第234話 改革しつつ準備に勤しむ
俺の取締は賛美両論あったが、後の歴史書に初代皇帝の初改革はこの国を発展させるのに多大な影響をもたらせ、不正を許さない国民感情の礎になったと記載されるのだが、それはまた別のお話。
そればかりをする訳にも行かず、嘘発見の魔導具開発と、シャルルの持つ嘘を見抜けるのと同じ能力を持つ者を登用すべく、大々的に公募した。
意外と多くいるもので、調子に乗り軍を縮小するに当たり、その者達の転属や転職先をとなったので、警察機構を創設し、嘘を見抜くスキルホルダーをコアとする感じにする。
また、高校生達にはすでにオファーをしているが、アカデミー卒業後に俺は冒険者をするか新たに発足する警察機構、各地方の政務関連の仕事があるからと、考えるようにして欲しいと伝えた。
既にこの世界だと賢者呼ばわりされる知識を持ち、知識無双で道具の開発をするならスポンサーになる話などもし、間違いなくこの国、この世界に名を馳せる偉業を行えるであろうと伝えた。
選択肢を増やす。
既に元国王、現総督の娘と懇意にし、婚約している者もいるそうで、政治のトップになるのもありだ。
俺はその礎を築くだけだ。
精力的にその為の指導や教育をし、落ちた体力が戻ったと判断したのは気絶してから2週間後の事だった。
嫌なパレードも各地方を周って行ったし、アーリバンも復興しつつあるようだ。
その後長期でダンジョンに籠もる事を想定し、食料を備蓄した。
また、アイリーンに重火器や火薬類を仕入れて貰う。
だが、やはり武器は砲弾系が駄目で、火薬がないのしか手に入らない。
なので空の玉に火薬を詰めて自作だ。
この2週間そうやって準備し、魔導具とスキル、現代兵器の組み合わせで無双するつもりだ。
また、プラスチック爆弾も手に入り、導火線や起爆装置もそれなりに手に入った。
準備し出したらきりがないが、石橋はしっかり叩いて渡りたいものだ。
そして準備が出来たと判断し、目的地近くの町に飛ぶ事にした。
さて、どうなるか。
既に大陸を統一した今は剣聖の力を必要としない。
だからニーナを1人の女に戻す時が来た。
イデアさんからは特に何も言われなかったが、出発前に恥ずかしがるニーナを抱きしめて頑張ってきなさいと言われて送り出された。
恐らく聖女と言われる回復師になると予測されるが、戻っていたイリス女史に性女の間違いじゃないかと軽口を言われつつも、生きて帰らなかったらぶっ飛ばす!と言われていたな。
ガナフスキーは、姐さん気を付けてとだけで、ミライは泣いて抱き着いていた。
姉のように慕っていて、ニーナが優しく頭を撫でていたが、開放された後に飛んだのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます