第3話 気付きから


 席が隣になり、好きな曲のジャンルがたまたま被った。正直この頃はmのことを何とも思ってなかったが、このおかけでもっと仲良くなれたのは事実だった。自分は、仲が良くなった人の事を見る癖がある(仲良くなくても見るけど)。俗に言う「人間観察」だと思う。

ともかくそんな中での気付きは、

「mは喋るのがもっと苦手になった、もしくは下手になった」

ということ。

明らかに友達が少ない。というかmと喋ってる人がべらぼうに少ない。いや確かに小学校の頃はおとなしかったけれど、それでもmと喋っている人は普通にいた(はず)。その当時の自分は理由がわからなかった。まぁ真剣に考えてなかったのもあるが。


委員会活動というものを、皆は知っているだろうか。自分は知っている。なぜならしたことがあるからだ。

9月か10月なそれくらいの時に委員会を自分はすることになった。確か、保健委員だったか。軽い気持ちで手を挙げたが、びっくりすることにそこでmも手を挙げた。その時の自分はあまり感情の動かない人間だと思っていたが、その時ばかりはマジでビックリした覚えがある。結果としては、特に異論も出ず、保健委員は自分とmに決まった。多分だけど、この時くらいから

「あいつら付き合ってんじゃね?笑」

みたいな噂が出始めたと勝手に思っている。というか、こそこそ噂してるところを見たわけなんだが。まぁ兎にも角にも、保健委員をいっしょにすることになった。


保健委員は結構仕事が多いと気付いたのは委員会開始から何ヶ月か経った頃だったはず。トイレの備品の点検。どういう項目があったか覚えていないアンケートの集計とそのまとめ。割と忙しかった。大体それらを二人で一緒にやっていた為、噂は一気に加速していったのは気の所為ではないだろう。


to be continue


_______________


今更だが、誤字脱字があったら申し訳ない。というか、執筆ってムズイのな。楽しいけど。

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