第三章 日記さん(※1)
1月10日(月)
今日も日記をつけます。本当は11日の午前1時だけど10日にしときました。
昨日のような調子では書かず、ふつう(※2)の言葉で書きます。だけどこう1人で思っていることを言うには話し相手が必要だから、アンネの日記じゃないけど日記に名前をつけて呼びながら書いていきたい。何という名前にしようか。もう簡単に「日記さん」と呼ぶことにしよう。
日記さん、突然だけど僕には好きな人がいるんだ。(※3)その人の名前は本山(※4)さんていうんだ。とってもかわいくてすてきな女の子だよ。もう相手の気持ちもたしかめたし、向うも僕が好きなんだけど色々あります。またおりおり書いていくつもりだけどね。
今日は学校で4限目から水が流れて来て教室も少し水びたしになった。(※5)それでみんなでふいて5限目までかかった。冷たかった。
アチコンまであと六日。今も勉強中。ガンバラネバ!
明日は1限目が社会。社会の時間は班にわけて勉強するが僕は本山さんと同じ班。だからいつも社会は楽しみなんだ。だけどいざ座ると結局何も話しもせずボンヤリすることばかりだ。
今日は何か乗らないなあ(※6)三日ぼうずにならなければよいけど。 さよなら。
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※1:日記さん
あとで書いてますけど、「アンネの日記」読んで、超、感動して。
おまけにイトコとのキスシーンで興奮して・・・。
※2:昨日のような調子では書かず、ふつう(※2)の言葉で書きます。
色々、考えていたみたいだけど、あんまり変わってないよね。(笑)
※3:日記さん、突然だけど僕には好きな人がいるんだ。
急展開にドキドキ、ですね。
※4:その人の名前は本山(※4)さんていうんだ。
当然、仮名です。
私のエッセイ「落書きと告白」の少女です。
※5:今日は学校で4限目から水が流れて来て教室も少し水びたしになった。
全然、記憶にない。
大雨で雨漏りでもしたのかな?
※6:今日は何か乗らないあ(※5)三日ぼうずにならなければよいけど。
さよなら。
思いっきり、ノリノリでんがな!
でも、タメのつくり方といい、15歳の俺、やるなぁ・・・。
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