第1部 第9話 §7

 髪を乱し水を滴らせ、衣服をボロボロにしたクロノアールは、目標をローズに取る。理由はカンタンだった。一度死んだ筈の人間が蘇ることは、彼の理想に反するからだ。衝撃で意識が朦朧とし、飛空の魔法をコントロールしきれなくなったローズが、急速に落下し始める。クロノアールが重力落下より速い速度でローズに追いつき、まず彼女を仕留めようとする。


 「オラァァ!!」


 気合い一発だ。そこにドライが割り込み、拳でクロノアールの鳩尾に一撃を決め、胸ぐらを掴み、彼を全力で真下に投げつける。クロノアールが海面に叩き付けられた瞬間に、ローズは何とか体勢を立て直した。


 「氷牢林!!」


 一方同じく体制を立て直していたオーディンが、海面に立ちそこに剣を突き刺す。

 海面は急激に凍り何十本もの氷柱が海面に突き出す。前回この技は殆どクロノアールに通じることはなかった。今回も同じだろうが、少なくともクロノアールが真下から来る場合その気配をいち早く察知することが出来る。


 だがオーディンの予想とは反し、クロノアールはまたもや魔法による攻撃で上空からを仕掛けてきた。幾千もの赤い光が、天から降り注ぎ、海面に張っていた氷を悉く砕く。ローズお得意のサウザンドレイの魔法だ。そして、轟音で気配が消されその瞬間に、海面から手が現れ、オーディンの足を掴み一瞬にして水面下に引き込んだ。


 「オーディン!!」


 ドライが弾丸のように水中へ飛び込む。そこには左手のないクロノアールと、オーディンが対峙していた。どうやら咄嗟に腕を切って、オーディンは助かったようだ。彼は、海面に出たいが動けばクロノアールにやられてしまうとといった感じで、動くことが出来ない様子だった。方やクロノアールは、呼吸をする様子も見られない。


 〈ち!水凍らせるから、寒いじゃねぇか!!〉


 ドライはまたもやぼやく。それでもオーディンの援護は忘れない。兎に角早く海面に出て息をしなくてはならない。このままではスタミナを消費するばかりか窒息死してしまう。


 そんなドライの後を追い、海中に潜ろうとするローズの前に、海中にいた二人が投げ出されるようにしてローズの頭上を飛んで行く。そしてクロノアールが、またもや水中から姿を現す。しかし、先ほどのように不意打ち的に襲っては来ない。

 普段穏やかそうに見える彼の眉間に、皺が寄っている。対峙するのはローズ一人だ。しかしクロノアールは襲ってこない。顔つきと行動がバラバラだ。ローズがそんな彼を警戒していると、彼はローズの後方に視線を動かす。


 「何?」


 ローズが振り返ると、そこには、海水を飲んだせいか、やたらと咽せているオーディンと、口を苦々しくしているドライがいた。


 「さあ、続けよう」


 クロノアールは、二人を待っていたのだ。


 「ドライ、一体何があったの?」

 「あん?ああ!『テメェ、自分の有利な戦いしかできねぇのか!クソ野郎!!』って……」

 「言っちゃったの?!」

 「いや、ガンつけてやった……」

 「はぁ……」


 しかし、それがクロノアールに通じたらしい、彼が立腹しているのが解る気がするローズだった。しかしそんなことで溜息をついている暇など無い。怒りが入った分、攻撃が厳しくなりそうだ。


 そしてそれが現実の物となる。魔法を跳ね返すシールドを張るドライに対して、直接の打撃に出たのである。しかも詠唱のための動作をあまり必要としない古代魔法で、オーディンに対して攻撃を仕掛け、近づけないようにし、ローズに対しては防御で応対する。それを同時にこなしてくるのである。


 クロノアールは剣を使わない、拳法じみた体裁きでドライに接近戦を仕掛けてきた。動きが早く一撃の破壊力は死に至る。ドライは剣を振るう暇がないので、それを鞘に収め、肉弾戦に徹することに決める。


 「オオオオ!!」

 「クゥ!!」


 ドライとクロノアールが、互いの手を組み力比べに入る。


 「何という力だ!僕に張り合うなんて……!」

 「世の中テメェの思い通りにゃいかねぇって事だ!!」


 クロノアールの顔が初めて力みに歪む。もはや涼しい顔は見られない。二人の動きが止まっているこの時こそチャンスだ。オーディンが隙さずクロノアールの背後から斬りかかる。


 「許せ!!」


 これは、背後から斬りかかるという卑怯な行為に対する謝罪だ。


 「ウォーターガーディアン!!」


 斬れると信じたオーディンとは裏腹にクロノアールには隙がない。巨大な水柱が、クロノアールかオーディンへと、走るように数本立ち上る。オーディンは懸命に退き、これをかわす。


