中編2

意気込んだのはいいものの

3000kmも車で行ってたら気がおかしくなりそうだなー

それになんかいたし


やっぱ急いだ方がいいかな?

追いかけてきてるかな?

チラッ


よかったいなかったー

でもなんだか違和感がある気がする

どこかでこういう展開を見たかな?


まあいいか、とりあえずさっき見つけた

ラジオをつけてみようかな


カチッ、、、、、、ザー、、、、、、、、、、、


あれれれれ

砂嵐になってる、、、

車の方はどうだろうか


ピッ、、、ザーー、、、

ジジ 、、、8、、、1、、、73、、、、、、 ザー


8173?

よく聞こえなかった、

とりあえずメモしとこうかな


8173っと

てかなんの数字だろうか

わからんなー


それからというものとくに何も無かった

追いかけて来た気配もないし

ガソリンもまだ4分の1あるし

食料はまだまだあるし

地図通りに進んでるが何かありもしなかった

周りは雑木林だけだし

暇だなー



あっトンネルだ

短いしフルスピードで行こうかな

オラァ

ブオオオオン

うおっ、こいつ、、、動くぞ!

すげー!100キロ近く出てるー

よしやっとトンネルを抜けるぞー

ワクワク

3、、、2、、、1、、、


通り抜けたと同時に眩しい光が

目に当たった

僕は一瞬何が起きたか分からなかった

だが、僕はしばらくして光の正体を理解した


海だ!!


うわっめっちゃ綺麗

それになんだか暖かいぞ

もしかしてようやく赤道ら辺に来てるかな?

でもわかんないなー

空が晴れ渡ってないからなー

うっすら割れ目があるけど

光で見えないな

てゆーか屋上で目覚めた時から

青空がなくて寒かったし

でも夜は少し晴れてた

なんでだろ

あれから1週間が経つというのに

天気が変わってない、、、


まあいいか

あっ燃料が切れかけてる

車はー、、、あった


おっ、満タンだー

やったぜこれでまだいける

あと何キロだー?

時速40キロで来たしー

えー3日ぐらい連続で走らせてるからー、、、

やっば頭回んねぇな


明日考えるか

寝袋を用意してっと

鍵閉めてー

電気とエンジン切って、、、


よし、準備OK


おやすみー






ザァー、、、ザァー、、、

ん、、、眩し、、、

ふぁーあ

今何時だー?

8時か、確か昨日は3時に寝たんだっけ

昼の3時からだから、、、17時間か

寝すぎだな

腹減ったし飯食うか




よし準備はOK、、、じゃねえな

今どれぐらいだ?

40✖️72はーっと2880かー

あと少しだな

それになんだか気づかなかったが

血の跡?が多い気がする

それに見つかる車の大半が壊れてる

怖っわ

とりま、準備完了かな

エンジンをかけてっと、、、


ん、え?

またかよ、、、隠れるか、、、よいしょっと



何も起きない?

ザッザッ

あれ足跡が違う?

ウィーーン

チェーンソー?!

ギィーーーン

嘘?!車切られてる!!

ドン

やっば半分になっちゃった、、、

死ぬくないか?

死にたくない死にたくない

せめて人に会ってから死にたい

親に会いたい友達に会いたい

誰か助けて、、、、


ザッザッザッザッ、、、

遠ざかった、、、?

やった助かった!!

まだ生きれる!!


僕はその生きるという感覚を喜んだ

死ぬ感覚というものはこうも怖いものかと

改めて知った

マンションから飛び降りようとした時も

あの町で会った時も

ここまで酷くはなかった


と言うよりなぜ親や友達のことを

思ったのかそれになぜ生きたいと

思ったのか自分でも不思議だった

でもなぜか親や友達のことを思うと

心が楽になった


しばらくして緊張しながらも

半分になった車から出ると

道路に血の跡が続いていた

まっすぐな血の跡

僕はその血の跡について行くことにした

なぜついて行こうと思ったのかは

分からなかった

でも勘が行けと言ってる気がした

車もないから見つかったら

殺されるかもしれないのに

僕はただただその後について行った

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