第5話魔法の属性。人類、魔物。

 セイスクルール。

 この世界には魔法の源である魔素と6つの属性が存在する。

 火、水、風、土、雷、白、この6つが存在している。

 属性の強さはこのようになっている。



        水

     ↗     ↘ 

    風   白   炎

     ↖     ↙

      雷 ← 土



 水は、燃え盛る炎を消す。

 炎は、どんな頑丈な土でも溶かす。

 土は、雷を受け流す。

 雷は、風を関電さえる。

 風は、水を吹き飛ばす。

 白は、癒しと力を与える。

 属性の特性はこのようになっている。

 この星で生まれた全ての生き物は誕生時、その身に属性を宿して生まれる。

 そして属性を身に宿した生き物は、体のどこかにその属性の色が現れる。

 水は青色、炎は赤色、土は茶色、雷は金色、風は緑色、白は白銀色となっている。

 そして色が濃い程生まれ持つ魔力量(MP)が多い。

 これは人類と魔物、どちらも共通である。

 人類と魔物のどこに色が現れるのか?。


 人類は、髪と目にその人が持つ属性の色になる。

 ほとんどの者が生まれ持つ属性は1つだ。

 だが、稀に1つ以上の属性を持って生まれてくることがある。


 例:髪色青、両目金色これが2つの属性を持つ者。

   髪色金色、右目青、左目緑これが3つの属性を持つ者。


 生まれ持つ属性は最大3つとなっている。

 2つの属性を持つ者は、50年に一人いるか。

 3つの属性を持つ者は、100年に一人いるかだ。

 属性を多数持つ者は本当に稀で、多属性持ちが生まれたらその子の誕生を祝うパーティーが開かれたりする。

 そして生まれたその国で、最高の戦闘や勉強の教育が約束されている。



 魔物は、体に生まれ持った属性が現れる。

 その為、魔物は1つの属性しか持つことが出来ない。

 だが、魔物には特別なスキルがある。

 それは、耐性スキルだ。

 魔物は生まれた時に自分の身に宿る属性の耐性を持つ。


 例:体赤色、属性炎、耐性スキル:炎耐性。


 そして生まれた後も属性以外の様々な耐性スキルを得られる。


 例:殴られたられ、その傷跡が回復すると打撃耐性を得る。


 魔物はレベルが上がった時回復する。

 そして人類は耐性スキルを持つ魔物を武器や防具の材料にすることで耐性を得る。

 魔物で魔法を使えるのはある程度の知恵を持つものしか使うことが出来ない。

 その為大体の魔物は魔法が使えない。

 低ランクの魔物程知恵を持つ者はいない。


 例:ゴブリン。

   スライムなど皆無である。




 そんな、身に現れる色によって使える属性や属性の耐性スキルが決まる世界。

 我らが主人公石田龍之介がヘビに転生し、体に現れた色は・・・黒。

 この世界には存在しない属性の色。

 セイスクルール初生まれ持った色・・・。

 黒・・・・何の属性なのか?

 何故・・・・黒い体で生まれたのか?。



 絵具やクレヨン等では、いろんな色が混ざり合うと・・・黒になる。



 龍之介の体に現れた黒が何を意味するのかそれは、・・・これからの物語で明らかになっていく。

 

 





 










 

     

       

 

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