第6話スキル鑑定

 第三話の続きになります。

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 うん。叫んだらスッキリした。

 よし、気持ちを切り替えて行こう!。

 ・・・そういえば、近くに湖があったな。

 自由の顔がどうなっているのか気になるな。

湖がある方へと移動しようとした時俺は思った。

 俺ちゃんと動けるのか?。

 ヘビなので当然手足は無い。

 胴体を使って動くしかない。

 俺は前世で見たヘビの動きを思い出して、実践してみた。


 「よし!。」


 思ったよりも普通に動くことが出来た。

 湖に着き水に映っている自分の顔を見た。

 顔は、テレビで見たことがあったドラゴンスネークのような顔だった。

 そして目も体と同じ色の真っ黒だった。

 黒曜石のような、黒い瞳をしていた。

 

 「うわぁ〜俺全身真っ黒黒すけじゃん。」


 こんなにも黒いヘビ地球にもいるのかな?

  

 「さて、あとは。」


 自由の姿や顔は分かった。

 あと俺が知らなきゃいけないのはのは・・・。

 俺のスキルだな!。

 異世界転生したんだしスキルの1つや2つ多分持ってるでしょ。

 ・・・多分。

 それでは、異世界ものの定番であるあの言葉を言おう。

  

 俺は息を吸った。

 すぅーーう。

 そして力強く言う。


 「ステータスオープン!。」


 ピコン!。


 俺の目の前にパソコン画面のような物が出てきた。


 「おぉー!。」

 

 やった出てきた。

 これで出てこなかったら第三者視点からは、ただの痛い奴だと俺は思われるところだった。

 出て来て良かったー。

 これがかの有名なステータス画面か!。

 

 「えぇーっと。」


 ステータス画面には、こう書かれていた。 

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種族:ブラックスネーク

Lv:1/20

H P:20/20

MP:40/40

攻撃力:15

防御力:22

魔攻撃:15

素早さ:25

ランク:E+


属性スキル:

【炎属性Lv1】【水属性Lv1】【風属性Lv1】 

【土属性Lv1】【雷属性Lv1】【闇属性Lv1】

耐性スキル:

【闇耐性Lv1】【炎耐性Lv1】【水耐性Lv1】

【風耐性Lv1】【土耐性Lv1】【雷耐性Lv1】

【物理耐性Lv1】 

スキル:

【毒牙Lv1】【鑑定Lv1】


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 「えっ⁉。」


 いや、生まれたばっかなのにスキル多くない⁉。

 属性と耐性のスキルやばくない!。

 しかも、あの異世界でのレアスキル鑑定まであるし!。

 俺・・・めっちゃ運良くない!。

 ヘビに転生して最初は落ち込んだけど、これは上がる!。

 鑑定があれば、危険を回避出来そうだ。

 そうだ!。

 俺がなった種族を鑑定してみよう。


 「鑑定ブラックスネーク。」


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鑑定結果。

ブラックスネーク。

この世界セイスクルールで初めて生まれた変異主の魔物。

そして新たな属性を持つ魔物。

 

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 「・・・・えっ・・・・・・・・・。」

 

 俺は鑑定結果を見て瞬きを何回もした。

 そして目をそらした。

 うーん・・・見間違いかな?。

 俺はもう一度鑑定結果を見た。


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鑑定結果。

ブラックスネーク。

この世界セイスクルールで初めて生まれた変異主の魔物。

そして新たな属性を持つ魔物。

 

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 うん・・・見間違えてはいないな。

 ・・・・。

 俺は大きく息を吸う。

 すぅーーーーーーーーーーーう。

 そして叫ぶ。

 「世界初の変異主ってなんだよぉーーーーーーーーーー!。」


 

 

 


 

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