ラブコメ×恋人ルート 待ち合わせ

待ち合わせ場所である橋の上に到着した。

どうやら彼女はまだ来ていないようだ。

数分ほど待って、彼女が到着する。

「待たせてしまいましたか」


      → 少しだけね ←

      待っていないよ


「こういうときは冗談でも『待っていないよ』と言うのよ」

プクーっと頬を膨らませる。

「なーんて、冗談。待たせちゃてごめんね」

笑いながらペコリと頭を下げる。

神であるはずの彼女に頭を下げられると、僕のほうも焦ってしまう。

その様子に気づいたのだろうか、彼女も動揺している。

「私が神だからって緊張してるの」

「それはもう過去の話よ。今はただの女の子なんだから」

そうは言っても、どのように接すればいいかは困る。

「過去のことを引きずる男はモテないぞ」

彼女が笑顔で言う。

変な言い回しはやめてほしいんだけどな。

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