ラブコメ×恋人ルート 次の場所は3

彼女と色々なところへ行ったが、

神通力の手掛かりはまだつかめてはいない。

やはり他の世界で探すべきなのではないか。

とはいえ――


『……』

『……」

『……もう少しだけ』

『もう少しだけ、この世界で過ごしませんか』

『まだ、なにか起きるかもしれないし」

『……ダメ、ですか?』


前にああ言われているのだ。

今更また、提案すると彼女はどう思うだろうか。

僕はぼんやりと彼女を見ていた。


「んん、どうしたの?」

「そんなにじっと見られると照れるんだけど」

無邪気に彼女が言う。

一緒に過ごしているときの彼女は本当に楽しそうだ。

もちろん僕も嫌なわけではない。

とはいえ、神通力を集める使命がある以上、素直には楽しめていない気持ちがどこかにあった。


      → 次はどこに行こうか ←


「そうね、どこに行きましょう」

「えーっと、まだ行ってない場所は」


      喫茶店に行こう

      動物カフェに行こう

      → Gyutto Partyに行こう ←


「確かにまだ行けてない場所があったわね」

「じゃあ、明日はそこに行きましょう」

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