Case.1 探偵なのに盗むんだゆ ㉑
やま田が一気に駆け出すのと同時に、俺は両手を前に突き出し、下半身に力を入れる。
「ハッ!」
手のひらから運動会で使われる大玉サイズの白玉が生み出され、ずしん、と重量感ある音を
ヨーグルは手に持っていた
「やま田様、行きましたぞ!」
「がってんしょうちのすけ、ゆ!」
助走をつけていたやま田は高く飛び上がり、巨大白玉群がちょうど最高到達点に達したくらいのところのすぐ下までくると、左腕を振り上げる。
すると、白玉は次々とオレンジ色の火花を飛び散らせ、一気に赤く燃え上がる。
「ヤドカリ怪獣、ケセラセラ!
やま田がいつもの口上を述べた。
俺とヨーグルも、お約束の決まり文句を続ける。
「創造と!」
「
「
やま田が高々と
すまん。
俺は次々と白玉を浴び、いかにも
どう考えても、オーバーキルである。
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