 「一寸!人の得意分野ばかり使わないで!!こっちが見劣りするじゃない!アクアボーイ!!」


 今日のローズは非常に魔法を多用する。しかも高等な部類と思われる古代魔法の連発だ。海水から十数人の人型が出来上がり、一斉にクロノアールに襲いかかる。瞬間的なシールドでは、これを防ぐことは不可能である。力比べをしていたドライを振り解くようにして、海面に叩き付ける。ドライがいとも簡単に海面に叩き付けられたのは、彼が空中戦になれていないためである。


 「火の世界より現れしそなた!我が守護者なり!!ファイアガーディアン!!」


 クロノアールの魔法により現れ出たのは、サラマンダーだった。そしてそれをローズが放った魔法に次々とぶつけてゆく。


 「水龍の舞!!」


 クロノアールの隙をついたオーディンの攻撃である。海面に降り立ったオーディンが、水面に剣を突き刺し、そこから水で形成された大きな龍が出現し、クロノアールを飲み込む。


 「殺ったか!」

 「バーカ!詰めがあめぇんだよ!!」


 先ほど海に叩き付けられたドライが不死鳥のように復活し、オーディンの放った水龍の中に飛び込む。そして数秒後、魔法の解けた空間から、クロノアールの腹部に剣を突き刺したドライの姿が現れた。通常なら致命傷だ。しかしドライは剣を銀色に光らせているにも関わらず、表情は厳しい。クロノアールもそれほど苦痛の表情を見せない。


 「もう良いだろう?これだけ君たちのリクエストに応えているんだ。それでも、実力の差はこんなにあるんだ。無駄だとは思わないかい?」


 クロノアールが再び涼しい顔をし、ドライの方にそっと手を掛ける。


 「てめぇこそ何で此処に来て実力を出しやがらねぇ!?俺の予想じゃこうだ。シルベスターを守ってるメガネ君をやっつけるにゃ、相当量の魔力がいる。でもその前に俺達を殺らなきゃ呪文の詠唱を邪魔される。でも俺達を一気に殺るにも可成りの力を使う。そうなりゃシルベスターの仕掛ける封印に対する術が無くなっちまう。どうだ!?」


 ドライは死の直前にありながら、態と嫌みったらしく笑う。しかし額には汗がびっしょり湧き出ている。内心は、また目を抉られるのではないかと、過去の痛みに震えているのだ。


 ドライの問いかけに対するクロノアールの返答はこうだった。まず突き刺さっているドライの剣を自ら引き抜き、ドライごとローズとオーディンの所へと投げ返す。そして三人の上から掌を翳す。


 「ジオナ・バルトアーク・デ・ブラシオズ・グラビオーデ!!」


 瞬時にして、三人に超重力がかかる。鍛え上げられた肉体を持つ者でもその急激な重圧に対処する術は、そうあるものではない。局地的に質量を増した空気が海水を押しのけ、海面が半球状にくぼむ。


 「太陽よ地を照らせ!!大気よ光を集めよ!!水よ気に還れ!!大地よ全てを覆い尽くせ!!ファイアット・エイア・ウォーラ・グランディア・オーア!エグゼミクス!!」


 クロノアールは、重力魔法の効力を持続させながら新たな魔法を放ってきた。上空にもう一つ太陽が現れ、上空の空気が歪み、その直後、激しい光が彼等を照らす。しかしそれだけではない、周囲がいつの間にか鏡で覆われているのだ。全ての熱が中央に集まる。その地点の気温が細胞を滅するのに十分な高さに上がる。これはクロノアールが、彼等を全力をもって叩き潰すと言っているのだ


 「オーディン!ローズ!ドライさん!!」


 シンプソンが叫ぶ。


 「駄目だシンプソン!来るんじゃない!!


 オーディンが叫び返す。今、彼がトランス状態に入っているシルベスターから離れることは出来ない。そうすれば、無防備なシルベスターは、恰好の標的になってしまうのだ。


 そして次の瞬間激しく大地の震音が不気味に広がり、激しく荒ぶる波が三人を飲み込む。


 「サテライトガンナー!!」


 そして駄目押しとばかりに天空から降り注いだ極太の赤色レーザーが大海を焼く。


 「次は君の番だ」


 クロノアールがシンプソンに向かい指を指す。シンプソンは怒りに震えた。しかし防御の魔法を解くわけには行かない。みすみすシルベスターを死に曝すようなものだ。だが、彼にはもう一つの不安があった。それはシールドが絶対魔法防御ではないことだ。宙に浮くため、その魔力を遮断するわけには行かない。純白の法衣で己の身を守れても、シルベスターは守れない。


