第5章 Nitoris feelings~にとりの想い~
第1話 Three wars and doubt to expand~3つの戦争と拡大する疑念~
1942年2月19日ににとりは、群馬県佐波郡の道の駅玉村宿でこの土地の出身であり、群馬県議会議長も務めている伊田泉とお食事処Tama亭の一部屋を貸し切って、向かい合っていた
伊田「我が故郷のご飯もおいしいだろう」
にとり「ええ、とても美味しいです」
伊田「それで、今日は何用で私を呼んだんだい?」
にとり「ええ、今日は、先生にお願いがあってきたんです」
と言いながら、にとりは、鞄からメモ用紙を取り出し伊田にメモ用紙を見せた
~私は、山本知事に盗聴器をつけられていることもあり、筆談でお話してもよろしいです?~
伊田は、内容を読み目を丸くしにとりを見ていたが、すぐに、
伊田「聞いてみないと分からないが、尽力してみよう」
~詳しく話を聞かせもらえるかな?~
と口では喋りつつ、自らもメモ用紙にペンを走らせ、にとりに返しながら答えた
にとり「ありがとうございます
実は、山本知事は、さらなる徴兵法の引き締めを行おうとしおりまして、それの議会への協力をお願いしたいのです」
~山本知事が、あまりにも惨いことをするようになってしまって私は、昔の彼に戻ってほしい…
つまり、今から少しずつ準備をしていき山本知事を群馬絵県議会という名の民主主義で制限したいんです~
伊田「しかし、そうなると、県民からの支持が下がってしまう恐れもあるんじゃないかな?」
~君は、やはり昔から優しいな
私も、北関東平和同盟を作って千葉県に対して戦争をしたことまでは、彼に賛成だったがどうもそこから彼は、人心というものを忘れてしまった節がある
しかし、それなら、彼を失脚させればいいじゃないか~
にとり「しかし、連戦連勝続きで国民からの期待はとても強いと聞きます
ですので、知事としても軍事及び軍事費の拡大はやれるとの方向性です」
~いえ、私は、彼の事も救いたいんです
ですから、民主化するというのが群馬県、そして、山本知事にとって一番の選択肢だと思うに至りました~
伊田「そうか
私からも他の議員に対して、働きかけてみよう」
~分かった
君が、そういう風に終わらせたいのであればそのように動こう
いくら副知事とはいえ、一人でつらいものを背負わせ続けてしまって申し訳ないな~
にとり「ありがとうございます」
~本当にありがとうございます
これも、仕事のうちですから~
とここまで、やり取りを交わしたのち、二人はお会計を済ませTama亭を後にするのだった
と、にとりがそうこうしているうちに、山本は、長野県→山梨県→富山県と戦争していき、飯田条約では長野県を全土割譲とし、富士吉田条約では、富士吉田・甲府・山梨地方の3都市を割譲とし、南アルプス・北都留の2地方に傀儡県である山梨県を建てるとし、立山条約では、黒部・仁川・富山地方の3地方を割譲し、白川地方には傀儡県の岐阜県を建て、砺波地方には傀儡県の富山県を建てるとどんどん群馬県は領土を拡大していった
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