第2章 ERROR転生 第3話

第3話   ここは何処〜⁉️


転生時のなんだか訳の分からない騒動で僕の脳裏にはERRORの文字が

大きく赤く浮かび上がっていた。


そして意識を失った。


その後はぼんやりとした意識のままで電脳世界なんだか

天界なんだか、それとも地獄なのか⁉️


なんだか、分からないところを魂のままに? ふわふわと漂っていた

そして、ぼんやりと自分の人生を思っていた

腐女子としての人生は、まぁ、それなりに面白かったと思う。


食べる為にOLはやっていたが、ゲームにコスプレと結構好きな事ばかりを

やって生きてきた人生だった。


普段は地味なOLだったけど、コスプレでは変身願望を満たしていたし


手先が器用でコスプレ仲間の女の子にも人気があった

女の子なんかだど、衣装は作れても武器が作れ無いんだよねぇ。


女子高生が戦車に乗って活躍するゲームで操作がリアルだと言う3Dのゲームバージョンにハマって史実の戦車とか操作手順とかにも詳しくなったし。


武器に興味を持った僕は所謂ミリタリーマニアと呼ばれる人種でもあった。


そして手先が器用な僕は色々な物を作った。


元々、模型も得意科目だった僕は3Dプリンター使いでもあったから

好きな物を色々と自作で作っていた。


だからコスプレ仲間の女の子に良く武器の製造を頼まれたりしてたんだよ。


モデルガンとか高いしね、既存には無いゲーム上の銃でも剣でも制作可能だし

ピカリと刀紋の模様が光る刀剣とか結構難しいんだよ。


それに如何に刃身のシャープさを表現するかどうかだよね。

素材選びとかが、大事なんだ。


3Dプリンターでの自作パーツ以外にも100均とホームセンターなんかは

素材と工作用具の宝庫だよね。


死ぬまでの人生では男性経験は無かったんだけどね〜。

どっちかと言うと、普段は地味目で男性は苦手なタイプだったから


女の子とつるんで遊んでる方が、お気楽で楽しかったし

特にコスプレを、やるようになってからはそうだな。


コスプレヤーって、みんなスタイル良いでしょう。

僕に大学時代にコスプレを勧めてくれた娘も飛び切りスタイルの良い娘で

可愛い女の子だった。


僕は高校時分から黒縁眼鏡をかけて図書館に篭っているような女の子だったから

地味暦長いんだよね、しかも黒縁眼鏡は伊達だったしwww


ある日ゲームの攻略法方をiPadで見てた時に声を掛けて来た大学の同期の女の子が「そのゲーム好きなの?」と彼女が言ったのがきっかけだった。


で、その娘が結構有名なコスプレヤーさんだったりして

その影響で僕自身もコスプレをやるようになった。


『凛子も、スタイル良いんだからやってみなよ〜』が始まりだった。


まぁ、コスプレは変身願望を満たしてくれたし。これには結構ハマった

前述の様に小物作りでコスプレーヤー仲間にモテたし。


まぁ、モテると言っても女の子ばっかりだけどwww

ドイツ将校のコスプレで『ドイツの技術は世界一〜!』とか受けたし。


その後の大学生活はコスプレとゲーム三昧で、ギリギリの単位で大学は卒業

実家が酪農家だったので農業高校から農大へと進学したんだけど。


家を継ぐ気にもなれず。


あまり勉強しなかったから、理科系、化学系とも就職も不発だった。


現在は、まぁまぁの企業の経理課に就職出来たが学科とは全然違う就職先に

なってしまったww


だから経理課でイヤミな課長(神様に似てるひと)の下で地味OLやっていたけど

それなりに、面白い人生だった。


だって、バーチャルゲームとコスプレに人生とお金を捧げていたしね。僕は。


だから仕事は定時派だったし、コンパなんかは無視だった

寧ろ、お誘いが来ない様に地味モード全開だった。


有給もしっかり取って課長やお局様の冷たい視線や小言もなんのその

そんな地味な腐女子OL生活だった。


そんな事をぼんやりと思っていると転生すべき異世界へと生まれ落ちるみたいだ。転生時のERROR表示が気にはなったが…


これからは武芸者、前田慶次殿としての人生が一から始まる。



意識が暗転した。

どうやら、転生先に無事に生まれ落ちたみたいだ。


意識はあるが、目はまだ開かない

手足も自由に動かせ無い、まぁ産まれたての赤ん坊なのだから無理は無いか


不思議な言語が飛び交い意味が分からない、日本語なの?

身体をお湯で洗われ、柔らかい布に包まれたみたいだ。


また意識が落ちた。



目が醒めると本能的に柔らかくて張りのある物の先の目の前に有る突起物に

むしゃぶりつく

その突起物から滲み出るとても甘く感じる生暖かい液体を飲んでいく。


どうやら母親の母乳を飲んでるようだった

うっすらと僕の目が開くと暖かく慈愛に満ちた視線を感じた。


目の前には豊かな柔らかい丸い物、たぶん母親の乳房だよねぇ

僕は必死に乳首に吸い付いて母乳を飲んでいた。


母親?乳母?の顔を仰ぎ見る、戦国時代なら乳母でもおかしくないし。


それが、とても綺麗な金髪の女性だった。

んっ❗️ んっ❗️ ちょっと待って‼️ なんで金髪⁉️


此処は日本の戦国時代じゃ、無いのか❓


あうっ❗️転送時のERROR表示‼️ なんらかの異常事態が発生したのか⁉️


あれかな?転送先のERROR表示かな❓


でも、僕は前田慶次殿に生まれ変わったんだよね・・・・・❓





此処、何処〜〜〜⁉️








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改訂版です。


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