 そんな彼が諦めの境地に立ちそうになった瞬間、シルベスターの真後ろに、髪を縮れさせ、ずぶ濡れになった三人がふっと沸いて出る。ローズがホッとした顔をしている。


 「みんな……」


 シンプソンは、思わず涙がほろりと流しそうになってしまう。いや、目は既に潤んでいた。


 「そうか、転移の魔法だね……」

 「ハァハァ……、今のはかなりやばかったぜ。でもこれで、アンタにシルベスターを封じるほどの魔力は、残ってねぇ筈だ!!」


 オーディンもローズもそうであったが、ドライは軽度の火傷を全身に負っていた。そして超重圧の魔法により、体力は激しく削られていた。そろそろシルベスターが何時トランス状態から目覚めるのかが、無性に気になり始める。体力を回復させるためにも、少し時間が欲しい。


 「残念だね、別に魔力なんか無くても、兄上を封印できるよ。自らの命と引き替えにね」

 「テメェも死ぬんだぜ……」

 「解ってないね。僕の存在理由は全生命の平等なんだよ。全ての生命が同じ日の下で生きる、生命が歩んできた原点だ。世界が一つになった今。僕の成すべき事はただ一つ。兄上を永遠の封印にかけること……」


 「目的の半分は、達成してるって訳か……」

 「そうだよ。『ドライ=サヴァラスティア』、喋りは、此処までにしないかい?」


 クロノアールは翼を広げるように、ゆっくりと両腕を広げ、固まっている彼等に向かい両腕で大きく一度羽ばたいてみせる。


 刹那、叩き付けるような轟風が彼等を襲う。竜巻の風に包まれ、飛空の魔法の制御をすることが難しくなり、紙切れのように身体が風の中を舞う。魔法だが詠唱を完全に省いている。魔力に頼った力技だ。


 「キャンセノール!!」


 シンプソンが懸命に魔法による事象解除の呪文を唱える。おかげで、轟風は止むが、彼等が苦しい立場にある事実には変化がない。


 「皆さん、私もみんなの力になりたいのですが、二つ以上の魔法を同時に使ってしまうと魔力消費が必要以上に大きくなってしまうんです!出来るだけ自力で頑張って下さい!!」

 「忠告有りがとよ!!」


 ドライヤケクソに投げ捨てて言ったものの、確かにシンプソンは、動作がないにも関わらず疲れた顔をしている。トランス状態に入っているシルベスターを支えるために飛空の呪文を倍掛けで使い、その上防御魔法を張り、今度は皆を救うための魔法と使ったのだ。彼にかかる負担は想像を超えるものがある。これは致命傷を負ったときに、彼の治癒が受けられないことも意味する。状況はますます悪い。


 「取りあえず固まっていては危険だ!クロノアールの集中力を分散しよう!」


 オーディンが素早くその位地から離れる。


 「解った!」

 「ち!」


 ドライもローズも離れ、距離を置いて三人でクロノアールを囲むような位地に立つ。

 先ほどドライを振り落としたときとは違い、クロノアールの顔には、冷静さが戻っている。この戦闘で彼がそれほど感情を剥き出しにしているわけではなかったが、それだけは何故かハッキリ解る。それだけではない。その冷静さを保ちながら、全力を尽くして挑んでくるのだ。実力の差は明白なだけに、為す術がない。せめてシンプソンが援護してくれるなら状況は今より遥かに有利になったに違いない。


 しかし、ならないことを考えてもどうにもならない。


 〈せめてセシルがいれば、もう少し彼奴に隙が出来るのに……〉


 此処に来て、ローズは、決してセシルが足手まといになるという理由で、戦いから外されたのではないと言うことに気がつき始めた。それと同時に何故ドライが、そうまでしてセシルを連れてこなかったのかという事に、疑問を持ち始める。ドライを信じたい彼女だったが、今のドライは、ただの彼ではない、彼にはシュランディア=シルベスターという別の人格もある。今まで読めたドライの思考が、読めなくなってしまう。


 「ローズ!ぼやぼやしてんな!!オメェが魔法で仕掛けてくれなきゃ、後が続かねぇだろうが!!呼吸読めよ!」


 左の遠方からドライが馬鹿でかい声で、ぼうっとしているローズに喝を入れる。そんな彼は普段のドライだ。


 「わ!解ってるわよ!!えっと……、でかい魔法は……、アトミックヴォルト!!」


 空気が破裂する音と共に轟雷がクロノアールの頭上に落ちる。だがは、シールドで難なくガードされてしまった。


 「千億の羽根!!」


 ミスをしたローズの変わりにオーディンが剣を振りながらクロノアールの近辺を高速で飛び回る。クロノアールの周辺は、次第に銀に輝く羽根で覆われて行く。これでクロノアールの視界を防ぐことが出来る。この魔法は、相手の魔法攻撃を皆無にしてしまう霧のようなものだった。一つ一つの形状は、鳥の羽根のようになっている。


