第三百五十七夜『人工追放刑・零-pyxis-』
2023/06/06「悪魔」「裏切り」「激しい剣」ジャンルは「童話」
ある時代、ある場所で、あるシステムエンジニアが私刑に
「おい、ふざけるな! これはリンチだ! 私は全人類が利便性や恩恵を受ける、素晴らしい発明をしただけに過ぎない!」
これを聞き、システムエンジニアを私刑にしようとしていた人達は増々
「結構! それではあなたの言い分が正しいか、我々の言い分が正しいか
私刑グループのリーダーらしい人物は満面の笑みで、しかし目は全く笑わずに座った
「どうぞどうぞ、私はこの国に技術革新と利便性をもたらす偉大な発明家だぞ? 現代のプロメテウスと言ってもいい!」
「は、何を言う。お前は多くの人を
裁判はシステムエンジニアが口を
「被告人の発明品は、社会の
「確かに、私の依頼人は正気の
「この様な
「ええ、異論はありません」
「では判決を言い渡します。被告は
あまりに
システムエンジニアは脳病院に監禁されて、頭を抱えていた。
自分は
「この完璧な
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