7-20 彗星断
70000PV突破してたのだ!
感謝なのだ!!
————————————————————
あたい等が戻ると、リック達が集中砲火を躱し続けていた……こう離れた所から見るとあたい等頭おかしいって分かんだね。
壁にしか見えない弾幕の隙間を縫う様に避け続けるって………こいつ等に弾幕シューティングやらしたい。
まずは東h…おっと、こっちにも飛んできた。
『ケイト、準備は出来たのかい?』
「バッチリ!後はどうやって突っ込むかだ」
と言っても突っ込むのに策もクソもないんだがな?秒で8km進むからこの距離……相手がでかいから近くに見えるが………。
「グランドロア、対象との距離は?」
『ザッと40kmほど』
てこたぁ5秒ほどか。
正確にはもうちょいかかるが。
何もいきなり時速28000km出るわけじゃねえ。
トップスピードに至るまでグランドロアは5秒ほど。そっからだから少しはかかる。
つっても、初速の段階で速すぎて消えるレベルなんだが。
「そこまでどうやって時間と距離を稼ぐか」
『距離はあまり関係ないかと。一気に詰めるのには時間の方が問題です。数秒ですむとは言え弾幕を避けながらだと最高速度に到達するのに被弾しかねないですから』
「ビームフィールドも分厚くねーからな」
ビームフィールドは物理・エネルギー両方を弾けるが、厚さ自体はそんなに無い。
実際、止まったままだと隕石を止める事も不可能だ。
それが何故全て弾くかと言うと、MAに有り得ない速度があるからだ。
『速度が無いとちょっと強めのビームシールドですしねー』
「そもそもビームシールド自体、搭載してる機体はねーがな」
その内実装されるだろうが、ビームシールドはカリンさんや技術班には作らないように伝えている。
理由としては今のMAの有り方にあって、今のMAはビーム粒子を弾くコーティングをした盾を装備している。
つまり、技術的に市場がひっくり返るからなんだよな。
軍中心の船団は、規模こそはでかいが閉じた経済であり、地球みたいに色んな国がある訳じゃねー。
国家レベルのGDPを叩き出せるのは精々、ギルドとファクトリーぐらい。
MAに関してはフィール工房でやらかしてはいるが、元々あった戦闘機を軍が手放した技術者を工房が拾ったって事にしてる(間違いではない)ので問題ないんだが、ビームシールドは革新過ぎて試験機のデータも無しにいきなり防衛隊丸ごと装備してたら市場が荒れまくる。
軍からの追求があるし(ビームフィールドの件で鬼の様に追求来てる)
「カタパルトがある訳でもねーしなー」
『……だったらコレなんてどうかな?』
リックから作戦の提案が。
………マジか。
「理には適ってるが危険じゃね?」
『でもこれならトップスピードで行ける』
意外とリックも頭おかしかった件。
だが、それしかねーか。
————————————————————
敵旗艦ブリッジ
「対象はどうか?」
「対象、未だ健在!全ての火器、回避されています!」
「何だと?こっちは中型艦3隻分だぞ!更に立位形態までなったと言うのに!」
「艦長殿」
「監査官殿」
「ぶつけましょう」
「!」
「法皇様から下賜されし巨人。何の為の剣と盾ですか」
「おぉ……おお!仰られる通り!!」
「「全ては量子の御心のままに」」
「艦長!一時離脱したと思われる対象の内1機から膨大なエネルギー量を感知!」
「何っ!?モニターに回せ!……なんだこれは?加速しようとしているのか?それを2機で押し留めて………まさか!機関最大出力で全力後退!距離を取れぇぇぇぇ!!」
————————————————————
お?一瞬だが巨人の動きが止まった?
