第3話 魔女の願い
◇
「トゥルース」
百を超える男たちが一気に半数以下に減る。幻術が見破られたのだ。剣や杖を手にした者が宮殿の広間で、たった一人の少女を囲んで睨んでいる。
白い短衣に水色の外套、栗色の長髪、左手には銀のナイフ。
「どうなっているんだ、相手は小娘たった一人だぞ!」
宮廷を守護する衛士がこぞって取り囲んでいるというのに、取り押さえるどころか指一本触れることすら出来ない。ここに至る廊下には多数の者が転がっている。全て同士打ちによる被害だ。
「くそっ、フラム・クーゲル!」
男により火炎弾が構成され、それが少女へ向けられた。三メートル程の高さから一直線に高速で迫る。
「ディフレクション」
右手の人差し指を軽く立てて火炎弾を右へと曲げる。衛士へと目標を変えた魔法は味方を吹き飛ばし大火傷を負わせる。魔力が底をつかないのが不思議でたまらない。今まで何度こうして魔法を使ったのか。
「同時にやるぞ! ブリツシラッグ!」
「ドロックウェレ!」
迸る雷撃と、目に見えない衝撃波が同時に襲い掛かる。
「ベンディングスクリュウズ/バキュームベリア」
今度は左手の銀のナイフを目の前に突き出し、右手は手のひらを真横へ向ける。雷撃がうねって少女を避けて後方へ突き抜ける、また同士討ちだ。
一方で衝撃波は目に見えない壁に衝突して音だけを残し消滅する、栗色の髪が派手に舞い上がった。
「同時詠唱だと!」
マルチチャント。別個の魔法を同時に複数使用するアスガルド大陸には無い技術。
宮廷衛士は国の最高選抜者が占めている。つまりここに居る者達で勝てなければ、誰も彼女に勝てないことを意味している。
「陛下の名を汚すわけにはいかぬぞ! 多少の同士討ちは目を瞑る、一番隊準備! 放て!」
五人の衛士が同時に攻撃魔法を詠唱し、たった一人の少女へと叩き付ける。
炎が、氷が、雷が、風が、光が、一つの防御魔法では防ぎきれないように多種類を選択し一気にぶつける。
「水よ、炎よ、闇よ、風よ」
テンポよくそれぞれに対消滅するような魔法を連続してぶつけた。連続起動魔法、これもアスガルド大陸には存在しない技術。だがたった一つ、雷は消せずに直撃する。
バチバチと弾ける電撃が少女に絡みつく。しかし痙攣して焼け焦げることなく、無傷でその場に立ったままだ。
「れ、連続魔法!」
「雷撃が効かない?」
一体何者なのか、不思議と少女からは攻撃をしてこないのだ。無言で王の間へ一歩、また一歩と進んでいく。
そのような狼藉を許すわけにはいかなかった。宮殿の、王の守護者である全てが掛かっている。
「友人を返して貰いに来ただけと言っているでしょう」
同じ台詞を耳にしたのは何度目だろう。少女が一歩前に出る、男たちが一歩引き下がる。瞳が怒りを抱いている、どうしてこんな強大な力を持った者が子供にそこまで執着するのかが解らない。
「この魔物めが! 神よ、祈りを聞き届け奇跡を授けたまえ、グレンツゥインド・ワンド!」
少女を拒むように輝く壁が広間に現れる。不浄な存在は壁に触れることすら出来ない。
「ふはははは、この神聖壁はアークデーモンですら破ることは出来んものだ!」
上級魔族アークデーモン。人間と世界の覇権を争った魔王、その直属の兵の中でも特に強力な存在を指している。
「ダグラス地方ストラスブールで信仰されている神はマリベリトフター」
壁のすぐ手前にまで歩みよりそう宗教の歴史を説く。
「その通り、我らが信仰を捧げているのはハイリッヒ・マリベリトフター。五百年続く教えだ」
新興宗教などではない、大いなる女神の祝福を受けている。追い詰められていた男たちにようやく余裕が戻って来た。
「ならあたしには無効よ。無駄なことをしないで」
壁に向かい足を踏み出す。光り輝き魔を拒絶するだろうと期待の眼差しで皆がそれを注視する。だが少女はすんなりと壁をすり抜けた。
「ば、馬鹿な!」
信仰を打ち砕かれたかのような表情に少女は呆れながら言った。
「あんたたち、あまり同じことを言わせないでちょうだい」
端から端まで一人ずつ目を見る。男達は睨まれているわけでも無いのに、冷や汗を流して後ずさる。聖なるマリベリトフターとは、ダグラス地方の言葉で聖マリーベルの娘を意味する。
つまりは分派だ。皆には見えないが少女の首には三ツ星の十字架が掛かっていた、それも二重の装飾がされたものが。
