第2章 ERROR転生 第10話、前編、後編


第10話 前編 アリス紅蓮団


やぁ、お久しぶりです。転生者のアリス・キルヒアイスです

今年で、早いもので9歳になったよ。


美少女に生まれ変わったんだけどもねぇ・・・・

いつのまにか近所の悪ガキ共を束ねていて、ボスになってた・・・・(遠い目)

全部、僕が素手で相手し、ノしてから僕の子分になった子供達だ。


名をアリス紅蓮団という親衛隊(愚連隊じゃぁ、無いよ❗️)だよ

目指せ、前田慶次殿❗️ 戦国制覇への第一歩だ〜‼️

でも、ココは日本でも戦国時代でも無いだろ〜❗️

というご指摘は無視させて頂きます。


確かに僕は前田慶次殿でも無かったし

それに一番の問題は僕は女の子なんだよねぇ〜


お母ちゃんのハーフエルフの血が色濃く出ていた僕は近所でも評判の

可愛いい娘に育っていた

お母ちゃんと同じ白い肌に髪は金髪、瞳はブルーアイズの凄く可愛い美少女だ

なんて自分で言ってるじゃんw 耳は多少、人族にしては少し大きいかも。


だから転生者のアリスの中身を知らずに言い寄って来る悪ガキ共は大勢いるのよ

でも、相手にする気にはなれないしねぇ〜

だって僕の中身は28歳で死んだ腐女子OLの頃の精神のまんまだからねぇ。


あゝ9歳になったから精神年齢は37歳だった‼️ やだアラフォーじゃんかよwww


だから好意をもって擦り寄ってこられても

『やだキモい❗️』とか、鼻水だら〜で『イヤ〜‼️』だったからね

『は心の声です』身体は子供でも心は大人だから口に出して言わないぐらいの

嗜みは有るんです

だって心はアラフォーなんだし。


だから武闘派(本人の主張)を自認する僕だから、色恋なんて勘弁なんだよ

それに相手は、お子ちゃまの悪ガキ共だし

まぁ、寄ってくる村中の悪ガキ共を束ねて出来たのが『アリス紅蓮団』なんだ

決して愚連隊とかではありません。


これでも結構人気者(笑)だったし、慕ってくれれば悪い気はしないじゃない

それに、この異世界の子供達って何故か純朴な感じがするのよね〜


なにより集団ストーカーの如く纏わり憑かれるのが面倒臭かったんだもん

だから個別対応が面倒くさくなって纏めて遊ぶようになったのよね

まぁ、遊ぶと言っても殆ど武芸とかの訓練だけどwww


『なんでぇ〜、もっと他の遊びしようよ〜』なんて声も有ったけど

『好きな女の子を守れ無いでどうするの❗️』だとか

『女の子は男の子に守って貰いたいもの❗️』だとかも

と言えば、皆んな一応に押し黙った。だって僕が村の子供で一番に強いしwww


この世界の子供達は家の働き手でもある。だから午前中は家のお手伝いで

午後から、遊びという名の軍事訓練⁉️


チャンバラごっこで剣の感性を磨き、弓での的当で弓の習熟度上げたりとか

集団行動の軍事訓練⁉️なんて物騒な事をやっていた。


この世界には剣士や戦士とか冒険者とやらが溢れてて狩人もいたから

親で文句を言う人達も居なかった。

将来に向けての職業訓練の予行演習みたいなもんと、考えられていたのかなぁ

まぁ、父ちゃんとお母ちゃんが結構有名な冒険者で村の名士だったと

言うのも大きく影響してたみたいだけれども。


それに時々お家で読み書きと簡単な算数を教えていたのも好評な原因だった

この世界では貴族の子供とか商人の師弟でもなければ教育の機会も無い

世界なんだ。まぁキルヒアイス家版、寺子屋みたいなもんだよ。


剣術とかは時々、脳筋パパが教えていたよ

脳筋パパはなんと戦士の大剣使いだったんだよ

上段に構えての、袈裟懸けを得意としていたとか以外と凄いじゃん。

(まだお家での脳筋パパの地位は最底辺のままです)


ママは魔法適正の有る子に簡単な魔法の使い方を教えていたよ

簡単な生活魔法を使えると便利じゃん。

そんなママは、なんとビックリ‼️

魔法剣士だっんだってよ。しかもハーフエルフの美人剣士という

付与魔法を使った刺突剣が得意技だったんだって、お母ちゃん最強じゃんかよ。

(どうやって助平な脳筋パパが口説いたのかはキルヒアイス家の最大の謎です)


