、一緒に食事をして、一緒にお風呂に入る男子たち。

 …つか、お前、いくつの男子だよ?

 「よろしいですか、皆さん?」

 よろしくないですけれど、何ですか?

 「女子は、良く考えて、この先の人生を考えてください」

 学年集会は、闇の中。

 最近は、こういうのばかリ。

 無理ゲーって、こういうのを、言うのかな?

 そういう、時代…?

 時代のせいにしちゃうのは、わがままですか?

 あるとき、日本は、ギャグみたいなことをはじめちゃった。

 「生きる教育」

 これが、今どき男子を幼稚にした、1つの原因らしい。

 …それで、生きる力を手に入れられた?

 世界に1つだけの何とやらも、歌われちゃった。

 まるで、勝たん。







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