「警告よ、これ以上邪魔をするならそれを排除するわ」
目を閉じて溜息をつくとそう言って、銀のナイフを一人の男に向ける。儀式用のナイフでもあり、護身用の一振りでもある。その他には武器らしいものは見えない、つまり少女は魔法使いでしかないのだ。
「マギ・アプサゲン!」
一人の衛士が禁断の魔法を使う。何とこの場の魔法一切を封じたのだ。これを打ち消すことは出来ても、空間への効果に抵抗することは出来ない。
「その手があったか。これで形勢逆転よな、小娘が手間取らせおって!」
手に手に武器を持って少女を包囲する。特に驚くわけでも無く、首を小さく横へ向けて背後を警戒しながら目を細める。
「トール」
そう呟くと何も無い空間から紫の剣が現れる。封印空間で魔法を使ったのかと混乱するが、隠していた剣の魔法が切れたと解釈することにしたらしい。
空いていた右手で剣を取ると、銀のナイフを水平にして腰に戻す。紫の剣は直剣だが刃がついていない。叩いてぶつける両手剣にならばあるような造りでもある。
しかし少女が振るう剣、見たところ質量も大したなさそうだ。当然生身に直撃したら骨ぐらい折れるだろうが、鎧を着ている男達にはあまり効果がなさそうにしか見えない。
「そんな細腕で振るっても無駄だ、諦めて投降するんだ」
余裕の表情で一応勧告を出す。降ったからと許すつもりなどこれっぽっちもないくせに。
「まあね、これじゃあ紙だって切れないわ。叩いたって知れてるわね」
「では降伏して――」
「お断りよ」
折角優しく勧告してやっているというのにあっさりと断ってしまう。衛士はこめかみに血管を浮き上がらせて体を震わせる。
「言ったでしょう、友人を返して貰いにきたって」
「ダグラスの小僧などお前には関係のないことだろう!」
ここはダグラス地方ストラスブール城。トイトブルグ王国にある森に囲まれた街。小さいながらも侯国という体を為しているダグラス、そこの末子であるフォルテ・ダグラスが誘拐された。
別に不思議でも何でもない。王国の衛士だから悪事を働かないわけではない、国に利するならば手段を選ばないことなどよくある。
「関係があるか無いかはあたしが決めることよ」
強気な姿勢を崩さない、これだけの手練れに囲まれているというのに。
「減らず口を。第二隊、掛かれ!」
五人が進み出て包囲を狭める。
魔法とは違い剣技は経験こそがモノを言う。素質というのは当然ある、だが鍛錬に費やした時間は決して裏切らない。
前後から二人が同時に剣を繰り出す。少女は正面の側の剣に自身の紫の剣を軽くすり合わせて体を斜め前に落とす。
「ぎゃぁ!」
激しい電撃が男を襲った。体を痙攣させて床に転がってしまう、口からは泡を吹いている。
「魔法剣か。だがそれなら打ち合わせなければ良いだけ」
受け剣はしない、突きに特化させれば問題ない。仕掛けが解れば対処など幾らでも出来る、またそれだけの訓練を積んできた。
「……解ったわよ、こんなことでアズの意識を疲弊させたくないのよ?」
急に独り言を口にする。気でも触れたかとすら思われてしまう。
「ヴィボルグ」
紫の剣がどこかへ消え去り、代わりに黒い槍が出現した。
「不躾ではありますが、今度はボクが相手です」
少女の口調が急に変わった。黒い槍を構える、先ほどとは違い全く隙が見いだせない。
「何だ、これが同じ者だというのか?」
手練が四人居ても全く打ち込め無い、それどころか急に呼吸が荒くなってくる。気圧されているのだ。
「どうしました、来ないならボクから行きますよ」
言うが早いか少女はすっと重心を流した。自然すぎる動きで男達は目の前で起きていることが認識出来ていない。トス、トスっと軽く右腕を黒い槍で刺されて初めて二人が攻撃されたことに気づく。
達人が急に場所を飛んできたかのような印象を受けるのはこれが原因だ。人間は危険と認識しないものは景色として脳が処理してしまう。つまり能動的に対処することが出来なくなってしまうのだ。
先ほどの失敗を早速忘れたのか剣で残りの二人が切りかかって来る。少女は紙一重で切っ先をかわし槍で一突き、もう一突きして第二隊の全員を下す。
「悪くは無いですが、それではボクに勝つことは出来ませんよ」
突然少女の姿が薄くなって消えた。皆にはそう見えた。残像を残して包囲を抜けると、王の間がある扉の前に立っていた。
