青いバック

比類なき凡才

 自分は天才なれない。なら、凡才を極めてしまえばいいんだ。


 天才じゃなくとも、比類なき凡才になれ。圧倒的な凡才になれ。いつか現れる途方もない壁も打ち壊すことが出来てしまうほどに。


 止まるな。足を止めるな。後悔をしてもいい、でも足踏みだけは止めるな。一度停止させてしまったら、再出発時、エンジンが上手くかからないだろう。


 泣きたいならば泣けばいい。自分の才能に泣きたい夜は泣け。それでいい。何も悪いことはない。泣くことが悪ならば、赤子はどうなる?悪ではない、それは進んだ証でただ雨が降ってるだけなのだ。


 だから、止まるな。比類なき凡才になれ。

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