ギルド
4-1 ギルドへようこそ
4000PV突破感謝なのだ!!
感謝としてAIさんにサユリのイメージイラスト作ってもらったので近況の方に上げとくのだ!
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ちょいとトラブルがあったが、輸送艦エンハンブレに乗るあたい達はギルドへと到着。
ギルドはファクトリーと違い、横に平べったく円盤状で、中央の本部の周りを無数のドックが衛星のように囲んでおり、まるでこれは。
「重ねて積んだスピナー?」
「んだそりゃ?」
「昔流行ったくるくる回すおもちゃ。ベイ○レードでも可」
エンハンブレのブリッジのモニターに写ったギルドは、そうとしか言えない形状をしていた。
「よく分からんが一応説明しとくぞ。ギルドは主に企業や軍が本隊を動かすほどではない仕事を斡旋してくれる場所だ。無論、個人依頼もあるが。入港は外周部。そこからコンテナで中央まで移動する。受付カウンターもそこだな。他の階にはリラクゼーション施設やホテル、ピンキリのレストランに高級店もある。ある種のテーマパークだな。と言っても上下合わして20フロア分までだが」
20フロア!?
そいつは楽しそうだ。
「それ以外は積み荷の受け渡し用だ。何せ銀河中の物品が集まるからな。もう少し近づくとそのデカさが分かる」
ファクトリーもでかかったのに、それ以上だよな。集まる物も珍しい物とか滅茶苦茶多いし、それ等がファクトリーとかに卸されるんだから倉庫内も博覧会みたいに色んな物があるんだろう。
ちょい、ワクワクしてきた!
で。
「いや、でかすぎだろ………」
ドックに近付くにつれ、ギルドの外周部の壁が見えてきて「もうすぐかなー?」とか思ってはや10分。
壁にぶつかりそうに見えんだけどな………
「下手すりゃそこらの小惑星と同等の規模だからな。と、もうすぐ着くぞ……近く見えるだろ?速度上げてねぇが徐行って訳じゃない。ま、そんだけでかいんだが。あ、旗艦や旗艦付き居住区画艦なんかはもっとでかいぞ?」
なぁにそれぇ。
どんだけ規模がでかいんだよ………
ともかく、見た目には直ぐにでも壁にぶつかりそうなんだが………
「なぁ艦長」
「あん?」
「ギルドのでかさは月レベルって分かったんだが、でかいと思ってたけどエンハンブレって全長どんだけ?」
「全長?1000mほどだが………」
「せん!?」
そんなにでかかったのかよ……
まあ、考えてみればそうか。
グランシードとアエードーンが第4格納庫だもんなぁ………他のは何処にあんだよって事だもんなぁ………
確か前の海賊退治で大半潰れたけど、第9部隊まで隊があるんだよな……マリアさんの話では1個大隊だったよな?
んで、姉貴の説明で3機1小隊だから………ん?………えーと?1個中隊で9機………つまり27機!?他にも回収した海賊やらのジャンクもあるから………
「正確には989mだ。幅は354で高さは276だ。ま、艦の大半は格納庫だがな。4割程だが。」
道理で人が多いと思った訳だ。
そりゃ食堂もフードコートやレストラン規模の大きさあるわな。
そこ!今更とか言わない!
グランシードのある第4格納庫とか自室とか艦長室とか
「ちなみに総員数は630名、最大1030名が収容可能だ。ついでにMA用のパイロットは予備と訓練生含めて100名程だな」
………そんなに居たんだー。
じゃ、あの時、サユリ達を救助した時に動いた人数って、全体からみたら実はそんなに動員されてなかったんだ。
「じゃ、救助の時の人員数は最低限だったんだ。全部隊出てきてたから驚いてたんだが」
「あ?何言ってやがる?ありゃ全員訓練生だぞ?」
「え?」
「正規は襲撃直後で休ませてたからな。良い機会だし訓練に当てさせてもらった。あぁ、それとお前とサユリだがな、訓練生達の間で話題になってるぞ?誰も動かせなかった機体を動かした少女と、とんでもない頭脳と技術の持ち主の女性がいるって」
な、何で話題になってるんですかねー?
「そうっすよー?俺ら艦橋クルーは、訓練生達から問い詰められてるんスからねー?」
と、頭にバンダナ巻いた操舵士の兄ちゃん、ゲイリーさん。
「同じ訓練生なのにブリッジにいる自分はしょっちゅう質問攻めですしね」
「私もそーですよー!」
と、操舵士補佐の訓練生、パトリック君と通信士補佐の訓練生エミューリアちゃん。
「普通、パイロットや技術班がブリッジに入り浸っている事がおかしいんですけどね?」
と、通信士のレイチェルさんに突っ込まれる。まー、あたいが勝手にブリッジに来てるんだがな?
「でもなんで?ある程度ならわかっけど」
「そりゃよ、モニター越しに全裸幼女が突然現れ
「そうそう。ケイトちゃんを見た訓練生が他の
クスクスと通信士のミレイが笑う。
「まだ出会ってない機関部のメンバーとかからは未だに幻扱いですしね」
それはひどい。
「ま、そう言う訳でこの艦は1個大隊運用艦を改修した輸送艦だ。払い下げだが、全線に出ても一線級だぞ?」
「武装を整えないと火力不足ですけどね?それより、ギルドから着艦許可が降りましたよ?」
あたい等のやり取りを微笑みながら聞いていたエリーゼさんに促され、ギルドのドックへと入港していく。
その間、ブリッジ内を観ていたが、補佐役をしている訓練生達に正規クルーが業務をこなしながら指導していた。
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補足
輸送艦エンハンブレ
全長1000mにも及ぶこの輸送艦エンハンブレには物資の輸送以外にも様々な運用がなされている。
その1つが訓練生の育成であり、ほぼマンツーマン(パイロット除く)の育成で、様々な分野のエキスパートを育てる。
その成果は燦然たる物で、育成が終了した卒業生達は各分野で一線級のエリートとなり、その働きで引く手数多となっている。
これにより、各企業(軍含む)からエンハンブレを指名したギルドへの育成依頼が殺到しており、グレッグは定期的に生徒達を受け入れている。
最近ではギルドを介さず受け入れられる養成所を設立しようかと悩んでいるが、資金的にもコネ的にも不足しており、設立の目処はたっていない。
※エンハンブレもでかいが軍の旗艦は地球に匹敵するのだ!なのでエンハンブレ級は軍での扱いは小型艦なのだ!
そしてギルドやファクトリーはほぼ小惑星なのだ!
稚拙な作品をお読み下さり有難う御座いますなのだ!
4000PV突破感謝なのだ!
少しでも笑ってもらえたら大変嬉しいのだ!
そしてより多くの方に読んで頂けるように☆とかツッコミとか下さるともっと嬉しいのだ!!
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