Case.1 探偵なのに盗むんだゆ ⑧
宇宙人とはいえ、生きとし生けるものである以上、等しくエネルギーは必要だ。
特に二足歩行型で
といっても、基本的には俺と同じで、普通に
の、だが。
それだとどうしても彼女の属する種族である、やま田族(地球言語ではうまく発音出来ないので
「どうしても欲しいのか」
「うん、いっぱい欲しいゆ」
俺を見上げるコスモブルーの美しい瞳は、どことなく
もしくは、これから最高の
「濃くて白いの出してほしいゆ!」
「……分かったよ。ヨーグルさん、準備は」
「は。整えております」
右を見ると、ヨーグルさんが既にセッティングを終えていた。
野外で日本の伝統的なお茶会である、いわゆる「
俺はやま田の小さな手を引くと、
時は満ちたのだ。
「早くするゆ」
「分かってるよ」
――なんでなんだろうな。
俺は下半身の一点に力を集中させながら、平凡な高校生とはひとつだけ違う、俺の『
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