第10話勝者の快感

昼休み時間、アナウンスが流れた。


【2年2組大塚君、職員室へ】

「大塚、また、何か変なことしたのか?」

「い、いぃやー」


大塚が職員室に入ると、荒畑先生がこっちこっちと手を振っている。

荒畑先生は国語のオバサン先生である。

「大塚君、今回のテストおめでとう。特進クラスの先生に勝ったの初めてなの。次回も出来るわよね?」

「はっ。荒畑先生、大船に乗ったつもりで」

「さすがだわ、大塚君。期待してるわよ」

2人は昼休み時間、ずっと話していた。


なんだ、先生どうしも張り合っているのか?


それより、罰ゲームを考えるとあそこがムズムズした。

放課後、大塚といずみは誰も使わない、非常階段の踊り場にいた。

「いずみ、約束通り舐めてよ」

「う、うん、分かった」

大塚はズボンとパンツを下ろした。

そこには、既にギンギンなったモノがあった。

いずみは、モノを口の中に入れた。

大塚は、いずみの舌の動かし方を確かめていた。

いずみは、絶対経験者だ!

間も無くすると、

「いずみ、出すよ」

と、言うと口の中に大量の白い液体を放った。

飲みきれず、口から液体がボタボタ落ちた。


「トシ君、気持ち良かった?」

「う、うん」

「結構、量が多いね」

「あ、あの、いずみ。もしかして、経験者?」

「……違うよ。初めてだよ!どうして?」

「あまりに、上手かったから」

「勉強したからね」

「へへぇ」


大塚はズボンを履いて、手を繋いで学校を後にした。

今日は、お礼のつもりでいずみが好きなチーズケーキを買ってあげた。

大塚はコンビニでバイトしているので、小金は持っている。

次回のテストは負けるだろう。僕はセックスの勉強をしなければ。

いずみが言った。

「次、テスト負けないから」

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