010 レベルアップ
コンコン
聖「は~い、どちら様ですかぁ~」
「フェイク新聞社の者です!」
聖「どうする? 新聞屋さんだって!」
葉月「四コマ漫画ありますの!」
紗々「スーパーのチラシあると買い物便利ですよ」
三葉「うむ、世間のニュースは把握しておくべきじゃがこの声 旦那様じゃぞ」
「「知ってました♪」」
カチャ
「「お帰りなさい♪」」
「ただいま」
聖「ご飯待ってたよ」
葉月「シチューは温めますの!」
三葉「ビーフシチューじゃ!」
紗々「変な薬は入って無かったわ」
「おっ! 腹減ったしお願い出来る?」
葉月「まかせてですの!」
「それに鑑定覚えたんや」
聖「皆で円ちゃん見ながらこれは何かなぁ~って見てたら出来た!」
「そっか、円ちゃんもありがとうな、円ちゃんのご飯は?」
ソファーの横で頭に座布団乗せてる、そっか、円ちゃんの分、回収忘れてたね。
葉月「生のお肉貰いましたの! でも少ないって言ってますの······」
「そっか、よし、円ちゃん俺達ご飯食べんのちょっと待っててくれる? その後でご飯取りに行こう!」
葉月「わかりましたの! すぐ温めて食べちゃいますの!」
葉月がとてとてとキッチンヘ消えていった。
聖「取りに行くってどこかお肉屋さんあるの?」
紗々「この時間だと開いてる所も少ないと思いますよ」
三葉「魔物でも狩りにいくかの?」
「正解! 魔物狩りに行きます!」
「「ホント!」」
「まあ、食べてからのお楽しみ、円ちゃんも少し待ってね」
クエッ
「それと、円ちゃん座布団は座るものだよ」
三葉「お気に入りみたいじゃの」
紗々「皆で教えても頭に乗せるのが良いみたいです」
聖「落とさないようにアイテムボックス装備出来たら良いのにね~円ちゃん」
(ナビ、あるかな?)
『アイテムボックスの魔道具ですね、大きいの有りますよ時間停止タイプで、ご飯捕ったら入れておけます、サイズはこの部屋全部が十個くらいのサイズです』
(良いね! 多めに狩ったら出れない時でも安心だね、ポイントお願い)
『はいどうぞ!』
(ありがと)
「魔道具あるよ、これだけどどこに着けようか?」
紗々「リボンですか、首に掛ける紐があれば良いのだけど私は持ってないわね」
聖「持ってるよ~あの会議室? 色んなのが落ちてたからいっぱい拾ったよ」
三葉「妾も葉月が欲しがると思い寸胴鍋をいくつかアイテムボックスに保管しておる」
紗々「私も、洗濯物干すのに良い感じの棒持ってきてますよ」
「そ、そうなんや」
パクりまくりですやん!
聖「こんな感じのロープだよ」
紗々「これは革で出来てますし、こちらは普通のですね、これは細いですがワイヤーどれにしましょう」
「ワイヤーにこの革を巻き付ければカッコ良いぞ!」
聖「それに円ちゃんのさっき抜けた羽3本を挟み込んでインディアン風のアクセサリーにならないかな!」
「「賛成!」」
聖「では、まずワイヤーの長さの調整! 円ちゃん首低くして~」
円ちゃんちゃんと言うこと聞いてくれるんだ、良いの出来ると良いね。
『そうねユタ様』
(えっ? 返事した? でも声は?)
『念話ですよ』
(喋れたの?)
『マスターとはずっと話してました、波長が合うので、でもマスター何者ですか? ユタ様もですが』
(俺達は召喚されだ異世界の人間なんだ)
『他の方とは不可能ですが、マスターはこの国の上空を飛んでいた私を呼び止め おいでと誘ってくれました、そして使役ではなく友達として、名前も頂きました』
(良かったね、仲良くしてくれると嬉しいかな、もちろん聖も紗々も三葉も、ついでに俺もよろしくね)
『はい、この家族のようなグループに入れて嬉しいです、ところで私の脇に居る子達は?』
(その子達は、生活魔法ってわかる?)
『はい、私も水は飛びながら飲みますしよく使いますねクリーンで羽の汚れを取り除いたりします』
(そうなんだ! そのクリーンで色々試していたら偶然誕生したんだ)
『この子達、念話してるのですがまだ言葉がわからないみたいです』
(自我があるみたいな事言ってたから、それならいっぱい喋りかけると喋れる様になるかな?)
『パスを繋ぎますので自身のクリーンだけとは念話出来ると思います、なので、ユタ様が私と念話出来るのが不思議で、葉月は友達になる前からなので規格外ではありますが』
(葉月はそう言うものだと納得するしかないかな、あはは)
『はぁ、確かにマスターってステータス的には物凄く弱い筈なのに私を抱いて歩けるちょっと重いというレベルです』
(俺は抱いて歩けるけどね)
『ユタ様全て3ですよ。ステータス』
(ん~、葉月にも内緒にしてくれる?)
『それは良いですが』
(円ちゃんだけにオープンするね、見てみて)
『はっ?』
(はい、どうでした)
『······神』
(違うから! 人間だから! ちょっとこの世界の神様に好かれちゃってるだけだから!)
『使徒様?』
(違っ、わないのか? この世界で生きて欲しいらしい)
『び、微妙ですね』
(ですよね、こんなステータスだけど死ににくいだけで、やらないと何も覚えないし······)
『私も何か教えられる事があれば聞いてくださいね』
(ありがとう、おっと葉月が戻って来るね)
『はい、では待ってます』
(了解)
葉月「温まりましたの!」
聖「一旦作業停止!」
「「は~い」」
「お疲れ、ありがとな」
紗々「よそいますね」
聖「私サラダを小分けしま~す」
「飲み物朝の出す?」
「「食後で!」」
リンゴのうさぎさんも冷やしてるからちょうどいいか。
「では、いただきます!」
「「いただきます」」
聖「安心だね、美味しいね!」
「確かに!」
三葉「肉がホロホロくずれるのじゃ」
紗々「あの元魔道士長何者なのでしょう?」
三葉「謎じゃな、あの教会のヤツくらい解りやすかったら良かったのじゃが」
「教会の?」
三葉「うむ、あからさまに誘っておったじゃろ」
聖「そうそう教会教国が下に付きますぅ~って」
紗々「だから私はすぐに聖の所に避難したよ、宰相さんに告げ口して」
三葉「妾も捕まえよと進言したのじゃ」
葉月「解らなかったですの」
「俺も」
三葉「可能性としては帝国じゃの」
紗々「教国も怪しいですが、あれでは」
「帝国だろうな、あそこは奴隷の扱いが最悪らしい」
聖「魔道王国も魔道具沢山あって転移のってダンジョン産だからいっぱい持ってそう」
「動機は薄めか」
葉月「ラノベなら一番怪しくない所が犯人ですの! 推理ものならまだ出てきてない国が怪しいですの! どんでん返しならこの国が犯人ですの!」
「怪しくないなら獣王国、どんでん返しはこの国、出てきてない国は解らんしなぁ」
紗々「まぁ、想定だけしてもしかたありませんわ」
葉月「ですの! そろそろデザートですの! 持って来ますの!」
「おっ、手伝うぞ」
「アイテムボックスでちょちょいですの!」
ぴょんと立ち上がりとてとてとキッチンヘ。
その隙にクリーン達がささっとテーブルのお皿やお鍋を綺麗にして、円ちゃんの隣に戻る。
俺達は台車へ食器を乗せてしまうと、すぐ戻って来た葉月がテーブルへコップを並べ、氷を入れジュースを入れる。
お塩をだして、最後にリンゴうさぎさんをテーブルの真ん中に置くと
「「可愛い~!」」
葉月「召し上がれですの! 皮も綺麗にしてありますの!」
シャクシャク、美味い、ジュースは生ジュースより美味しいかも。
聖「やっぱり美味しい!」
紗々「この葡萄とリンゴどうしたの?」
「あぁ、この後行く所にあったんだ」
三葉「行く? 妾は旦那様の収納が怪しいと思っとったぞ、座布団やお酒も出しとるしの」
「あれは元魔道士長のアイテムボックスからパクりました、何かいっぱい召喚してたみたい、服とか薬とか、調味料、車ほんと色々有ったよ」
聖「そんなに召喚出来るなら! あっ、人間じゃ無いからか?」
「正解、召喚されたあの部屋に有った召喚魔道具がないと駄目みたい、魔道具無いとあの部屋に入れないし使えないよね」
三葉「なまじっか使えたとしてもパクってるだけじゃの」
「だから有限、解析してもらってこっちで再現ってのが理想」
三葉「任せておくのじゃ!」
聖「お薬はやっちゃいま~す!」
「秘密兵器のカレールーもあります!」
「「ナイス元魔道士長!」」
「日本米も少し有るから、こっちでお米探しながら一回食べたいね」
こくこくこくこくこくこく
高速で頷くし。
「ごちそうさま」
「「ごちそうさまでした!」」
急いでコップ等片付けて行きますかね。
「よし、出発しますか、皆円ちゃんの回りに集合」
(ナビ向こうの状態は?)
『晴れてますよ』
(ありがとう、狩りに良い場所ある?)
『海岸がよろしいかと、お塩も取れますしね』
(なるほど! 売るほど取れるやん!)
『はい、軍資金出来ますね』
(そうだな! では、映像お願いします!)
「良いかぁ、景色変わるけど驚かないでね! ほいっと!」
パッ
「到着!」
「「え!」」
クエッ!
ビクッ!
「驚いた?」
「「びっくり!」」
クエッ!
「多分この星の裏側くらいの無人島です!」
紗々「転移?」
「そだよ、古代魔法の転移、他の人には内緒だよ」
「「はいっ!」」
クエッ!
そうそうクリーンの事も忘れないうちに。
「後、皆のクリーンだけど、自我があり念話ってのが出来そうです、まだ赤ちゃん? だから言葉がわからないけどパスをつないで可愛がりましょう、その内喋れるそうです念話だけど、後、サイズも大きくしたり小さくしたりも出来る、けど現状はこのままでね、生まれたサイズだから変える時はその子と相談、弱いから護ってあげましょう!」
『弱くは無さそうですよ魔力補充すれば戻りますね、ステータスあるのでレベル上げれば安心です』
(ありがと、皆にも伝えるよ)
「でもレベル上げたら強くなります、それに死にません! 魔力補充で回復するみたい」
「ほんとだ! ステータスあるよ~! えらいねぇ~」
「「よしよし♪」」
「さて、今日はこの島の魔物を減らします最終的には全滅させて、開拓! リゾート暮らしが出来るかも? まずは円ちゃんのご飯やね」
(魔物いる?)
『そこそこの数がいますね、近くに三匹のビッグボアですね上空からの映像です』
(ほうほうあっちの方角、砂浜にいるね、では、やっちゃいましょう!)
「あっちの方に三匹イノシシいるから行こう!」
(円ちゃんビッグボア三匹で足りる?)
『十分ですね、大きいですから』
(じゃあ心配ないね)
『美味しいですよ』
(楽しみやん!)
少し進むと見えてきた。
デカっ! 十トンダンプカーくらいのデカさだ、牙はちょこんとあるように見えるが近くで見るとデカいんだろうな······。
(倒せるのか?)
『勇大様と円ちゃんなら大丈夫です、他の方は死にますね』
(マジですか! 強いですやん!)
『なので、一気にレベルアップですパーティーにも経験値入りますので最初は安全に』
(了解!)
「「大きい!」」
「ちょっと試したいからやらせてね」
こくこくこくこくこく
「行きますよっと!」
シュン
シュシュシュ
シュン
「終わり!」
ブシュー
首筋を切った為、遠くで血を噴くビッグボアさん。
聖「血噴いてるよ!」
紗々「ふらふらしてます」
三葉「一匹倒れたの」
葉月「残りも倒れましたの!」
「ボチボチ行きますか、クリーン達先に行って汚れと血を抜いておいて、お願いします!」
「「お願いします!」」
ボチボチ歩きながら
「円ちゃん食べるの待ってね、毛革結構良い値で売れるらしい」
クエッ!
「ステータス確認!」
「「レベル59!」」
ですのが出ないくらいの驚きやね(笑)
「ビックリした」
こくこくこくこくこく
「パーティーは経験値分配するそうです!」
「「すごいの!」」
「でしょ、この島でレベル上げたら大概負けないようになれるね!」
『そんなに数いませんよ。人には無双できますが、周囲三十キロほどしかないですし後百匹ほどしかいません······安全な島でしたのでここを指定しました、周囲百キロほど島も有りませんし』
なっ! まあ、安全第一やね。
「とりあえず収納で中で解体! お肉出すけどここで良い?」
クエッ!
葉月「いいよですの!」
「ほい! お食べぇ~、で食べてる内にお塩を沢山回収しましょう! 売ればウハウハです! 三葉先生やり方教えて!」
「「教えて先生ぇ~♪」」
三葉「うむ、これは簡単じゃ、科学の記号覚えとるじゃろ、それで海水から分離するイメージで出来るじゃろう、分離スキルが習得すれば後は思い浮かべるだけじゃな、見本を見るのじゃ、分離!」
いつの間にか出したツボに、ちょっと溢れた。
「「おぉ~♪」」
三葉「今回は見せる為にツボに出したが普段はアイテムボックスに直接でいけるぞ、ほれ、やってみるが良い、ツボは四つ出すでの、出来たら次は直接アイテムボックスじゃ!」
『このツボなら十万プルにはなりますね』
(五キロ位か? 大儲けやな)
「稼ぐぞ!」
「「おぉ♪」」
円ちゃんが満足するまで塩を取りまくり、俺でトン単位の塩を手に入れた。
「よし今日は帰るよ!」
聖「そっか、夜だもんね」
紗々「明るいので忘れてました」
葉月「気がついたら眠たいですの」
三葉「ふむ、帰るかの」
円ちゃんの回りに集合してもらって転移 お風呂に入って寝ますお休みなさい。
「ふっ、ふは、······ぶぇっくしょい!!」
「何だ、目の前が······」
顔に手をのばすと ふわふわ······さわさわ
ズンッ
「いっつ! て痛くはないが、」
(何だ、円ちゃんが顔に首を乗せてたのを、さわさわして起こしたからつついた様やね(苦笑)。すまん、起きたら目の前真っ暗やったから。
『ビックリしました、でも私がつついて怪我もしないなんて人族では、ないですね』
(いやいや頑丈な人間です! でも何で顔乗せてたの?)
『皆が引っ付いていたので試してみました』
顔だけ上げ体を見ると、胸にティ○カー○ルさんが大の字で、その向こうに梟さん、両脇にケット・シーと俺の猫さん、フェンリルさんは尻尾をお腹に乗せている······デカくなってない? 俺の猫さんは、少し小さくなってるし······最適化?
『魔力が心地よいです、脇のその子は、脇に入る際に身体を縮めてました、フェンリルは、実際は私より大きいですからね今はまだそこまでしか大きくなれない様ですが』
(そうなんや、まあ、いいかとりま、右脇のケット・シーさんは、フェンリルさんの背中に移して梟さんは、ソファーの背もたれに、ティ○カー○ルさんは······フェンリルさん御免ね)
背中に移動し起き上がり
「ぐっ」
パキっ
ソファーで寝たから固まってたねってトイレに······。
ふぅ、自分のステータス確認してなかったな。
ステータス!
名前 ユタ Lv 59
性別 ♂
年齢 9歳 ※48
状態 健康
職業 鍛冶士Lv 2 ※神鍛冶士Lv MAX▼
スキル
格闘術Lv 19
刀術Lv 23
生活魔法Lv MAX
鑑定Lv 2 ※神眼
身体強化Lv 3 ※神体強化
アイテムボックスLv 2 ※無限収納
精神耐性 ※完全耐性▼
HP 3 ※測定不能
MP 3 ※測定不能
STR 3 ※測定不能
DEF 3 ※測定不能
AGL 3 ※測定不能
DEX 3 ※測定不能
MIND 3 ※測定不能
INT 3 ※測定不能
LUK 3 ※測定不能
装備
称号 魔法生物の創造主
従魔 まだ名前がありません
しっかりレベル上がってるねフェイクの鑑定、身体強化、アイテムボックスも、称号ってのが増えて従魔? この子達の事かな?
つけてみるか······小さいは駄目なので······虎!
命名は、虎鉄 !
どれどれ、ステータスっと!
名前 ユタ Lv 59
性別 ♂
年齢 9歳 ※48
状態 健康
職業 鍛冶士Lv 2 ※神鍛冶士Lv MAX▼
スキル
格闘術Lv 19
刀術Lv 23
生活魔法Lv MAX
鑑定Lv 2 ※神眼
身体強化Lv 3 ※神体強化
アイテムボックスLv 2 ※無限収納
精神耐性 ※完全耐性▼
HP 3 ※測定不能
MP 3 ※測定不能
STR 3 ※測定不能
DEF 3 ※測定不能
AGL 3 ※測定不能
DEX 3 ※測定不能
MIND 3 ※測定不能
INT 3 ※測定不能
LUK 3 ※測定不能
装備
称号 魔法生物の創造主
従魔 虎鉄
よし、名前つきました。
葉月「おはようですの!」
「ん、おはよ葉月、今日も早いな」
葉月「まだまだ遅いですの、お弁当作る日は後一時間早いですの」
「そっか、お弁当派やったね。皆は?」
葉月「また絡まってますの、みっちゃん抱き枕ですの!」
「ははは、また助けるか、そだ、果物取りに行くか?」
葉月「行きますの! 籠持ってきますの!」
とてとてとてとて
籠を持ち帰って来たが。
葉月「準備OKですの!」
「葉月······。アイテムボックス······」
葉月「あっ! 籠必要なしですの······」
で、籠はアイテムボックスへ消えた。
(よし行くか、向こうは夕方かな?)
『はい、今朝も果物ですね』
(うん)
『映像出します』
(ありがと)
「よし、つかまって」
俺の後ろに回りぴょんと背中に飛び乗った······。
「おんぶなんやね」
葉月「そうですの! お姫様抱っこもして欲しいけど、ぐいぐい行くと嫌われるの怖いですの、だからおんぶで我慢ですの!」
「はぁ、降りて」
葉月「おんぶも駄目でしたの? ごめんなさいですの、嫌わないで欲しいですの······」
降りてうるうるしだした、俺は葉月の右横に移動してっと。
ひょい
葉月「きゃっ」
「特別大サービスだ」
葉月「はわわわ······」
よし、「あっ」転移!
パッ
「到着!」
チュ
「おい」
葉月「お姫様抱っこチューですの♥️」
そっと、葉月をおろします。
「はぁ、本気で俺の嫁さんになるのか?」
葉月「はいですの!」
「何でなんだ? おっさんだぞ?」
葉月「お昼ごはんの時お箸が無くて購買行ったですの、売って無かったですの、そしたらコンビニのお箸くれたですの、ユタ様自分のお箸無くなるのにくれたですの、目の前でご飯にごま塩で握って食べましたの、美味しそうでしたの! それから好きになりましたの、大きい人だからロリコンさんになるから我慢でしたの、召喚で一緒で小さくなったから嬉しかったですの! 初日の夜ファーストキスでしたの! ふにふにぴんぴんぴゅっでしたの! 大好きですの!!」
「ありがとう、そっか······俺も葉月可愛くて好きだぞ、他の皆もだけど」
葉月「嬉しいですの!」
ぴょんぴょん跳びはね嬉しそうだ。
「よし、まぁお嫁さんとかは置いといて果物狩りするか」
葉月「遅くなると皆も起きちゃいますの! 急ぐの!」
と、今度は取りきらない程度に沢山種類もゲットした。
「こんなもんだな」
葉月「全部採ったら鳥さんのご飯無くなりますの!」
「だな、帰るか!」
葉月「あっ! カニ! 大きいですの!」
おっ! デカい! 食べれるか? 鑑定!
