第153話 チート持ちと判明?


 公爵の娘2人はこんな感じだ。

 コナリナス・ラルクス・ハンニバール

 金髪の縦ロールで腰までの長さがはありそう。

 髪をネットにまとめていたが、模擬戦の時に解けて縦ロールが判明。

 初めて見る生の縦ロールに少し興奮したのは内緒。

 背格好はシャルルと大差なく、この世界の女性の一般的な背丈だ。

 きりっとしており少しキツめだが、かなりの美人さんだ。

 そして胸は・・・Aカップと控えめっす!


 妹のイリーデ・ラルクス・ハンニバールは髪は肩までで切りそろえられており、髪型以外姉と見分けがつかない。いや、胸の大きさで分かる?こちらも控え目だが、推定Bカップ。

 おっとりしており、しっかり者といった感じであまり喋らない。


 そうそう、アイリーンによると人物を鑑定すると、女性のスリーサイズが分かるとか。

 勿論教えてくれないが、みっちゃんに確認したスリーサイズと見えた数字が同じなので間違いなくスリーサイズだと。

 それと男子は謎の数字があると言っていたな。

 俺のは18cm/4倍

 谷本君は11cm/3.5倍

 阿雅佐君は14cm/3.2倍

 だそうだ。

 嫌な予感しかしないが謎だ・・・

 ふと思うのは鑑定を取っておけば良かったなと。

 スリーサイズが分かるなんて男のロマンだよね?


 昨夜は男子は皆必死だったが、スキルの影響からはっちゃけており、童貞を卒業した事に感極まり泣いていたが、阿雅佐君と椎那君は交際が順調に進むといずれ公爵を御父様と呼ぶ事になるのだが、俺は嫌だ!勘弁願いたい・・・

 2人に幸あれ!


 美人のそれも貴族の娘を娶る場合の宿命だと思って諦めてくれ!と彼ら2人には言ってやりたいが。

 そしてリア充爆せろ!と。

 お前が言うなって?・・・


 コホン。

 それはともかく講師との模擬戦に勝てたのは俺だけだった。

 剣の腕前はお世辞にも褒められたものではなかったが、それでもニーナから教えられたのは実戦向きの剣の扱い方だったのでなんとかなっていた。

 意外とニーナは教え上手だったりする。


 阿雅佐君達よりも俺の方が強かった。

 もっとも剣道のルールでやるとひとたまりもないが、俺の場合は技というよりもステータスの補正にモノを言わせてのごり押し勝負だったりする


 それはともかく明日から臨時パーティーで魔物を討伐する事になった。

 勿論パワーレベリングの為だ。


 翌朝シャルルの館に集合するが、早朝の俺とニーナの朝練に合わせて来る事になった。

 俺が知っている格闘術をいくつか教える。

 その、強盗を倒したと言うか、殺してしまった後、もっとやり方があったのではないか?近接戦闘の知識がちゃんとあれば投げ技で投げ飛ばす事などというような事をせずとも、組み伏せて制圧する事ができたのではないか?そういう思いから格闘術を覚えようと、あの後から勉強していたのだ。


 明日から冒険に行くからと、ニーナを一旦パーティー員から外せば俺の冒険者パーティー枠に2名の空きが出来るので、とりあえずお嬢様2人をパーティーに登録しようと、まずは姉の方にパーティー勧誘を送った。

 すると彼女が受託したのでパーティ員になったのだが、何故か彼女以外のパーティーメンバー5人全員が俺のパーティー 員になった。

 そう、姉がリーダーだったからというのもあるが6人全員が加入し、残りの5人が一様に驚きの声をあげた。


「あのう、レオン様?名前の読めない方のパーティーに加入しましたと出てきたのですが、これはどういう事でしょうか?」


 妹の方が聞いてきたが、俺にも分からない。

 一般の者は1人ずつそれもパーティーメンバーが6人になると7人目は加入できなくなる。

 奴隷は別なのだが、その奴隷の扱いが俺は違うのだ。


 そして俺のステータスからパーティーメンバーを見ると、今の6人が6人目のメンバーとしてリストにあった。

 そう、まだニーナは外していない。


 その事について話をしていたがみんなからジト目をされた。


「さすがぶっ壊れのチート持ちだ!」


 誰かにチート持ちだと言われた。


 確かにスキル制御も5段階目の特別スキルを制御するやつでしか制御できないスキルを持っているので、本来取得できない?スキルを俺は何故持っているのだろう?と思う。


 他にも俺のような者がいるのか?俺だけ特別なのか?・・・分からない。


 みっちゃんやさくら達の話からすると、俺以外は皆一様にスキルを2つしか取っていないと言っていた。


 俺は俺で色々考えなければならない事が増え、今日は明日早いという事もあり早々にギルドを引き上げたのであった。

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