第17話テストが終る

さて、童卒できた大塚は頭に文字が入ってこない。この前のエッチの事ばかり考えていた。

あれだけ頼まれた、国語は67点、数学は17点であった。ボロボロだった。

国語教師の荒畑先生はなんだか、やつれていた。

帰り道、いずみと手を繋いで歩いていた。

「数学17点だったよ。ぼろ負け。パスタおごるよ」

「17点?わたし93点だったよ」

「女は気持ちの切り替えが早いからな」

「大塚君はエッチな事ばかり考えすぎ!」


2人はグラッチェに入店した。

「きょうは、ボンゴレを注文するよ!大盛で!」

「わたしは、キノコパスタにする」

「キノコ?僕のここに松茸あるよ!」

と、大塚は股間を指差した。

「バカ」

暫く待った。大塚は大盛の量を間違えた。

彼はフードファイターではない。

今回はタバスコをかけて食べたら美味しかった。


「大塚くん、そろそろ大学どこ受けるか決めた?」

「一応」

「わたし、市内の看護学校に決めたの」

「いずみが看護師か~」

「大塚君は、警察官希望だよね?」

「うん、法学部を狙っているんだ」

「出来れば近い大学さがしてよ!同棲したい」

「……分かったよ」

そう言うと、大塚はパスタとまた格闘しはし始めた。

いずみは悟った。彼氏は遠くの大学を狙っていると。

同時に心臓が脈を打つのが早く感じられた?

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