だから、まぁ、将来の為の英才教育的な?w

そんな暖かいというよりは温い目で見られてたなぁ、僕たちは…

女の子も結構いたんだよ。なんか、この世界では綺麗で強いは事は正義みたいで

近所の女の子達の憧れの存在だったらしいのよ、僕は。

そこら辺の男の子よりかは強いしねぇ

前世じゃ、こんなお転婆じゃなかったんだけどもねぇ・・・・(遠い目再び)


女の子も居れば他の男の子も集まって来るから村中の子供達を束ねていたんだ

そしたら名前が欲しいと言う話になって、格好良いかな?と紅蓮団と名付けたら

そのままアリスを前に付けられてアリス紅蓮団が通り名になっちゃったwww


僕も午前中はお家の畑を手伝って居た。良い子だって、もっと褒めてよ

まぁ鍛錬代わりなんだけどねぇ〜・・・・(再び遠い目)


クワを持って畑を耕すんだべさぁ

まぁ力任せにやっていたら直ぐにクワが壊れるのさぁwww


それでしょっちゅうクワを直していたら、例のピロリンの電子音が

『アリスはスキル、工作を獲得ました』だって


本当にERRORの影響か何かは知らないが、スゲ〜、チートです。


第10話 後編 アリスの秘密の花園


そんなチートスキルに助けられながら僕は異世界人生を楽しんでいたよ

お手伝いで家の畑を手伝ってからは土魔法の上達が早かったからね

5歳児の頃にはクワを大人並みに振っていたしね

土の魔法適正が有る者が魔力を念じてクワを振ると畑に良いみたい

それからはクワを振るのは筋力トレーニングでただの趣味なんです。


上段に構えてクワを振る、これは剣術の練習さ

そうするとあら不思議、さくさくっと畑を耕せるのさ。


体力強化のスキルは魔力を使う。その魔力をを使って畑を耕すと

魔力を使っているから土魔法のレベルが一気に上がったの

それで土魔法の上級者になってしまったという訳ね。


土魔法のレベルBになって使用できる魔法派アースクリエイト(土を耕す)

アースエコー(土中探査)にアースウォール(土の壁)が出来る様になったの


魔力を土に込めて、アースクリエイトを一発掛けると

あら不思議、ふかふかの畑になったとさ。


それにこの世界では畑に種を撒いたら、後はほぼ放置だしね

肥料を上げたりとか、雑草を取ったりとか畑の手入れをしないもん

そこで僕の前世での実家が農家だったという知識が生きるて来ると思うのさ

まだ牛とかは、お家にはいないけど、いずれはねっ!


お陰でお家の畑は全て収穫が僕の魔力と共に爆上がりになったのさ


それと井戸から水を汲んで畑に撒くのが面倒だったので、水魔法を使っていたら水魔法の適正も上がるという嬉しい事もあった

水魔法適正は8になって使用魔法はクリエイトウォーター、ウォーターシャワーが使える様になったんだ


そこで僕は自分専用の畑をお母ちゃんと父ちゃんに願い出たよ


名付けてアリスの秘密の花園なのよ。まぁ花園じゃなくて薬草園なんだけどね


この異世界にはポーションという飲み物が有る、医療の発達していない文明では

とても大事なアイテムだ。その原料は魔力と薬草なんだ

その薬草は冒険者ギルドで採取依頼が出る程の物。


だったら、その薬草を自分で育てようと思う訳よ。お金の匂いがするじゃん

最初は単なるお小遣い稼ぎのつもりだったのよ

後でお家の大事な事業になるんだけどね、この時は知る由も無かったわ。


アリスの秘密の花園で作っている薬草は次の通りよ


薬草の種類

回復ヒールポーション用  オーバコク、カワナデシ、ハマゴ、ヒオギ

魔力回復ポーション用   ハマス、ランベリー、ウルスラン

状態異常や解毒用     オンミナ、ガマコ、サラノイ、ナルミ


そして来月は前の世界には無かった儀式が有る

僕の運命を決める儀式なのかな? 僕はその運命に抗うのかな?




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すいません。前編、後編に分けるつもりが上手く編集出来ずに全部纏めたので大変に長くなりました。


☆マークや♡マークを押して、温かく応援して下さると、とても嬉しいです。

読んで下さる全ての皆様に感謝いたします。


応援して下さる皆様がいてこその創作活動の励みになっています。


これからも、どうぞよろしくお願い致します。








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