「ありがとう、アズ。どうせこの先はあんたたち立ち入り禁止なんでしょ?」
独り言を口にしてから振り返る。宮殿は出入りできる区域が細かく決められているもので、広間に居る奴等は中には入れない。
面目は丸潰れ、だからと追いすがることが出来ずに肩を落とす。重い音をたてて、彫刻や装飾がなされた扉が開かれる。
赤い絨毯が敷かれた中央部。少女は怖じ気付くことなくそのど真中を歩く。左右には複雑な紋様が入った上着に身を包んだ近衛騎士が並んでいた。一番奥には玉座。壮年のストラスブール王が鎮座している。
「これより先、行かせるわけにはゆかぬ」
近衛騎士をまとめる団長が赤い絨毯に踏み入り遮る。鍛え上げられた体躯。意志が宿る眸。皆からの信頼。全てを兼ね備えた存在であるのがすぐに感じられた。
「あたしは友人を返して貰いに来ただけよ」
相手を違えて繰り返す。団長は騎士に視線をやった、隣の部屋から少年が連れてこられる。
茶色い髪をした真面目そうな少年だ。身体を縛られているわけではない、逃げないのは心を縛られているからだ。
「フォルテ、迎えに来たわよ」
しかしフォルテと呼ばれた少年は喋ろうとしない。目が必死に何かを伝えようとしている。発言を禁じられているのだろう。
「で、あんたたちはどうしたいのよ」
付き合ってやると決めたようで巨漢をじっと見る。
「ストラスブール王国近衛騎士団長アインバッハ、貴殿に決闘を申し入れる」
ここまで侵入された恥辱を灌ぐ為には相手を負かすだけでなく、敗北を認めさせなければ足りない。
「私が勝てば跪き陛下に陳謝して頂く」
王の名誉が保たれる。私怨ではない、決闘という行為が正当だと後押しするのも狙っているのだろう。
「じゃああたしが勝ったら?」
「何でも願いを叶えてやろう」
万に一つどころか、百万回繰り返しても零は零のままだと請け合う。
「そう。あたしはフラよ」
名乗りが続くのだろうと少し待ったが「フラだけか?」何も言わないので訊ねた。
「それだけよ。今のあたしはただのフラ、友人を返して貰いに来ただけよ」
アインバッハが長剣を腰からすらりと抜いた。胸の高さにまで柄を持ってくると、切っ先を上に向けて姿勢を正す。
「アインバッハがフラに挑む、宜しいな」
「あたしは騎士じゃないわ。ずるい戦いをするけど、それでも相手として認めるのかしら?」
フラは騎士であったことなどない。騎士になろうとしたこともない。ただ真剣な態度には真剣に接したいとは考えている。
「魔法でも暗器でも使うがよい。私は誓って非難などしない」
潔い回答だ、フラは少し口角をあげると頷いた。
「インスタント・イクイップメント」
フラの体が一瞬輝く。光が消えると彼女は鎧を身に着け頭にはサークレットを載せ、手には剣を持っていた。茶色の剣は淡く赤い光を発する直剣。サークレットは視界を遮らず、装飾のようなもの。
灰色の鎧は細身にピッタリとフィットした、女性用の専用鎧。
「それは……覇者の鎧、神装具か」
防御力が極めて高い比較的有名な伝説の装備だ、欠陥品の。装備者を見て納得する。女性専用の鎧、だというのにあまりに胸の部分が窮屈で装備可能者が少なかった、欠陥品。
「そーゆー邪推はいいから」
何度も指摘されてきただろう内容に男たちは口を閉ざしたままだ。
「ファーヴニル、貰い物よ」
これまた伝説の剣。山を切り裂き、空間を割ると言われた魔装具だ。ドラゴンスレイヤーでもある。国に一つあれば良いとすら言われる伝説の装備を二つも持っている。何者なのか想像がつかない。
「道具に頼るわけかね。だがそれではアインバッハには勝てぬ」
達人は装備を選ばない。木の枝であっても使うもの次第だ。良品を名手が使えば最高の結果を残せる。だが条件はそんな簡単に表すことなど出来ない。
精神力。名手が何を目的として腕をふるうか、これこそが重要なのだ。かたや自らが仕え、全国民が推戴する王の名誉を背負った者。かたや奪われた友人を取り戻す為にやって来た者。
双方退くつもりは無い。どちらかが屈しなければ終ることはない、それが決闘というものだ。
「あたしはいつでも良いわよ。殺すのは惜しいから手加減してあげるわ」
最高の装備を呼び出したくせに手加減とはおかしな話だ。アインバッハはカッと目を見開くと、対魔法殻を構成する。一切の魔法をはねつけるものだ。
