第40話・始動する島開拓
翌日ログインして、鉱山を立ち入り禁止区にする為に行動を始めた。鉱山で多くの鉱石を発掘。ジュエルイーターは復活する事は無いと祈る。復活しても弱体化しているだろう。
鉱山入口は両方コボルトが管理する事になり、集落ともう一つの入り口に簡単な村を作る。
ログインして待っているとマーリンが転移のスクロールを大盤振る舞いして人を連れて来た。
「ついに島に来た」
「よろしくお願いします」
【鋼丸】「なんか見に覚えのある人が島に居るw」
【一服野郎】「くそ羨ましいw」
【レックス】「声かからなかったよ」
【ナイト】「何窓すればいいんだ」
「テッキです。いま島にやってきました。俺らが移住するのは樹海エリアと聖樹エリアです。開拓頑張ります」
「カツ丼初め、料理名ギルドの『お昼のメニュー』です。料理人とファーマ―が多いので、産業頑張ります」
「ミスタースミスじゃ。ドワーフとしてムラサメには負けて居られん。工房は手に入れてるな、儂も手に入れたから盛り上げるぞい」
彼らは良い。紹介されたから分かる。
「なんでいるのユニさん」
「そこに狼がいるからですよ」
フォレストウルフとオーシャンウルフの卵を確保しつつ、ここにも来る『幻獣愛好家クラブ』の会長達。
「聖樹エリアの建物は大きいですよね?ギルドの二つ三つ、賄えると判断しました。いざと成れば外に増築も可能そうですし」
「抜かりないな」
そう呆れながら、俺も参加して人の行き来を終えてロザリオに挨拶してから樹海エリアに向かう。最近、狼の彼らにも子供が増えて、住人が増えた。
「それでまずはどこから手を出せば?」
ここにいるのはほぼ生産職の人だ。まずは開拓に力を入れる。
「まずは聖樹エリアの建物を確認して、どういう風に修理、増築するかを確認。その後は港の方に向かって町を引っ張って来ます」
「真ん中はセーフエリアでは無いですが、開拓は可能ですか?」
「ええ。その辺りを確認してます。セーフエリア以外の開拓はモンスターの妨害がありますが、俺達には女神像があります」
創造の女神像。祈る事で神聖魔法を習得、МP消費でバットステータスの呪いを解除。並び、セーフエリア増築と言う能力を持つ。これで開拓を助ける気でいる。
「真ん中付近にこの像を設置すれば、聖樹エリアと港エリアのセーフエリアを繋げられることは確認済みです。後は開拓をすれば問題なく」
「なるほど」
「開拓する前に、建物の製作や船の作り方が乗っている本を読むと木工が上がるようなので、まずは本を読んでください」
「分かりました」
「読むと言う事は、コボルト達はすでに着任できる段階と見ていいですか?」
「ああ、コボルトは木々の伐採と、道の準備をして進めている」
ユニの言葉に回りもやる気を出して、聖樹エリアにやってくる。最近リーフベアも増えて来て、好きな小物を纏いウロウロしている。
彼らも仕事するらしく本を読んでもらい、仕事の準備をしていた。
「むっはー人がたくさん来たのだ」
「吾輩達が家を建てるぞ。みんなで住むのだ」
「むっはー夢が広がるぞ♪」
こうして作業に入り、時計兎はする事が無くなった。
◇◆◇◆◇
「となれば良いけど、やっぱまずはコボルトのアクセサリー作りだな」
装飾コボルトとムラサメを呼び、集落で作成する。物はもちろん、カーバンクルの輝石である。
「誠心誠意、心を込めて作らせていただきます」
「ああ、材料は思いっきり使え」
そして精霊石だ。シルフの風、リーフベアの樹、クロの火にカーバンクルの長の土と増えている。アクセサリーの装備を圧迫するので、一つにできないか相談。こちらも了承され、成功したらコボルト達のも同じように強化するつもりだ。
聖樹エリアの方に見に行くと、生産職の人達が住めるように働いていた。
「材料はまだ足りるか」
「ええ、とりあえず島の管理人幹部の部屋の確保と、聖樹エリアの門としてここを管理人のギルドホームへと開拓する予定です。それが終わり次第、女神像設置して、そこを中心に建物を建築ですね」
作る建物は宿屋、教会、冒険者ギルドとするつもりだ。いずれ本土からプレイヤーやNPCを招き、開拓地の一つにする予定である。
「浴室があるのは珍しいですね、ゲームだから風呂に入る人はいないですが、欲しがる人は多いんですよ」
「その為にはまず火山エリアの探索か」
明日はクリムゾンコンドル撃破に向かおう。そう決めてから、木をリーフベアの指示の下に伐採する白薔薇に挨拶して色々見て回る。
聖樹エリアの開拓と同時進行で樹海エリアの村作りもしている。住める家などができていて、わんこをモフる者達がいた。
オーシャンウルフ達に明日は戦闘がある事を伝え、選別が始まる。
ユニは調教が高いテイマー、彼女が居ればオーシャンウルフも強化される。もう勝ったも同然だな。
問題があるとすれば火山になにがあるか、ただそれだけが不安の材料である。
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