第3話 内分泌内科

お次は、内分泌内科。


なかなか、コア?な科というか、あまり聞き慣れない科である。


何と言えば良いだろうか。

ホルモン系を扱う科、という感じだろうか。


このドクターとは、婚活アプリで知り合った。

ので、真面目な出会いのはずだった。


初めましては、焼肉へ。

叙々苑に。


初ジョジョ。叙々苑に発ジョウ!


ハズレなく、何もかもおいしい。

そして、お酒が入ったこのドクター。

「金ならあるから、好きなだけ食べて!」


「働いてばっかで金だけは貯まる」


「女の子はさ、お金好きでしょ?」


金の話ばかりしている。


仕事でストレスが溜まってるんだろうなぁ、と、うんうんと話を聞く。

あれ、仕事じゃないんですけど…

うんうんと話を聞いてしまうのは職業病だろうか。


焼肉を食べ、「ちょっと散歩しよっか」とドクター。


どさくさ紛れに手を繋いでくる。

ちなみに、このドクターの見た目はややどすこい寄りだ。

どさくさ紛れに、どすこい。


フラフラと散歩をしているつもりでいた。

が、このドクター、ちゃっかりホテル街に向かっている。


何となく辿り着きました風味を醸して、ホテルに入るドクター。

「ちょっと休んでいこうよ、酔い醒まし…」


部屋に入る。

「あー疲れた、僕疲れちゃった〜、癒やして欲しいでちゅ」


まさかの赤ちゃん言葉。

コイツもおむつを欲してるのか?(←第2話参照)


「チューして、チュー」


ピカチュウかお前は。


何となく、そんな雰囲気になり、何となくシャワーを浴びる。


「気持ちいい?ねぇ、気持ちいいの?」

「どこが気持ちいいか言ってみて」


動画の見過ぎなのか、セリフがテンプレート化している。

真面目に答えるなら、気持ち良くありません。


そして、どすこいは喘ぐ声もなかなかにどすこいで、「んんっ、あぁっ」とボリューミーな声を出していた。


時間を置かずに、2回戦に持ち込まれる。


溜まっていたのは、ストレスだけではなかったようだ。


どすこいは、タクシー代と称して、2万円くれた。

実質的なパパ活みたいになった。


美味しいので、数回会った気がする。


叙々苑を愛するどすこいドクターとのお話。



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