ま、いっか。
今あたいは、フルブーストをかけながらリックとエンリケ少佐の2人掛かりで機体を押し留めている。
『エンジン臨界まで後5秒』
「2人共!タイミングを外すなよ!吹っ飛ばされるぞ!」
『勿論!』
『サー!』
『2……1……今!!』
リックとエンリケ少佐がフルブーストでグランドロアから離れた。
その瞬間、グランドロアが
「ビームフィールド展開!!」
あたい等が作戦は至って単純。
グランドロアのフルブーストを2機掛かりで押し留めてエンジンが臨海になったら外す、つまりはデコピンの要領なんだが、これならいきなりトップスピードで突っ込める。
「『いっっっっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』」
あたい等は旗艦の下方へと突撃していく。
狙うは相手の死角、つまり。
「てめえのケツがガラ空きだぜ!!」
後少しの所でキラキラした物が散布される。
ビーム攪乱幕!フィールドに干渉してビーム粒子を散らしていく。
だが!!
「『かんけーねぇぇぇぇ!!』」
圧倒的な速度で散らされるよりも速く攪乱幕を吹き飛ばす!!
「『必!殺!』」
更に回転!!
フィールドが渦を巻き、旗艦のケツを抉り貫いていく!
「Comet witch Strike!!」
『彗星だぁぁぁぁん!!』
僅か、僅か2秒弱で巨人を貫いた。
途中、自販機やらなんやら見えたが、機関部とブリッジっぽい場所も見えた!
あたい等が貫いた後、巨人がケツから爆発していき、最後には完全に吹き飛んだ。
スゲー爆発だな………ヤベッ!!
この規模の爆発だと旗艦の破片やらなんやらで相当離れた場所でも被害が!?
『ジャンク回収用ワイヤー、全機射出!!』
エンリケ少佐!?
防衛隊も含め全機がワイヤーを撃ち出し、音速で飛来する残骸を止めていく。
普段から回収作業してるから常備してんのな。
これなら細かいのはしょうがないとして、工房とかにも被害は及ばないだろう。
「ふう……で?何だ「彗星断」って」
『そう言うケイトさんも「Comet witch Strike」って何ですか。洒落ですか?「FROM MERCURY」って言いたいんですか?』
「
『あ?』
「お?」
「『ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー』」
『お姉様、自分の機体とケンカしてる……』
ともかく!
これにて巨人狩り終わり!
————————————————————
補足
彗星断もしくはComet witch Strike
今回出した必殺技は正確には必殺技ではなく、以前に隕石戦艦に追いつく為に使った単機で長距離空間を移動する為の手段であり、武器とするものではない。
しかし、グランドロアの出力の高さ(正確にはエリジウムマテリアルエンジンから引き出せるエネルギー量の多さ)により、ピアースやキャバリーに比べると1.5倍ほど高く、その出力の高さから(武装を同時展開しなければ)ビームフィールドが分厚く、通常弾、60mm程度なら棒立ちでも関節部であってもメインカメラであっても弾く。
これに速度が加わると隕石すらも斬り裂く彗星へと化す。
本来ならモーリアンを装備する事で可能となるのだが、ピフピヘットが所用で不在だった為に急遽ピアースで代用した。
モーリアンも変形・合体時ピアースと同じ規格のジョイント部を使用している為、可能となり多少出力は落ちるものの、彗星と化した。
※ケイトは洒落で「Comet witch Strike」と言い、グランドロアは「彗星と化し相手を断つ」と言う意味で「彗星断」と叫んだのだ!
稚拙な作品をお読み下さり有難う御座いますなのだ!
ストックがもう無いから毎日更新は出来なくなってるのだ……出来次第上げるのでまったり待っててもらえると有り難いのだ!
少しでも笑ってもらえたら大変嬉しいのだ!
そしてより多くの方に読んで頂けるように☆とかツッコミとか下さるともっと嬉しいのだ!!
某2つのサイトで30MMアチェ○ビー(+ルブ○スソーン+レギンレ○ズジュリアパーツ)とガンキ○ノン上げたよー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます