第8章 キルヒアイス領開拓記⑩第44話
第44話 組織作り(アリス15歳)
光の宝珠と同じ物が作れると分かったところで新しく組織を作る事となった
一つ目は魔法研究大学というべき物、ここは高度な魔法研究とか諸々をする所
ほら互いに教え合えば良いかなぁ、を発展させた少数精鋭の学校よ
この間の光の宝珠の解析に同席した人は全員とそれぞれが推薦する人達で作った学校なのよ。私が推薦した人はエルダー工務店の娘さんのグレース嬢よ
学長さんはウチのお母様なの、サリエルお爺さんという声も有ったんだけど
私が魔導機関工房長としてスカウトしたの
色々と工業化が遅れているし、まぁ魔法が有るんだしね。
二つ目の組織はサリエル爺さんが工房長の魔導機関工房なんです
組織を纏める責任者はワインベルグさんね、それと鍛治師のゴート親方も一緒に
今まで、工業化で生産力を上げようとしてたけど、蒸気機関の開発で停滞してるの
溶接技術とかがまだまだ未熟で蒸気細管とかで梃子摺っているのよね〜
それにサリエルのお爺さん、古代魔法だけじゃなく魔道具にも造詣が深いのよ
それで相談して工業化へのステップアップの前に魔法の力を借りようって訳なの
最初は魔法を使わない事を考えての工業化だったけども大いに利用しましょうよ
折角の魔法の在る異世界なんだからねぇ、使わなきゃ損でしょ
魔導機関工房は四つの組織に分かれる予定
第一組織は動力機関部門、主に蒸気機関の代わりになる動力機関を開発する
魔導機関での発電所も考えているわ、発電関係も此処なの
第二組織が武器魔法属性付与部門(ちょっと物騒だけど備えは必要だし)
例えば弓矢に風のスキルを付与して命中率や射程を伸ばしたりとかね。それに剣には斬撃とか結構凄い物が出来そうでしょ
第三組織は生活道具部門、魔導コンロや魔導ランプとか魔導冷蔵庫などの生活便利道具なんかを色々と開発する
第四の組織は光の宝珠の代用品を制作する組織なんです。責任者はアリスなの
動力機関部門と掛け持ちで、アリス忙しいよ〜
三つ目は神々達の神殿作りよ
責任者は領主のお父様とエルダー工務店の社長さん
精霊様を祀る神社とかウチの領地には在るけどウチには神様の神殿が無いの
だからねっ! 作ろうって事になったのよ、神様の神殿をね
しかし神社に神殿って、異世界チャンポンも、いいところだよなぁ〜
これは王都にある物よりちょいとだけちっちゃめの建物にするの
既に王様の許可は取って有るの、喜んでいたんだって、王様は…
なんか王弟様が光の教団と繋がりが強くて色々あるみたい。
それと既に有る組織を拡大して強化を図る
例の忍者部隊とかいうA組織ね、しかしスキル忍者って何処から来てるのかなぁ
過去に私以外の日本からの転生者がいたの?
それとも大陸のずっと東方に有るとされているジーパング⁉︎とかいう謎の国?
広大な魔の森とカグツチ火山帯などの高い山脈地帯に阻まれた遥かなる東方の地
なんとか魔の森と山脈地帯を抜けたら、今度は広大な砂漠と魔物が旅人を阻む。
海路も整備されてはいない遥かなる東方の謎の国、ジーバング。
いつか、スグルト川の河口に新しく作った港湾都市サザンリラから
ジーバング目指して冒険の旅に出てみたい。
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