第3話 あさ

いつものまちなみに 

平凡なあさが来る

照らし出す光に 涙の跡も消えてゆく


夢だけを たった1つ抱いて

家を飛び出した


君はいつも夕暮れに染まる 空を見上げながら

明日こそは きっと違う

朝がくると信じてる



まだ見慣れないまちなみに 

あさが来る

居心地の悪い 畳の上 台所


自分で決めた生き方だから と

君は言うけど


狭いアパートの窓から 見えるものすべてが

大きくなった気がして

泣き出した日もあるけど


君はいつも夕暮れに染まる 空を見上げながら

明日こそは きっと違う

朝がくると信じてる


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