 「ローズ!いくぜ!!」


 ドライの合図と共に、二人はその中へと突撃を仕掛ける。クロノアールの位地は気で解る。勿論クロノアールもこちらの気配を察知しているだろう。だが長い間眠りについていた彼は、おそらくその感覚も鈍っているはずである。ドライはそうふんでいた。そして、この状況で銀の羽根が魔力を打ち消すため、クロノアール側の魔法の攻撃はあり得ない。


 視界のきかないこの空域で互いに神経を過敏にし、接近戦を繰り広げる。


 ローズが切り込み、クロノアールの隙を作る。そしてドライがそこをついてクロノアールに斬りかかる。そんな二人のスピードは、極めて速かった。しかしクロノアールのスピードは、それを凌ぐ速さだった。幾ら間を詰めても、隙を引き出しても、早さで逃げられてしまうのである。魔法を封じているのが唯一の救いだ。

 オーディンが二人の援護のためにその外周を飛び回っているときだった。


 「オーディン!羽根を退けて下さい!!」


 シンプソンの声がする。彼がこの戦闘で積極的に意見したのは初めてだ。考えを察知し、三人を取り巻いている銀色の羽根を消すことにする。

 次の瞬間、シンプソンが呪文を唱えた。


 「万物の流れを止めよ!タイムブレイク!!」


 クロノアールの動きが極端に遅くなる。厳密に言うとクロノアール個人の時間の流れが極端に遅くなったのだ。本人は、気がつくことが出来ない。おそらく周囲の動作が異常に速く見えることだろう。


 「奥義!鳳凰天舞!!」

 「メガヴォルト!!」

 「オォリャァ!!」


 オーディン、ローズ、ドライの三人がほぼ同時に、一撃を決める。それと同時にクロノアールの時間の流れが、正常に戻る。


 「そんな、僕に傷を……?どうして……」


 クロノアールは、まだぞれが何故なのか理解できてはいなかった。しかし自分が深手を負っていることに事実は変わりない。彼はすぐさま自己再生を始めた。そんなクロノアールの目に、徐々に落下し始めているシンプソンと、シルベスターが目に入る。


 「そう言うことだんだね」


 ドライ達もシンプソンに気がつく。


 「おい、メガネ君限界きてんぞ!!」

 「シンプソン!!」

 「早く彼を!!」


 落ちて行く彼等を保護するため三人は全力で飛ぶ。その後方で、太陽以上に明るい光を感じた。クロノアールの魔法だ。そして、次の瞬間には、破壊の波が、三人の後ろまで迫っていた。誰もが、死を覚悟した瞬間、一枚の透明の壁がそれから守ってくれた。


 「どういうことだ?」


 オーディンが、目の前で止まっている爆発の波に戸惑っていると、ドライがその肩を叩く。


 「おいって、あれ……」

 「漸くね……」


 ドライとローズの声に、ゆっくりとドライの指さす方向に振り返ったオーディンだった。


 「シルベスター……」


 そこには疲れて眠っているシンプソンの首根っこを掴み、しっかりと目を見開いたシルベスターがいた。


 「ご苦労だった。下がって良いぞ」

 彼の身体が銀色に輝きだした。まるで抑えきれなくなった魔力があふれ出しているかのようだ。


 「我が弟よ!永遠の封印の中で安らかに眠るがよい!!」


 シルベスターは、掌を翳すようにして、右腕を前方に強く押し出す。其処から、膨大なエネルギーの糸がクロノアールに向かって直進する。

 クロノアールはシールドを張り、最後の抵抗を見せた。だが、シルベスターの放った糸はそんなシールドすら突き抜ける。その時点で、クロノアールは抵抗を止めた。次第に彼を包んで行く光の糸が、金属質に機械じみた物体に形を変えて行く。


 「兄さん、世の中には、絶対なんてものは、無いんだね。僕も何時の日か必ず……自分の夢(理想)を……」


 次第に姿を消して行くクロノアールが、純粋な子供のような目の輝きを見せながら、そう訴え掛ける。その切ない表情は、ドライに妙な苛立ちを覚えさせた。


 「もう良い。考えるな弟よ」


 シルベスターも淋しく微笑みかけた。これが彼が始めてみせる表情らしい表情といえるのではないだろうか。千年もの宿命に終止符が打たれることに、悲しさが伺えるのだった。

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