2-7 ピフピヘット3

マジで?

世界樹やってたら2000PV突破しとる…………(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!

何が起きてるんです?

有難すぎて更新遅らせれないじゃないか!(歓喜)


ともあれお読み下さり感謝!なのです!

————————————————————


ファクトリー中央部データベース




「首尾はどうか?」


ファクトリーの中央部に位置するデータベース保管庫。

この場所には数多くの情報、特に軍と各兵器メーカーとの中心に集まっていた。

多くのサーバーが低いうねりを上げるなか、青みがかかった触手の束が入ってきた。


「上々でさ」


魚人の男がコンソールを操作する。


「後、数分で終わりまさぁ」


「港の方は?」


別の男、牛頭の男に問う。


「連絡が取れません」


「………やられたか?」


ふむ、とテレンテテーレ人の男は考える。


「お兄さま!」


「ピフピヘットか」


保管庫へと飛び込んできたのは赤みがかった触手の束、ピフピヘットだった。


「お兄さま、既に囲まれているのです!ですが今ならきゃあっ!」


無数の触手が横殴りにピフピヘットを弾き飛ばす。


「黙れが!既に軍とファクトリーとの間で行われている不正献金のデータは手に入れた!これを元に我等の技術を認めず、我々を不当に解雇した軍と利益しか追求しないファクトリーに鉄槌を下すのだ!」


「「「オオッ!!」」」


「………さて、混ざり物である愚妹よ。囲まれていると言ったな?ふむ………ならばを動かすか?」


「なっ………!ダメなのです!アレはまだ未完成で………」


「黙れぇ!」


再びピフピヘットは兄の触手による殴打を受け床に倒れ伏す。


「ふん………」


「ダウンロード、終わりました」


「よし!皆、脱出するぞ!!216番ドックへ向かう!……………何時まで寝ている?立て!」


「………はい」


ピフピヘットはゆっくりと立ち上がるが、兄は無視して他の仲間達と部屋を出ていく。


「さあ………見せつけるぞ、新たな兵器の力をな!」


(このままでは無関係の人達が……誰か……誰か止めて………)


暴走する兄達を止める事もできずに、ピフピヘットは後を追う事しか出来なかった。



――――――――――――――――――――

テロリスト達を拘束したあたい達は、ダクラク率いる警備隊(めっちゃ隊長だった)達と共に中央を目指す。


『何でさっきグレネードが来ないって分かったんだ?』


『あーそれな。多分最初の爆発が最後の一発なんだろうな。あたい等が合流するまで少なくとも10分近く経ってたはず。なのにそれまで相手がしてた事は弾幕だけ。これは時間稼ぎだなって』


『それでもよ?何個か持ってて渋ってただけだったら……』


『それはない。2・3回爆発があったら違ってたが、普通、あーいう場面で脱出目的なら何分かおきに投げて潰しに来てるはずさ。でもそうじゃない。なら、最初の一発でこっちに「まだあるかもー」って思わせて足止めするんだ。まんまと嵌められたんだよ、あんた等はな』


『ほー。プロの軍人さんはそう見るのか』


『ちょいと違うが、まっ……そんなモンだ』


昔、色々教わった時にそう言うやり方セオリーもあると教わったんだよな。

街の中に入ったからメットのバイザーを上げる………エアーが勿体ないからな。


「此方湾港警備隊のダクラク……お、繋がった!港は制圧完了、中央へ向けて協力者であるエンハンブレの隊員と共に進行中!中央の状況は?………………了解した」


「状況は?」


同じくメットを外したダクラクはやっぱ獣人、それも熊の獣人だったか。

喋り方とガタイからして30代か?


「現在、犯行グループは包囲しようとしてた中央警備隊の一角を破って下層に向けて進行中だ。流石に間に合わねぇな………」


「そっか。下層への最短ルートは?」


「一番近ぇのは港のエレベーターだな。それでも間に合わねぇがな」


下層かぁ………


「てこたぁ、奴等は船に乗って逃げるんだよな?制圧されていると仮定して………警備隊用のMAは?」


「有るには有るが………そうか!MAで押さえようって腹だな!?」


「その通り」


「その話乗った!手続きが有るが、緊急だ。速攻で出す!」


「あたい等もエンハンブレからMAで向かうぜ!パーティーに遅れんなよ?」


「艦長に許可取ったよ!ハッチ開けて待機しとくって。エリーゼさんはそのまま救助活動に入るってさ」


流石サユリ、仕事が速い。

とは言えちょいと距離があっからな……車輌でもあれば………試すか?

あたいは武器をバズーカに切り換えると、赤黒い竜アサルトライフルが口だけお化けな姿に変わる。


ボタンを押すとバズーカが少し浮き上がる。で、これを発射口を後ろに向けて跨がってっと………


「な、何やってんだ?」


「サユリも乗れ!」


「あ、やっぱその機能付けたんだ」


サユリもあたいの後ろに跨がる。


「じゃ、遅れんなよー」


バイザーを下ろしバズーカのスイッチを押すと発射口から弾ではなくブーストの炎(ビーム?)が吹き出し、一気に加速していく。

これがバズーカの方に付けた機能「バイクモード」だ………と言っても浮いてるから、空も飛べたりするんだな。

ゲームでこれが技の1つだったから、気に入ってたんだ………MP依存だったから10秒ともたなかったけど。

しかし、確かに航続距離自体は燃費の問題でかなり短いが、ゲームの時と違って数分は飛んでられる。

………MP依存なのは変わんないか。

弾は精神力だし………しかし。




港までならヨユー。




速度も悪くなく、時速50kmは出てんな。

多分最高100は出るんじゃね?

それに搬入口の通路はMAが数機並んで歩けるぐらいかなり広いから、このまま飛んでもフルアクセルでも、余程でないと事故ったりはしないだろ。


『見えた!』


『5番ハッチ、開いてるよ!』


5番ハッチへと飛び込むとあたいとサユリはグランシードとアエードーンに乗り込む。

ハッチを閉めると機体内にエアーが充満し、あたいは全裸に。

こうしないと反応が悪くなんだよ!!

運搬とかなら問題ねぇけど、ビミョーな操作や感覚が物を言う戦闘だとこの方が良いんだよ!!






速く専用スーツ欲しい………



――――――――――――――――――――

補足


武器の販売

バイオウェポン及び他の携行武器はファクトリーを中心に店舗販売されているが、購入に際しては必ず身分証明書が必要であり、ケイトやサユリのような救助された者達は、軍の許可、もしくは保護者(ケイト達はグレッグ艦長)の同意が必要である。

そして購入時、店舗には必ず工房があり、店舗側も工房がある、または工房を持つ店舗との提携が必須であり、両方揃っている店舗は軍の許可証を正式に得た証でもある。

それ以外のどちらかしかない店舗は、申請をしている店舗は自宅経営の自営業者か、もぐりの闇業者である。



※もはや全裸が基本。


稚拙な作品をお読み下さり有難う御座いますなのだ!

2000PV突破感謝なのだ!

少しでも笑ってもらえたら大変嬉しいのだ!

そしてより多くの方に読んで頂けるように☆とかツッコミとか下さるともっと嬉しいのだ!!

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