「魔法使いが剣で私に手加減とは、口が過ぎる」
「あら、あたしは魔法使いだなんて言ったかしら?」
馬鹿にしているわけではない、最近の記憶を探っているだけだ。
「では魔法戦士かね、それでも変わりはせぬよ」
フラはそうでもないと首を振る。ではなんなのだとアインバッハが問う。
「こう名乗るのは凄く久し振りね。あたしは精霊騎兵よ」
「精霊……騎兵?」
アスガルド大陸には無い概念、遥か東方の島国が守り続けてきた存在。
「さあ掛かってらっしゃい、チャンスは一瞬だけよ」
「いざ参る!」
遠慮も躊躇もない一突き。顔や喉ではなく腹を狙った、かわしづらい場所なのだ。ほんの少しだけ身体を斜めにして、剣を鎧にぶつけさせて滑らせる。
不快な音をたてて切っ先が空を突き刺した。
「ザラマンダーよ、我が敵を撃て、ジニアグリメント・熱波の抱擁!」
火蜥蜴のような何かが空間に形を作りアインバッハへ迫る。
魔法は無効化されるとこれといって気にもかけていなかったが、形ある何かが彼に触れた瞬間炎が巻き上がった。
「な、なに! 何故魔法が!」
絶対無効の魔法殻を無視して効果を発揮した。流石の騎士らも「おおぉ」声を出してしまう。
「言ったでしょう、あたしは精霊騎兵だって。この鎧と剣が威力を弱めてくれているのよ」
延焼する自身の熱に耐えられずにアインバッハが膝をつく。フラが指をパチンと鳴らすと謎の炎が跡形もなく消え去る。全身の火傷、酸欠状態、それでも彼は剣を杖の代わりにして立ち上がった。
「予を失望させるでない」
「はっ、陛下!」
対魔法殻を解いて回復魔法を自身に掛ける。その間フラは動かずに待った。
「騎士ごっこは終わりだ。総員戦闘準備!」
並んでいた騎士らが抜刀してフラを囲む。人質の確保も忘れない。
「インスタント・リリース」
武装が消失し、元の白い短衣と水色の外套に戻る。
「本性を現したわけ。思った通り心躍るクズね」
誘拐するような奴らが信念ある者だと少しでも思った自分を笑ってしまった。所詮人は他人を騙す生き物なのだと思い知らされる。
「褒めてもらって嬉しい限りだ。だが勝てば全て綺麗に収まるものなんだよ、解るよなお嬢ちゃん」
口調までガラリと変わってしまったアインバッハだ、心なしか顔つきも歪んだように見える。
「フラ、もう俺はいいから逃げるんだ!」
心を縛っていた約束が破られでもしたのだろう、ついにフォルテが声を発した。
「ねぇフォルテ、あなたは周りに誰も居なくなっても友人でいてくれるかしら?」
場に似つかわしくない台詞。だがフォルテは迷わなかった。
「俺はこれからもずっとフラの友達だ。俺が果てれば子が、子が無くなれば孫が常に。ダグラスある限りもうフラは独りじゃない!」
「なんのお友達宣言だよ。まあ、あの世でも仲良くやってくれよな」
包囲を狭めて牽制をする。それだけ大事ならフォルテを失うような真似はしないだろうと当て込んで。
「そう。でもまだ子供どころの話じゃないわよね、こんなところで遊んでいたらダメよ」
恐れも困惑も無い。フラは落ち着いた呼吸で全員の位置関係を把握する。
「……十人で囲めば勝てるとでも思ってた?」
「どういう意味だ!」
肩を怒らせて威嚇する。攻めれば数秒で血の海が広がる、そう信じて疑わない。フラは挑戦的な笑みを浮かべる。
「ローズランドの精霊王トールヴァルドよ、我ミラウ・マッケンジーとの盟約を果たせ、ジニアグリメント・雷鳴走駆疾風怒涛!」
眩い光と雷の音が王の間に響く、フラを中心に空気が爆発したような風が起こった。稲妻が部屋の中を一瞬で走り抜ける。包囲していた騎士全員が筋肉を痙攣させてドサッと床に倒れた。
フォルテを見張っていた者も全て、例外は王とフォルテだ。
「…………相手を選んで稲妻が避けた?」
驚きが強く暫く言葉が出なかった。王は起きたことが受け入れられずに固まっている。
「フォルテ、さあ帰りましょう」
「ありがとうフラ」
遮るものは誰一人居ない。悪夢でも見ているのだろう、王は床に視線を落としてしまう。
「あ、そうだ。あたしの願い叶えてくれるのよね――」
彼女が示した願い、それは――孤独であることに苦しめられているフラ、満たされない乾きは永遠の呪い。未だ願いは叶えられていない。
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