第26話 平和ボケとは勉強ボケの事です
よく日本人は平和ボケをしていると言われる。その言葉は下手したら戦争を呼び起こす言葉になるので、こういうタイトルの内容で平和ボケではない事を書いておこうと思う。
ボケとは頭を使ってない状態を言うと思う。特に平和ボケと言われるのは外国からの侵略に危機感を持ってない日本人に対して言われる言葉である。戦争にも行っていない平和ボケした戦争ヲタクが特にそういう言い方をする気がする。
武器や装備から見ればいくらでも戦争は出来る。それは、第二次世界大戦よりも遥かに今は戦争が出来る。だけでも、殆ど戦争にはならない。今、ロシアがウクライナを攻めてはいるが。
それは、戦争とは経済戦争だからである。かつては領地を拡大する戦争であったが、今日ではそれよりも資本主義経済社会の中で重要なのは経済戦争なのである。領地や奴隷を確保するのではなく、如何にお金を儲けるか、いや、厳密には如何に自国通貨を刷りまくって良い状態を作るかという戦いをやってる。
それは何故か?それが国家を維持する最良の手段であるからだ。
武力戦争で如何に侵略しても、それだけでは儲からない。むしろ、軍事費を考えると費用対効果は良くない。それよりも、自国の状況を悪化させ、例えばコロナとか、災害とか紛争とか、自国通貨をたくさん刷れる正当な理由を得ることが大事なのだ。
国家の仕事とは何かと言われたらお金を刷ることなのである。今や税収で国費を賄える国は殆どない。大抵は大量に刷った紙幣で賄っている。しかし、何もないのに無尽蔵にすることは許されない。
本当は出来るが、それをやると国家の権威が失墜し国家の存在危機になる。
従って、主に政情不安な東側諸国にお願いして、戦争になる雰囲気を出させたり、実際に戦争してもらう事で、それに対抗するという名目得て軍備増強をお金を刷って出来ることになる。
こうすることで、軍需産業は潤うし、兵士の雇用で失業率の低下に役立つ。常に世界はお金で回っているのである。
そして、それを知らない平和ボケした戦争ヲタクが装備の点からだけで大騒ぎしているのです。
そして、そういう危機感のない人を平和ボケしていると揶揄する。
ここからが本題なのですが、この平和ボケという言葉は本当は平和でボケたのではなく、平和になって暇になって勉強ばかりしたからボケたという勉強ボケが正解なのです。
では何故、勉強するとボケるのか?それは「学校で勉強するからバカになる」という本を本で貰えば分かるのですが、読む時間ももったいないと思うので一言で言うと、人は学ぶと考えなくなるという性質によって、頭の稼働率が下がることで起こるという事です。
大抵の人は学ぶと考えるを同じに見ているのですが、この二つは全く異なる動作なのです。学ぶとは覚えるとか真似るという行動であり、考えるとは想像するという行動です。
学ぶことで覚える知識や情報によって人は考えることなく行動できるのです。それを一般にマニュアル的な行動と言います。マニュアルさえあれば何でも出来るとういことです。
しかし、そういう人はマニュアルとなる知識と情報がない事は何も出来なくなるのです。それは、何も考えずにマニュアル通りに動いた結果だと言えます。
それに対して考えるとは想像することです。例えば、この状況をどうすれば解決できるかを考える。それは解決方法を想像する、作り出すという行為です。こういう習慣がある人は何でも出来るようになります。
それに対して学んだ人は学んだことしか出来ない。そして、それ以上の事は出来ない。それはまるで機械の様な人間という事です。こういう人は学んでない事には疎いわけで、その状況がボケていると見えるのです。
考える人は、仮に自分が知らない世界であっても、その世界の状況を具に見てそれがどういうモノなのかを考えることが出来るので、正解かどうかは別にして対応が出来るわけです。対応が出来ればボケている様には見えません。
今日本は日本人存亡の危機にあります。もちろん、ボケている人にそれは見えない。私が危惧するのは、そういうボケた人が増えたのが平和だからという結論になることです。
平和ボケという言葉をこの世から消したいと思うのです。人間は平和だからボケるのではない。考えないからボケるのだということです。そして、考えない理由が学校で強制的に勉強させられることで起こるという事です。
その結果として、ヒューマンエラーの塊のように社会を築き、お金の為に働く機械が闊歩する世の中を作り、少子化と人口減少によって、日本民族を自ら葬り去ろうとしている状況にさえ気づかない状況となっているのです。
日本民族が絶滅危惧種となる少数派になるまでの時間は長くても後100年位になります。それは、算数が出来れば誰もがキチンとはじき出すことが出来る数字ではないかと思います。
しかし、大抵の日本人はそれをやらない。政府と専門家に任せるだけです。そんな大事なことを他人に委ねることは危険だと思います。何故なら、彼らは自分たちに都合の悪いデータを出すことをしないから。
今や、情報社会という言葉に騙されて、他人から与えられる知識と情報に依存している日本人ばかりではないでしょうか?そして、事もあろうに、そういう知識と情報を持つことを自慢している。
それは、自ら何も考えていないバカなんだ!と触れ回っている事と同じことなのです。そういう恥ずかしい事を出来るのは無知だからであり、長年の学校教育によって国家に騙されている奴隷である証拠だと思います。
余談になりますが、他人を騙そうとする者は自分が騙されていることに気づかない。こういう人間が国家にとっても最も好都合な奴隷という事になるでしょう。自分が騙されていたのかどうかは死ぬときに分かると思います。
国家のやっている詐欺はそれほど巧妙で大規模なのです。その片鱗を感じたことはないでしょうか?もしそうであれば、悔いのない人生を送る為に一度疑ってみることをお勧めします。
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