第14話甘いkiss

夏休みのある日の土曜日、浴衣姿のいずみと、普通のジーンズにTシャツ姿の大塚は祭りの出店でたこ焼きを買って2人で河川敷の芝生にピクニックシートを敷きたこ焼きを食べていた。

今夜は夏祭りなのだ。焼きとうもろこしや、イカ焼きなんか大塚が次々に買ってくる。

「ねぇ、大塚君今何時?」

「ちょっと、だいたいね~♪」

「ふざけないで、何時?」

「えっ、7時50分」

「後、10分だね。花火は」

「うん」

いずみはぱくばくとたこ焼きを食べて、大塚は焼きとうもろこしと格闘している。

すっかり、2週間前のバイク転倒事故のキズも癒えた大塚は,浴衣からDカップのいずみのおっばいの膨らみに興奮している。


出店で買った食べ物は食べ終えた2人はジュースを飲んでいた。そして、ドーンと1発目の花火が打ち上げられた。

幻想的な世界になる。いずみはじっと空を見つめていた。

いずみより、少し後ろに座っている大塚はある行為をした。

それは、花火の合間で周りが暗くなった瞬間、いずみを後ろに少し倒し、キスをした。

優しいキスをした、また、空が明るくなって、2人の顔重ねたままの姿が照らしだされた。

1分くらい唇を重ねたら、そっと2人は離れた。

大塚は何事もなかった様にジュースを飲んでいる。

いずみは空を見上げている。少しニヤケているようだった。


花火は1時間くらいで終了した。田舎の花火大会はそんなもんだ。

まだ、多くの客は芝生の上で酒を飲んだり、お話していた。

大塚といずみはシートをたたみ、ゴミをゴミ捨て場所に捨てて、帰るつもりでいたが公園のベンチに座り、少し話した。

「不意打ちかけられちゃった」

「まぁ~ね」

「緊張した」

「いずみは僕のチンコ舐めたじゃん。順番めちゃくちゃ」

「だって、大塚君が舐めてって言うから」

「この後、いずみはバスないから、電車でかえるんだよね?」

「うん」

「駅まで送るよ」

大塚はスクーターを押しながら、いずみを見送るために駅まで並んで歩いた。

9時半に電車が来た。いずみはそれに乗り帰って行った。2人はずっと手を振っていた。



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