第2章 Alliance for the noth-kanto-peace～北関東の平和のための同盟～

1935年12月9日の早朝、関東全体を揺るがす大事件が起きる

にとり「大変よ

千葉県で、夢の国の住人によるクーデターが起こったみたい

千葉県の森田健作知事を筆頭に、県議達はさっさと逃げ出して、それに呆れた千葉県民は、クーデター側の支持をしてるみたいね」

一太「まぁ、正直、千葉県のことは放っといてもいいけど、あいつらの出方次第かな

引き続き動向を注視しといてくれ」

にとり「はいはい」

一太「じゃあ、仕事の話はここまでにして、今日こそは…って、もういないよ」

1936年2月16日

旭条約によって、クーデター側の勝利が決定し、千葉県は国粋主義政権の帝政千葉県となった

一太「割と、千葉県が粘ったな

まぁ、知事とか議長とかが逃げた段階で勝機はないにも等しかったがな」

にとり「まぁ、何処かの誰かと違って旧政府の要人の殺害とかまではしていないらしいから、よっぽどマシね」

一太「おぉ、耳が痛いね」

にとり「フンッ

思ってもないくせに」

一太「あ、ばれた?

じゃあ、ご褒美に僕と夕食に…

って、いなかった」

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