●ラージグランドキャンサー 非常に殻が硬く割り難いが美味、世界中の海近くの陸で生息、産卵時にのみ海に入る、卵も美味である
「美味だそうだ!」
葉月「カニづくしですの! 捕獲しますの!」
「よし! 紐無いか?」
葉月「円ちゃんの残りの紐ありますの!」
「よし、まずは背中を押さえてよっ! 葉月カニの背中押さえるのかわって!」
葉月「はいですの! こうですの?」
「バッチリだ! んじゃ、ハサミをヨイショっと、もう片方もヨイショ! 確か足は畳んでぐるぐるって感じか? よし、もう片方と完成!」
葉月「完璧ですの! 魚河岸のカニさんですの!」
「魚河岸行ったことあるの?」
葉月「小学校の社会科見学で行きましたの!」
「へ~俺は憶えてるのは、普通の工場だったぞ、なに作ってたのかは忘れたが」
葉月「工場も行きましたの! 油臭かったですの!」
「そっか、よしアイテムボックスに入れてって入らん!」
『生きている状態では入りません』
(そうなの? 仕方無いか持っていくか)
葉月「入りませんの? 満タンですの? あっ! 生き物は入りませんの! 異世界の常識ですの! 忘れてましたの!」
「常識なんや」
葉月「ほぼ九割以上はアイテムボックスに生きている物は入りませんの!」
「そうなんやね······」
本の知識かな(苦笑)。
「じゃっ、これは俺が持って葉月つかまってっておんぶかい!」
葉月「ぶら下がりますの! 首苦しくないですの?」
「まあいいか、苦しくないぞ俺強いみたいだしな、んじゃ、よいしょっと、しかしデカいな、横幅一メートルはあるな、よし帰るぞ転移!」
パッ
「到着!」
「「キャー!」」
「起きてたのか、おはようどうした?」
指差されて、カニか。
「朝から果物取りに行ったらカニも取れた、鑑定でも美味って、今晩はカニづくし!」
三葉「なんと! カニとは!」
聖「大きいね~美味しいのかぁ~」
紗々「晩御飯楽しみです」
葉月「美味しい料理は任せるの!」
聖「で、なんでぶら下がってるの?」
三葉「苦しくないのかの?」
紗々「お姫様抱っこもしてた!」
聖「そうだった、葉月ちゃんずるい!」
紗々「私もして欲しいです」
三葉「妾はしてもらったの」
「「えっ?」」
"ですの" 忘れてるよ(笑)。
三葉「聖ちゃんと紗々ちゃんに挟まれ、身動き取れずにいたところを 転移で助けてもらった時にしてもらったのじゃ」
「「ごめんなさい」」
三葉「良い想い出になったのじゃ」
聖「いいなぁ~」
「お前ら2人は抱っこもおんぶも肩車もしただろ?」
「「そうでした」」
「「うらやましい(ですの)!」」
「まぁその内な、カニはキッチンの前に虎鉄コイツ綺麗にしてくれるか?」
虎徹はしたしたと歩みよりペロンと舐めた······すげっ、それだけで雑菌無くなたよ。
『片言になってますよ、うふふ』
(パワーアップしたの?)
『名前つけてパスがしっかり繋がりましたから』
(そうか)
「虎鉄ありがとな!」
「「名前つけたの?」」
葉月「朝つけてましたの!」
「おう! つけたらパワーアップするみたい」
「「つけよう!」」
皆が考えてる内にカニをキッチンへ持ってくか。
聖「フェンリルちゃんは、シルバーのシル! 命名 シル!」
わふっ
喜んでるみたいで良かったな。
紗々「梟さんは、静、命名 静!」
パサパサ
飛ぶ時風切り音も無いしで静か良い名やね。
葉月「んーティン、カー、ベル、んー」
三葉「葉月にしては悩んどるの先に妾が、ケット・シーの名は公爵、命名 シー公爵!」
ふりふり
しっぽ振って喜んでるね、ってか公爵が従魔なら三葉は王か、何か似合うな······。
葉月「帝、華、凛」
帝は無いな、氷像は花付きだったから華だ!
葉月「命名 凛! ですの!」
くるくる
宙返りで喜びを表現良かったね。
紗々「凛、いい響きね」
葉月「はいですの! 何か喋りかけですの! 頑張るのですよゆっくりでも大丈夫ですの!」
「「ほんとだ! ゆっくり頑張ろう!」」
コンコン
朝御飯のようだ······。
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